日本福祉のまちづくり学会 情報・コミュニケーション特別研究委員会 ホームページ
2016年8月19日更新
委員長:須田 裕之(筑波技術大学)
管理者:中野 泰志(慶應義塾大学)
【はじめに】
このホームページでは、日本福祉のまちづくり学会に設置されている特別研究委員会の1つである「情報・コミュニケーション特別研究委員会」の活動を紹介する。「情報・コミュニケーション特別研究委員会」は2013年度からスタートした新しい特別研究委員会で、現在、11名の委員で活動している。以下、活動の目的、内容等を示す。
【活動目的】
ハード面と比較すると取り組みが遅れている情報・コミュニケーション環境の整備について、困難を感じている当事者のニーズ調査等に基づいて提言を行う。
【活動内容】
平成23年3月31日に告示された「移動等円滑化の促進に関する基本方針の改正」では、「適切な情報提供」や「職員等の教育訓練」が明記され、情報・コミュニケーション環境の整備の大切さについての認識が向上した。しかし、整備すべき内容や事業者等への働きかけについては、まだ、十分とは言えない状況である。そこで、本委員会では、まちづくりにおいて、情報・コミュニケーション環境をどのように整備すべきかに関して、まず、様々な当事者の声を収集する。また、障害当事者団体等を対象としたニーズ調査、事例収集等を行いながら、具体的な環境整備について議論するための公開シンポジウムを開催する。シンポジウムでは、ニーズの異なる当事者間の合意形成の在り方についても議論を行いつつ、情報・コミュニケーション環境整備に関する理解・啓発活動を展開する。そして、移動等円滑化基準の改定等に資することを目指す。
【2016年度活動計画】
【2015年度活動計画】
【2014年度に実施した活動】
【2013年度に実施した活動】
- 第1回公開シンポジウム「視覚障害当事者が望む災害時に必要な支援に関するシンポジウム」(57名にご参加いただき、無事、終了しました)
- 日時:2013年9月27日(金) 18時〜19時30分
- 場所:慶應義塾大学日吉キャンパス・来往舎1階・シンポジウムスペース
- 報告1「東日本大震災時、視覚障害者はどこで何をし、どんな支援を必要としていたか?」 中野 泰志(慶應義塾大学・自然科学研究教育センター)
- 報告2「防災・減災に向けて視覚障害当事者の思いを探る」 神崎 好喜(視覚障害者支援センター・ピアプレース)
- 報告3「視覚障害者のための非常時における測位情報を利用した支援システム」 小荷田 成尭(慶應義塾大学大学院・システムデザイン・マネジメント科)
- 第2回公開シンポジウム「まちづくりにおける情報・コミュニケーションシンポジウム」
- 日時:日時:2013年11月9日(土) 13時30分〜16時10分
- 場所:慶應義塾大学日吉キャンパス・独立館DB201教室
- 報告1:社会福祉法人日本盲人会連合(登壇者:鈴木 孝幸)
- 報告2:一般財団法人全日本ろうあ連盟(登壇者:黒崎 信幸)
- 報告3:一般社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会(登壇者:川井 節夫)
- 報告4:社会福祉法人全国盲ろう者協会(登壇者:庵 悟)
- 指定討論:中野 泰志(情報・コミュニケーション特別研究委員会委員長)
委員(50音順)
- 内野 大介(神奈川県総合リハビリテーションセンター)
- 押見 敏昭(NPO法人ことばの道案内)
- 金澤 真理(日本網膜色素変性症協会)
- 坂本 洋一(株式会社ピュアスピリッツ)
- 末田 靖則(神奈川県総合リハビリテーションセンター)
- 須田 裕之(筑波技術大学、2015年度委員長)
- 高木 憲司(和洋女子大学)
- 寺島 薫 (アークポイント)
- 中野 泰志(慶應義塾大学)
- 平山 清美(アークポイント)
- 古矢 利夫(NPO法人ことばの道案内)
- 水野 映子(第一生命経済研究所)
- 矢部 健三(神奈川県総合リハビリテーションセンター)
- 吉本 浩二(富士通株式会社)
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