第14回 拡大教科書の在り方に関する公開シンポジウム
2019年4月1日から施行される学校教育法等の一部を改正する法律(平成30年法律第39号)等により、学習者用デジタル教科書が制度化され、特別支援教育においては、全ての教育課程で、紙の教科書に代えて使用できるようになります。そのため、デジタル教科書に関する関心が急速に高くなってきています。
我々は、弱視児童生徒にとって学びやすい環境を整えるために、ボランティアや教科書発行者の皆さんと一緒に、より使いやすい拡大教科書の作成や普及に関する活動を行ってきました。そして、拡大教科書の問題点だと言われている可搬性・操作性を向上させるために、文部科学省初等中等教育局教科書課委託研究事業「特別支援学校(視覚障害等)高等部における教科書デジタルデータ活用に関する調査研究」を受託し、教科書のデジタル化にも取り組んできました。また、デジタル教科書をより使いやすくするために、文部科学省初等中等教育局特別支援教育課委託開発事業「学習上の支援機器等教材開発支援事業」を受託し、教科書・教材等閲覧アプリ「UDブラウザ」の開発研究等を実施してきました。
現在、各地域の視覚支援学校(盲学校)をハブとして、地域の学校に在籍している児童生徒にも、「PDF版拡大図書(教科書)」の提供を行っています。本シンポジウムでは、「デジタル教科書の最新動向とPDF版拡大図書(教科書)」に関する情報提供を行った上で、これまで私達が取り組んできた研究成果について、研究協力校でこれらのシステムを活用してくださっている先生方に実践報告をしていただきます。また、最後に、広島大学の氏間先生に、今年度、実施された「視覚障害高校生のための高大連携プログラム報告」をしていただきます。
日時:2019年2月2日(土) 11時00分〜16時30分
場所:慶應義塾大学日吉キャンパス 第8校舎1階 812教室
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プログラム(敬称略) プログラムのダウンロード
- 10時45分 開場
- 11時00分〜11時05分 開会挨拶
- 11時05分〜11時25分 「デジタル教科書の最新動向とPDF版拡大図書(教科書)」中野 泰志(慶應義塾大学)
- 11時25分〜12時35分 実践報告1
- 11時25分〜11時35分 横浜市立盲特別支援学校(吾妻 奈津希)
- 11時35分〜11時45分 愛知県立名古屋盲学校(鳥居 信吾)
- 11時45分〜11時55分 神戸市立盲学校(大前 洋介)
- 11時55分〜12時05分 長野県松本盲学校(高籏 美華)
- 12時05分〜12時15分 大分県立盲学校(高椋 規照)
- 12時15分〜12時35分 質疑応答
- 12時35分〜13時35分 昼食休憩
- 昼食は各自ご用意ください。
- 会場周辺には食堂等が多数、ございます。また、学内には学生食堂やコンビニもございます。
- 持ち込んだお弁当等を会場内でお召し上がりいただいても構いません。
- 13時35分〜16時05分 実践報告2
- 13時35分〜13時55分 岐阜県立岐阜盲学校(田邉 安伸)
- 13時55分〜14時15分 兵庫県立視覚特別支援学校(赤井 祐亮)
- 14時15分〜14時35分 山形県立山形盲学校(佐藤 尚生)
- 14時35分〜14時45分 休憩
- 14時45分〜15時05分 北海道札幌視覚支援学校(竹達 典子)
- 15時05分〜15時25分 大阪府立大阪南視覚支援学校(小川 豊太)
- 15時25分〜15時45分 福井県立盲学校(三上 信雄)
- 15時45分〜16時05分 質疑応答
- 16時05分〜16時25分 「視覚障害高校生のための高大連携プログラム報告」広島大学(氏間 和仁)
- 16時25分〜16時30分 閉会挨拶
参加申込
- 定員は100名です。入場は無料です。
- 参加を希望される方は、「慶應義塾大学・中野泰志研究室」宛に、「第14回拡大教科書シンポ参加希望」とお書きの上、メール(info-nakano-group@keio.jp)もしくはファックス(045-566-1374)でお申し込みください。なお、定員に達した場合には、お断りさせていただく場合がありますので、ご了承ください。日吉駅からの誘導が必要な方は、参加申込の際にお問い合わせください。
その他
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