【日本の経済思想史家シリーズ】

(6)貝原益軒(かいばら えきけん 1630-1714)

 筑前国福岡に生まれた。医学や数学などの自然学に親しみ、さらに朱子学を中心とする儒学をも修めた。観念的な議論を嫌い、経験や観察を重んじて、博物学の分野で業績を残した。また、福岡の黒田家に仕え、藩政に対する建言を行ったこともある。経済に関しては、士農工商各々の役割と職分を説いた。著作は、『大和本草』『養生訓』『慎思録』『大疑録』など。

(肖像は『人物日本の歴史 13』(小学館, 1993)より)

(1)熊沢蕃山(2)田中休愚(3)広瀬淡窓(4)山鹿素行(5)二宮尊徳


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