「イラク戦争」関連年表 2004年5月

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主な出来事

  1. イラク各地で駐留軍,イラク警察・治安部隊と武装グループとの戦闘や爆弾攻撃などが継続。
  2. イラク人虐待・拷問事件がジュネーブ条約違反として国際問題化。
  3. 外国人拉致・殺害事件続く。
  4. 米軍がナジャフおよび周辺地域でサドル師やその民兵組織マフディ軍団への攻勢を強める。
  5. 米軍が結婚式場を誤爆,40人以上死亡。
  6. 日本人ジャーナリスト2人が銃撃を受け死亡。
  7. パレスチナ自治区のユダヤ人入植地へのパレスチナ武装組織の攻撃とイスラエル軍による大規模な報復攻撃の連鎖が深刻化。
  8. イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザのラファ難民キャンプで過激派の攻撃封じを名目に難民住宅150棟以上を破壊。

【イラクおよび周辺地図】 【用語集(人名・地名・組織名等】 【イラク戦争関連兵器】

月日 イラク軍事情勢 イラク政治情勢 日本の対応 アメリカの対応 その他の国,
国際機関の対応
イラク周辺国情勢
5.1 ファルージャの戦闘沈静化,米海兵隊指揮下のイラク人部隊が市内をパトロール。(2)
ファルージャ南部から米海兵隊700人が撤退。(2)
4月に戦闘行為に関連して死亡したイラク人は1362人,同月の米兵死者138人のほぼ10倍,AP通信の集計(3)
ティクリートで4月30日に爆弾攻撃で負傷した米兵1人死亡。(D)
モスルで米軍車両への爆弾攻撃により米兵1人死亡。(D)
アルジャジーラが,イタリア人警備員3人拉致の犯人とみられるグループからの「イタリアで反政府デモが行なわれたことを評価し3人を傷つけない」とする声明を報道。(2) 1日付の英大衆紙デイリー・ミラーがイラク駐留英軍の一部兵士がイラク人捕虜を拷問した現場シーンを掲載(13日に写真が捏造だったことが判明)。(3)(7) サウジアラビア紅海沿岸ヤンブー市内で武装集団が米国の石油関連企業などが入居するビルなどに銃撃,米国人ら6人死亡,サウジ人1人死亡,数十人負傷。(2)(BBC)
5.2 (現地1日)アマラで米軍の車列へのマフディ軍団によるロケット弾攻撃,米兵2人死亡。(2)(3)(D)
アマラでマフディ軍団と英軍の交戦,英兵6人負傷,イラク人3人死亡。(2)(3)
バグダッドで米軍車列に爆弾攻撃,米兵2人と国家警備隊員2人死亡。(2)(3)(D)
キルクーク近郊の連合軍基地を武装勢力が爆弾攻撃と銃撃,米兵1人死亡,10人負傷。(2)(3)(D)
ラマディの米軍基地に迫撃砲弾着弾,米兵6人死亡,30人負傷。(2)(3)(D)
暫定政府の首相候補にシーア派浮上。(2)
武装集団の人質となっていた米国人が自力で脱出,ティクリート付近で保護。(2)(3)
マイヤーズ統合参謀本部議長がABCテレビなどに出演し,イラク人虐待問題で「組織的な虐待の証拠はない」と述べ,組織的な関与を否定。(2) パレスチナ自治区ガザ南部のユダヤ人入植地近くで入植者の車が銃撃を受け,母親と子供4人の計5人死亡,イスラム聖戦が実行声明。(2)
ヨルダン川西岸パレスチナ自治区ナブルスでイスラエル軍の武装ヘリが走行中の車にミサイルを発射,アルアクサ殉教者団の地元幹部ら4人死亡。(2)
5.3 ナジャフの米軍基地に迫撃砲攻撃,米軍とマフディ軍団との交戦で,イラク人2人死亡,15人負傷。(2)(3)
バグダッドで米軍への銃撃,米兵1人死亡,2人負傷(8日に1人死亡)。(2)(3)(D)
アンバル州で敵対勢力の攻撃により米海兵隊員1人死亡。(D)
