OBOGの方々からの声

秋山研究会を卒業し、現在様々な分野で活躍されている秋山研究会卒業生の声を集めました。

証券

 計量経済や経済学を学ぶだけでなく、分析をするにあたっての基礎を習得出来たのが良かったです。具体的には物事の観察の仕方、データで考える癖など、実務においても非常に役に立っています。

保険

 2年間の活動に注力することで、経済知識やパソコンスキルはもちろん、論理的に考える力や伝える力、さらには目標を意識した計画性など社会人に不可欠な能力が自然と身につきました。

都市銀行

 三田祭論文などを通し仕事の進め方を学べたと考えています。また、併せて得た考える力や知識も役立っていると思います。PCスキルも、高い水準まで学ばさせて頂いたと感じています。

大手通信

 分からないことは「何でも聞いて」「自分から学びにいく姿勢」が身につきました。また、先生やゼミの仲間からの時には厳しいフィードバックを得ながら、それでもより良いものを目指し、完成させる実体験は社会に出て非常に役に立っています。さらには、パワーポイント作成能力がかなり身につきました。(意外と周りと差をつけられます!)

金融系システム

 研究会での活動では、執筆する論文の内容を読む人に納得してもらうために、「伝えたい内容が適切な根拠をもって論理立てて伝えられているかどうか」を常に意識して議論し、改善していました。研究会活動を通じて物事を根拠立てて説明する習慣を持てたことは、仕事の中でも上司に納得してもらえる説明や報告等を考える上で役に立っていると思います。

研究機関

 三田祭に向けてゼミ生全員で一本の論文を書いたことはとても良い経験でした。

飲料メーカー

 個人的には、大学生活最後の2年間、仲間でしっかり苦労して今後の糧にしたいと思っていたので、秋山先生のゼミでの活動はとても充実していたと感じています。部活と同様ですが、苦労して何かを一緒に成し遂げた仲間は、ずっと続く仲間になると思っていますし、実際に今もゼミ同期とは非常に仲が良いです。統計学・経済学の知識だけでなく、今後の人生において大切なものを学べたと思っています。
 仲間で一つのものを作り上げていく経験、その進め方。これは仕事でも同じで大きな財産になっています。また、統計学という学問の考え方自体も、今社内ではそれぞれ個人の感覚で物事を進めたがる人が割と多いのですが(もちろんそれも非常に大事なことですが)、その根拠は、可能性は、と突き詰めて考えていく良い癖が付いたのは秋山先生のゼミのおかげです。

システム・ソフトウェア

 秋山研究会に入って良かったところは、 1.就職活動が順調なことが多い 秋山研究会所属だから特別内定がもらえる、というわけではなく、結果的に上手くいくということです。まず、OBOG訪問が非常にしやすいです。自分の就活時は断られたりすることはなく、会って頂いた諸先輩には親身に相談に乗って頂けました。(連絡が取れる方が多く、業界も色々な業界の方がいます。)また、ゼミでの三田祭論文作成は頑張った実績として面接時などのアピールで話を組み立てやすかったです。自分はゼミに入るまで部活や学業で特筆すべき実績を出したことがなかったので、面接ではゼミの話をメインにしてました。さらに、ゼミでは発表やディスカッションの機会が多くあるので、選考におけるグループディスカッションや面接など落ち着いて対応出来ました。 2.社会に出て使える統計学を学べる ゼミで学習する統計学は仕事や実生活に非常に役立つツールです。仕事においては、顧客への説明、社内稟議で決済を得る、新規事業の戦略立案、など様々な場面で効果を発揮します。実生活においても、お得な賃貸物件を探す際や生命保険に入るかどうかの検討など考え方の基礎として使えます。 3.卒業した後もゼミの繋がりがある 同じ学部の友人に「ゼミのOBOG会に行く」「ゼミの発表を見に三田祭に行く」と話すとたいてい「まだ繋がりあるの?」と驚かれます。秋山研究会は卒業後もゼミ員同士の繋がりが強いゼミだと思います。期が5つ以上離れた先輩や後輩と例えばゴルフなどのスポーツをしに行ったこともありますし、同期同士では定期的に飲みに行ったりしています。ゼミでの活動を通して、生涯の付き合いとなる友人が更に増えました。 以上が自身が感じる秋山研究会に入って良かったと思うポイントです。このページを見て頂いている方は、ゼミを検討されている学部生の方や大学選びをされている高校生や予備校生の方だと思います。慶應義塾大学の経済学部は魅力的なゼミが多くありますが、秋山研究会はどこのゼミにも負けない素晴らしい経験が出来ます。ぜひ、三田祭の論文発表や入ゼミ説明会で秋山研究会の魅力に触れて頂ければと思います。。

