「対テロ戦争」の最前線を知るために

延近 充
2001年の9.11「同時多発テロ」― 米軍主導の多国籍軍によるアフガニスタン攻撃から7年,2003年の米英軍のイラク攻撃開始から5年半,ブッシュ政権の当初の目論見を超えてアフガニスタン戦争とイラク戦争は長期化・泥沼化しつつある。
ブッシュ政権が提唱した「対テロ戦争」の最前線の1つ,イラクで何が起こっているのか,さらに,「対テロ戦争」だけでなく,第2次大戦後,世界各地で戦争をし続けるアメリカ社会で何が起こっているのか,を知るための手がかりとなる2作の映画が2008年に相次いで公開された。
『アメリカばんざい― crazy as usual』『リダクテッド―真実の価値』である。
「対テロ戦争」と日本は,今までも,そしてこれからも決して無関係ではない。第2次大戦後の日本の政治・経済・社会のあり方,21世紀における日本の針路を考えるうえでも,「対テロ戦争」の最前線の状況を知ることは重要である。2つの映画とも一般公開される前に見る機会を得たので,感想を記しておく。
アメリカはなぜ戦争をし続けるのか?― ドキュメンタリー映画「アメリカばんざい ― crazy as usual ― 」を見て(2008.7.2)
無知は免罪符とはならない― 映画「リダクテッド 真実の価値」を見て(2008.10.12)

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