バラドで米軍車両が水路に転落,米兵4人死亡,原因調査中。(D)
イラク人主体の治安部隊の司令官として,新たに旧フセイン政権の情報将校だったムハンマド・ラティフ氏が就任。(2) アブグレイブ刑務所捕虜虐待事件に関連して将校ら6人を懲戒処分,1人を訓告処分。(2)(3) オーストラリア国防相が新イラク軍の訓練にあたるため,計53人を追加派兵したと発表。(2) トルコで爆破テロ計画容疑によりアルカイダ関連の過激派24人逮捕。(2)
 
5.4 サマワ中心部の商店街で爆発,死傷者はなし。(2)
ディワニヤで米軍と武装勢力の交戦,米兵3人,イラク人14人死亡。(2)
ラムズフェルド防長官はイラク駐留米軍の規模について,少なくとも05年末までの間最大で約13万8000人態勢を維持することを発表。(2)(3) スペイン外相が,国連安保理決議で多国籍軍のイラク派遣が決まった場合でも,米国が治安維持の主導権を握る限り,部隊は再派遣しないという方針を示す。 (2)
5.5 カルバラで米軍と武装勢力の交戦,米兵1人とイラク人10人死亡。(2)(D)
クーファでの戦闘でイラク人5人死亡。(2)
バグダッドで米軍車列にIED攻撃,米兵2人死亡,
#米兵の応戦・発砲でイラク人10人死亡。(2)(3)(D)
アンバル州のユーフラテス川で米海兵隊員1人の死体発見,原因調査中。(D)
シーア派の指導者グループがサドル師に対し,ナジャフなどから民兵組織を撤退させるよう要求。(3) ブッシュ大統領,議会にイラク経費など250億ドルの追加支出要請。(2)(3)
ノルウェー首相,イラク派遣部隊の撤兵表明。(2)
5.6 米軍が戦車・装甲車などでナジャフ市内に侵攻し州知事庁舎奪回,マフディ軍団との交戦でイラク人約40人死亡 。(2)(3)
バグダッドのCPA本部ゲート前で自動車爆弾による自爆攻撃,米兵1人とイラク人5人死亡,米兵2人を含む25人負傷。(2)(3)(D)
米軍がカルバラに侵攻しマフディ軍団と交戦,サドル師の事務所を破壊。(2)(3)
アンバル州で米海兵隊員1人の死体発見,原因調査中。(D)
ブラヒミ国連事務総長特別顧問らがバグダッド入りし,暫定政府の閣僚人選本格化 。(2)(3) イラク人虐待問題でブッシュ大統領が初めて謝罪,ヨルダンのアブドラ国王との共同記者会見。(2)(3)
5.7 #ナジャフで米軍とマフディ軍団武装勢力が断続的に交戦,米軍攻撃により子供や民兵18人死亡 。(2)
バビル州ラティフィヤで武装集団がポーランドのテレビ局記者ら2人を射殺。(2)(3)
カルバラで駐留米軍とマフディ軍団との戦闘,イラク人8人死亡,15人負傷。(3)
赤十字国際委員会(ICRC)は,イラク人の虐待問題についての報告書で,発砲で7人殺害されたこと,虐待が広範囲に行なわれ拷問に近いものもあったと結論づけ,虐待が連合軍によって認められた行為だった可能性を指摘,この報告書は今年2月にブッシュ政権に送付済み。(2)(3)
5.8 モスルで連合軍基地に迫撃砲攻撃,米兵1人死亡。(3)(D)
サーマッラで西部で爆弾攻撃により米兵1人死亡。(D)
バスラでマフディ軍団数百人が英軍拠点に一斉攻撃,民兵2人死亡。(2)
アマラで英軍とマフディ軍団が交戦,民兵4人死亡。(2)
イラク南部ファオ半島の石油パイプラインが爆破され炎上。(2)(3)
バグダッドで,イスラム宗教組織と政党,人権団体などが集まった「イラク再建国民会議」が開かれ,イスラム教スンニ派とシーア派の「統一イスラム宗教者協会」の結成を発表。(2)
4月9日以来行方不明の米民間人の死体発見。(3)(7)