保険

 個性的でありつつも研究会の活動に対して実直に取り組む姿勢も持ち合わせた素晴らしいゼミ生仲間とともに過ごした2年間は大変思い出深いものです。特に三田祭論文の執筆については、しんどい中でも皆で協力し役割・責任を分担しながら一つの大きなテーマに取り組みます。自分一人の力では到底実現することができない課題を成し遂げていく組織の力を身をもって体現することができました。また組織で取り組む三田祭論文に加え、個人あるいは少人数で取り組むことで自身のアイディアを表現しやすい懸賞論文への執筆・投稿活動もあり、勉学に励みつつもバランス良く社会でも通用する経験を積むことができると思います。
 社会に出て研究会で学んだ知識そのものが直接役立つことはそれほど多くはないものの、確実に効果はあります。マクロでの経済動向を的確に理解できる能力は、少なくとも私のような金融機関においては営業の現場から経営・事業戦略の理解や立案・検討に至るまで幅広く活用できます。ただ研究会で学んだことで最も卒業後に役立つことは、知識そのものではなく、研究会活動で経験した困難な課題へ取り組む姿勢です。例えば論文執筆時に当たり前のように行う仮説設定とそれを論理的に検証していく手法は、多くの仕事、とりわけ、組織として未開拓な新しい事業領域に進出していく際に活用できます。また仕事は大きくなればなるほど個人の力のみで遂行することが難しくなる一方、自身もある特定の分野については能力や専門性を発揮できなければ組織に付加価値をもたらすことができません(よく私の周りではこのような人材をT字型の人材と呼んでいます)。その際には三田祭論文のように、自分自身の担当(専門)領域については責任を持って知識・能力を磨いて対応しつつも、担当(専門)外の領域についてもある程度の知識を持ち、かつ他人から謙虚に学ぶ意識で周囲に動いてもらうことで仕事を前に進める必要が出てきます(私の周りではギブアンドテイクなどど言います)。自身の場合、会社の一大案件となった米国企業の買収とその後の統合実務に携わる中でこれらの経験を学生時代に積んだメリットを強く感じました。

システム

 私は統計学の実践的な知識を身に着けたいと考え、秋山ゼミに入りました。そして三田祭論文・卒業論文の執筆やコンテストを通じて実際のデータを扱い、多くの分析や考察を行ってきたことで、この目的は果たすことができたと思っています。近年ではデータを扱うことの重要性が特に増しており、統計的な考え方は必ず役に立っていくと思います。 また、当初の目的に加えてさらに多くの事を学ぶことができました。三田祭論文ではゼミ生全員で1つの論文を執筆します。そのためには三田祭までに完成させるためのスケジュール管理、チームで効率的に作業を進めるためのチームマネジメント、各チーム間の連携等が必要です。またオフィスアワーに伺った際には、先生に的確に質問することや、いただいたフィードバックを吸収して、さらに完成度を高めることが求められます。これらはどんなフィールドであれ、社会に出て仕事を進める上で必須なことだと思っています。そのような経験を積めたことはとても大きかったと、社会人になり改めて感じています。そして最後に、これらをやり遂げたゼミ生とは一生のつながりとなります。