陸上自衛隊イラク派遣の交代要員として編成された第2次派遣部隊の約140人が航空自衛隊千歳基地から政府専用機で経由地のクウェートに向けて出発。(2)(3) アブグレイブ刑務所のイラク人虐待事件で告発された米兵とその家族らが虐待行為は「上官らに命じられ捕虜に供述させるためだった」などと反論。(2)(3) アフガニスタンで敵対勢力の攻撃により米兵1人死亡。(D)
5.9 バグダッド南部の市場で爆弾が爆発,イラク人7人死亡。(2)
サドル・シティなどで米軍がマフディ軍団19人を殺害。(2)(3)
アマラで英軍とマフディ軍団の交戦,民間人4人死亡,5人負傷。(2)
クーファで米軍がマフディ軍団拠点のモスク付近に数台の戦車などで侵攻し銃撃戦,イラク人4人死亡,子ども4人を含む12人負傷。(2)(3)
カルバラで米軍とマフディ軍団の戦闘,イラク人2人死亡。(2)
イラク駐留米軍のキミット准将がバグダッドで記者会見し,アブグレイブ刑務所でイラク人虐待事件に関与したとされる米兵を軍法会議にかけると表明。(2) ブレア英首相,英軍兵士によるイラク人虐待を認め謝罪,組織的関与は否定。(2)(3)
スイス,イラク人虐待で米英に国際法順守を要求 。(2)
パレスチナ自治区ガザ中部でパレスチナ過激派に殺害されたイスラエル人入植者一家の追悼集会に向かって銃撃,イスラエル軍が応戦し武装したパレスチナ人2人殺害。(2)
5.10 バグダッドのサドル・シティでの交戦が続き,民兵16人が死亡,サドル師事務所を米軍が砲撃で破壊。(2)(3)
モスルで敵対勢力の攻撃により米兵1人死亡。(D)
川口外相が衆院有事法制特別委員会で,イラク駐留米軍によるイラク人虐待事件についてジュネーブの諸条約に違反の可能性はあると答弁。(2) ウォールストリート・ジャーナルが,赤十字国際委員会がイラク開戦直後から米英軍によるイラク人拘束者への虐待の事実を両軍当局に再三指摘,改善を要求,一部を除き対応遅く,または無視と報道。(3) イタリアの野党がイラクの虐待問題を強く非難,ナーシリヤに展開する約2600人の部隊の撤退や来月予定されているブッシュ米大統領のイタリア訪問を中止するよう政府に要求。(2)
5.11 サマワの中心部でパトロール中のオランダ軍部隊に手榴弾攻撃,オランダ兵1人死亡,1人負傷。(2)(3)
クーファで米軍とマフディ軍団が交戦,民兵13人死亡。(2)
アサドで米軍車両への爆弾攻撃により米兵1人死亡。(D)
反米武装勢力が拘束した米民間人の首を切断して殺害する映像がイスラム系ウェブサイトで公開,米軍によるイラク人虐待事件への報復と主張。(2)(3)
バグダッドでロシアのエネルギー企業の従業員が武装勢力に襲撃され,ロシア人1人死亡,2人拉致。(2)
ブッシュ大統領がシリアに対し,テロ支援を続けているとして米国からの輸出禁止措置などを柱とする「シリア制裁法」を発動。(2) アムネスティ・インターナショナルが,英軍が占領するイラク南部で民間人の殺害が続いている現状を指摘する報告書を公表。(2) パレスチナ自治区ガザ北部のガザ市に侵攻したイスラエル軍と武装パレスチナ人の間で戦闘,イスラエル兵6人とパレスチナ人9人死亡,100人以上負傷。(2)
5.12 カルバラで米軍とマフディ軍団の交戦,米軍がモスクを空爆,民兵25人死亡,米兵6人負傷。(2)(6)
ナジャフとクーファで米軍とサドル師支持者が交戦,イラク人1人死亡,市民ら9人負傷。(3)
バグダッド東部で米軍と武装勢力の交戦,武装勢力6人死亡。(2)
バグダッドのイタリア大使館付近に迫撃弾3発,被害なし。(2)
バグダッドで米軍車両への爆弾攻撃により米兵1人死亡。(D)
アンバル州で敵対勢力の攻撃により米海兵隊員1人死亡。(D)
サドル師がナジャフで記者会見,「ベトナムを思い出せ。我々はベトナム人以上に勝利の手段を持っている」と徹底抗戦の姿勢を改めて強調,シーア派の指導者らがマフディ軍団の解散を求めるファトワを出せば従うとの姿勢も示す。(2)(3) パレスチナ自治区ガザ南部に侵攻していたイスラエル軍の車列がイスラム聖戦の攻撃を受け爆発,兵士5人死亡,イスラエル軍が報復として現場近くのラファ難民キャンプに侵攻,武装ヘリによるミサイル攻撃で少なくともパレスチナ人10人死亡。(2)
5.13 ナジャフとカルバラで米軍とマフディ軍団との激しい戦闘,ナジャフで少なくともイラク人3人死亡,カルバラでイラク人5人死亡,10人負傷。(2)(3)
カルバラでRPG攻撃により米兵2人負傷(13日と14日に死亡)。(D)
アンバル州で敵対勢力の攻撃により米海兵隊員1人死亡。(D)
アサドで米海兵隊員1人の死体発見。(D)
米中央情報局(CIA)高官が米民間人殺害事件で,男性の頭部を切り落とした人物がザルカウィ氏の可能性高いと述べる。(2)(3) ウルフォウィッツ国防副長官が上院軍事委員会の公聴会で,イラク駐留米軍のサンチェス司令官が昨年10月に許可した収容者に対する尋問方法の一部がジュネーブ条約違反と認める。(2)(3)
5.14 サマワでマフディ軍団と現地のオランダ軍の間で交戦。(2)(3)
ナジャフで米軍車両が横転し米兵1人死亡,原因調査中。(D)
米軍基地近くで米軍車両への自動車爆弾攻撃により米兵1人死亡。(D)
中央軍高官が,刑務所などの施設でイラク人収容者に対する睡眠妨害などの取り調べ方法を禁止したと発表。(2)(3) 6月の主要国首脳会議の準備のための外相会合開催,中東全体の民主化を目指す「大中東構想」について中東との「パートナーシップ」構築を目指すことで合意。(2) イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザのラファ難民キャンプで,過激派の攻撃封じを名目にパレスチナ人難民の住宅の破壊開始。(2)
パレスチナ自治区ガザ南端に侵攻していたイスラエル軍の車両が武装パレスチナ人による攻撃を受け兵士2人死亡,2人負傷,パレスチナ人4人死亡。(2)
5.15 アマラ郊外でパトロール中の英軍部隊がイラク人武装勢力の攻撃を受け交戦,武装勢力の20人を殺害。(2)
モスルでイラク軍の新兵募集センターが攻撃を受け,イラク人4人死亡,17人負傷。(2)
バグダッドで米軍ブラッドリー戦闘車両への爆弾攻撃により米兵1人死亡。(D)
「米国は世界最大の人権侵害国」と北朝鮮がイラク虐待非難 。(2) アフガニスタンで敵対勢力のRPG攻撃により米兵1人死亡。(D)
5.16 バクダッドでミニバスが襲撃され,米軍関連施設で働くイラク人女性ら3人が死亡。(2)(3)
サマワでサドル師支持者と警官隊が散発的に交戦,同師支持者1人死亡,警官2人負傷。(2)(3)
カルバラでマフディ軍団がロケット弾などで攻撃,米軍が戦車10台以上を侵攻,民兵1人死亡,3人負傷。(2)(3)
ナーシリヤでイタリア軍とマフディ軍団とみられる武装勢力の戦闘,イタリア兵4人負傷。(3)
バスラで迫撃弾が駐留英軍基地近くの民家に着弾,イラク人4人死亡,4人負傷。(3)
カルバラでRPG攻撃と銃撃により米兵1人死亡。(D)
カルマで米軍車両への爆弾攻撃により米兵2人死亡。(D)
石破防衛庁長官が主権移譲後,自衛隊の多国籍軍参加を検討すべきだと述べる。(2) パウエル国務長官がNBCテレビに出演,昨年2月の国連安保理の演説で示したイラクの移動式生物兵器製造施設に関する情報が「結果的に不正確で誤りだった」と発言。 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の集計で,3日間のパレスチナ自治区ガザのラファ難民キャンプへのイスラエル軍の侵攻で,88棟の住宅が破壊され1064人のパレスチナ難民が家を失う。(2)
5.17 ナーシリヤでイタリア軍など駐留軍とマフディ軍団との間で戦闘,イタリア兵1人死亡。(2)
アンバル州で敵対勢力の攻撃により米海兵隊員1人死亡。(D)
統治評議会アブドルザフラ・ムハンマド議長の乗った車に自動車による自爆攻撃,議長ら7人が死亡,米兵2人含む7人負傷。(2)(3)
10日にバグダッドで武装グループに拉致されていたロシア人2人が解放。(3)
小泉首相はサマワの治安悪化を受け自衛隊員の安全確保を指示,「まだ非戦闘地域に該当しないという状況ではない」と述べ,現時点では派遣を継続できるとの認識を示す。(2)(3) 在韓米軍の陸軍第2歩兵師団の一部約3600人のイラク派遣を正式決定,在韓米軍のイラク投入は初めて。(2)
収容所虐待問題でブッシュ大統領の支持率が就任以来最低の42%を記録。(2)
5.18 カルバラでサドル師派民兵と米軍が交戦,民兵少なくとも8人死亡,13人死亡。(2)(3)
バクバ北東ミクダディヤで狙撃により米兵1人死亡。(D)
米民間人殺害事件で4人の容疑者逮捕。(2) ウォルフォウィッツ米国防副長官がチャラビ代表のイラク国民会議(INC)への財政支援打ち切りを表明。(3) イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ南端のラファ難民キャンプを武装ヘリでミサイル攻撃,軍部隊と過激派の衝突も含めパレスチナ人20人死亡。(2)
5.19 #米軍がカイム郊外の村を空爆,結婚式参加の住民40人以上死亡,誤爆の可能性大。(2)(3)
サーマッラで米軍車両への爆弾攻撃により米兵1人死亡。(D)
ドイツ・ミュンヘンで昨年12月に捜査当局に逮捕されたアルカイダのメンバーとされるフランス国籍の男が,02〜03年に4回にわたって偽造旅券で来日していたことが判明。(2) 米軍曹がイラク任務中に兵役拒否。軍法会議にかけられる。(2) オーストラリア首相がイラク派遣の延長を示唆。(2)
アナン国連事務総長がデモ隊へのミサイル攻撃を非難,イスラエルに軍事行動の即時停止を要求。(2)
パレスチナ自治区ガザ南端のラファ難民キャンプで,イスラエル軍の武装ヘリがデモ隊に4発のミサイルを発射,パレスチナ人23人死亡,約40人負傷。(2)
国連安保理がパレスチナ自治区ガザでの住宅取り壊しでイスラエルに国際法の順守を求める決議案を賛成14,棄権1(米国)で採択。(2)(5)
5.20 ディワニヤ郊外で撤退中のスペイン軍が武装兵力の攻撃を受け,武装勢力側1人死亡,1人負傷,スペイン兵1人負傷。(2)
バグダッドで米軍車両への爆弾攻撃により米兵1人死亡。(D)
バグダッド・ハイファ通りでパトロール中の米軍に手榴弾攻撃,米兵1人死亡。(D)
米軍とイラク警察がバクダッドのイラク国民会議(INC)本部と統治評議会メンバーのアフマド・チャラビ氏の自宅を家宅捜索。(2)(3) 米陸軍国防大学の研究者らが,ベトナム戦争と同じ泥沼に陥る懸念を示した論文を公表。(3) サウジアラビア・ブレイダで治安部隊がイスラム武装集団容疑者と交戦,容疑者4人死亡,1人負傷。(BBC)
5.21 カルバラで米軍とマフディ軍団が交戦,民兵18人死亡,流れ弾により取材中のアルジャジーラのスタッフ1人死亡。(2)(3)
バビル州イスカンダリヤで爆弾攻撃により米兵1人死亡。(D)
アンバル州で敵対勢力の攻撃により米海兵隊員1人死亡。(D)
虐待事件のあったとされるアブグレイブ収容所から472人のイラク人を釈放。(2) オランダがイラクにヘリ6機を増派。(2)
ノルウェー外相がイラク駐留の同国軍部隊について,米国の駐留継続要請を拒否し,主権移譲後に帰国させると表明。(3)
スペイン軍がディワニヤの基地からクウェート国境に向け出発,1430人いたスペイン軍のイラクからの撤収完了。(2)
パレスチナ自治区ガザ地区ラファに侵攻していたイスラエル軍の一部が撤退,12日以降の侵攻でパレスチナ人の死者55人以上,イスラエル兵も7人死亡。(2)
5.22 イラク内務省次官の自宅前で爆弾を積んだ自動車が爆発。5人死亡,次官も負傷。(2) 陸上自衛隊のイラク派遣第2陣約460人が出発完了。(2)
5.23 ナジャフとクーファで米軍が大規模な民兵掃討作戦,民兵ら40人以上死亡,30人以上負傷。(2)(3)
ファルージャで米軍車両が攻撃を受け米兵2人死亡,5人負傷(国防総省発表は1人死亡)。(2)(3)(D)
アンバル州で敵対勢力の攻撃により米海兵隊員1人死亡。(D)
アラブ連盟首脳会議がイスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区ラファでの大規模な住宅破壊や市民への攻撃を非難する特別声明を発表。(2)
5.24 バクダッドのCPA本部前で車が爆発,英国人2人死亡。(2)(3)
サドル・シティで米軍とマフディ軍団が交戦,イラク人18人死亡。(2)(3)
バグダッド北郊タージの米軍基地に迫撃砲攻撃,米兵1人死亡。(D)
ダウルで米軍戦闘車両が横転し米兵1人死亡,原因調査中。(D)
米・英が国連安保理にイラクへの主権移譲後に関する新決議案の草案を提示。(2)(3) イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区ラファ難民キャンプに侵攻していた全部隊が撤退したと発表。(2)(5)
5.25 ナジャフでサドル派と米軍の間で戦闘,イマーム・アリ廟にロケット弾が着弾,戦闘でイラク人10人以上死亡。(2)(5)
バビル州イスカンダリヤの米軍基地に迫撃砲攻撃,米兵3人死亡。(D)
ファルージャで米軍車両への爆弾攻撃により米兵2人死亡。(D)
国際戦略研究所(IISS)が04年春までの1年間の世界情勢の変化についての戦略概観を公表,米英がイラク戦争に踏み切った結果,一時的にせよアルカイダの動きが活発になり,欧米の市民がテロの犠牲になる危険性が高まったと指摘。(2) 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が,今月1日からのイスラエル軍のパレスチナ自治区ガザ地区ラファへの侵攻で,破壊された家屋・ビル155棟,18日以降だけで死者40人,負傷者150人と発表。(2)
5.26 バグダッド近郊のドラ発電所近くで同発電所を建設中のロシア企業のバスが武装グループに銃撃され,ロシア人技師2人を含む4人死亡,5人負傷。(3)(5)
ナジャフで米軍とマフディ軍団が交戦,民兵ら24人死亡,約50人負傷。(3)(5)
バクバで警察幹部らの車列近くで爆弾が爆発,5人死亡,7人負傷。(3)
アンバル州で敵対勢力の攻撃により米海兵隊員3人死亡。(D)
イラク派遣は違憲だとして静岡県内の市民団体メンバーが国を相手に提訴。(2)(3) 26日付のニューヨーク・タイムズが,同紙が掲載してきたイラクの大量破壊兵器などに関するいくつかの記事について,アフマド・チャラビ代表らイラク人亡命活動家らの「信頼の置けない情報に基づく記事だったことを認める」とする異例の釈明を掲載。(2)
5.27 ナジャフでマフディ軍団と米軍の停戦合意,マフディ軍団が撤退開始,米軍も攻撃停止。(2)(3) イラク統治評議会議員の車が銃撃を受け,議員の息子が行方不明。(2)
バクダッドで日本人ジャーナリスト2人が銃撃を受け死亡。(2)(3)
英国防相が新たに370人をイラクに派遣すると表明,イラク・湾岸地域への英展開部隊は約8900人に増加。(2)(5)
5.28 ナジャフとクーファ付近でマフディ軍団と米軍が交戦,イラク人5人死亡。(2)(3)
イラク戦争以来の米兵死者数が800人を超える。(2)(3)
イラク統治評議会が暫定政府首相にシーア派の「イラク国民合意」(INA)幹部イヤド・アラウィ氏を指名。(2)(3)
5.29 アンバル州で敵対勢力の攻撃により米海兵隊員3人死亡。(D)
モスルで迫撃砲攻撃により米兵1人負傷(翌日死亡)。(D)
サドル師が「占領軍を撤退させるまで民兵の解散はない」と発言。(2) サウジアラビア東部アルホバルで武装集団が外国石油企業のあるビルや外国人居住施設など少なくとも3カ所を襲撃,50人を人質に立てこもる。治安部隊の突入で武装集団2人殺害しリーダー拘束で制圧,米英人ら22人死亡。(2)(5)
アフガニスタン・カンダハルで地雷により米兵3人死亡。(D)
5.30 バグダッド北西部の高速道路で英国人の乗る四輪駆動車3台が攻撃を受け,イラク2人死亡。(2)(3)
米軍がマフディ軍団捜索のためクーファに戦車と100人の兵士で進攻,マフディ軍団と戦闘になり,RPG攻撃により米兵2人死亡,民兵45人死亡。(2)(6)(D)
バビル州ムサイブで
米軍車両への爆弾攻撃により米兵2人死亡。(D)
バグダッドで米軍車両への爆弾攻撃により米兵1人死亡。(D)
ナジャフで米軍と武装勢力の戦闘,米兵1人死亡。(D)
パレスチナ自治区ガザ市でイスラエル軍の武装ヘリが発射したミサイルがオートバイを直撃,ハマス幹部ら3人死亡,子供7人含む10人負傷。(2)
5.31 グリーン・ゾーン付近で自動車が爆発,2人死亡,13人負傷,アラウィ氏標的か。(5)(6)
アンバル州で敵対勢力の攻撃により米海兵隊員1人死亡。(D)
小泉首相,参院決算委員会で新たな安保理決議に基づいて多国籍軍が編成された場合,自衛隊の参加を検討していることを示唆。(6) ブッシュ大統領が戦没将兵記念日に追悼演説,アフガニスタン,イラク両戦争の戦死者について「彼らの果敢な勇気で米国はより安全になった」と称賛。(2)

#:連合軍兵士の「誤射」・「誤爆」または過剰防衛によると見られる事件。

[出典]
(1)朝日新聞データベース:http://dna.asahi.com:7070/hscdoc/asa-start.html
(2)asahi.com:http://www2.asahi.com/special/iraqrecovery/
(3)共同通信:http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2004/iraq4/
(4)Sankei Web:http://www.sankei.co.jp/databox/iraq/sp_iraq_list.html
(5)NIKKEI NET:http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/
(6)MSN-Mainichi INTERACTIVE:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/
(7)YOMIURI ON-LINE:http://www.yomiuri.co.jp/features/gulf2/
(D)米国防総省:http://www.defenselink.mil/releases/archive.html
(BBC)BBC放送:http://news.bbc.co.uk

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