「イラク戦争」関連年表 2003年12月

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主な出来事

  1. イラク各地で駐留軍,イラク警察・治安部隊と武装グループとの戦闘や爆弾攻撃などが継続。
  2. 米軍がフセイン元大統領をティクリート郊外で拘束,元大統領はWMD保有やアルカイダとの関係を否定。
  3. フセイン元大統領支持勢力の抗議行動や占領軍および占領軍に協力しているとみられるイラク人への攻撃が頻発。
  4. カルバラで連合軍駐屯地や行政庁舎などに組織的攻撃,19人死亡,172人負傷。
  5. 日本政府がイラクへの自衛隊派遣の概要を定めた基本計画を臨時閣議で決定。
  6. 米政府がイラク復興事業の受注先を有志連合国の企業に限定する方針を決定。
  7. リビアのカダフィ大佐がWMDを開発していた事実を認め,即時かつ無条件の廃棄を受け入れ。
  8. イスラエル軍とパレスチナ武装勢力の攻撃と報復の連鎖が続く。

【イラクおよび周辺地図】 【用語集(人名・地名・組織名等】 【イラク戦争関連兵器】 【注釈一覧】

月日 イラク軍事情勢 イラク政治情勢 日本の対応 アメリカの対応 その他の国,
国際機関の対応
イラク周辺国情勢
12.1 ファルージャ近くのハバニヤで米軍車両に銃撃,米兵1人死亡。(2)(D) 小泉首相がイラクでの日本人外交官殺害事件に関連し,イラクに自衛隊を派遣する考えに変更はないことを改めて強調。(2)(3) ラムズフェルド国防長官がイラク情勢について「散発的な事件による犠牲者が出ているのは明らかだが,国の大部分は紛争状態にはなく,安定した状況にある」と述べる。(2) 国連安保理がイラクでのテロにアルカイダのメンバーや信奉者が関与している可能性が強いと報告。(2) イスラエル軍がヨルダン川西岸パレスチナ自治区ラマラに侵攻し難民キャンプなど2カ所で銃撃戦,9歳の男児含むパレスチナ人4人死亡,軍報道官はハマス活動家の一斉拘束目的と説明。(2)
12.2 ティクリット近郊でCPAへの納入品を運搬中のトラックに襲撃,イラク人1人死亡。(3)
反米武装組織「イラク解放国民抵抗戦線」が,先月29日のバグダッドでのスペイン情報機関員7人殺害と30日のサーマッラでの米軍車列への攻撃を認める。(6)(7)
バグダッド南方タンパで道路脇の爆弾攻撃により米兵1人死亡。(D)
政府がイラクの治安について「主要な戦闘は終結したものの,戦闘が完全に終結したとは認められない」などとする答弁書を閣議決定。(2)
12.3 米軍が10月9日の武装集団の攻撃による米兵死亡事件に関連して,サドル師の側近アマル・アルヤセーリ容疑者を逮捕と発表。(2) CPAが統治評議会に参加する各政党の民兵によって800人前後の軽武装の部隊をつくる方針,米ワシントン・ポスト紙報道。(2)
ハキム統治評議会議長が民兵組織主体の新治安部隊創設に協力する意向を表明。民兵組織保有政党はSCIRI,INC,INA,KDP,PUK。(2)
イタリア政府が先月のイラク駐留イタリア軍への自爆攻撃に関連し,イラクの治安維持活動にNATOの積極的関与を求める。(2)(3)
12.4 パウエル国務長官がNATO外相会議で,イラク情勢安定化のためNATOが「より大きな役割」を果たすよう求める。(5) オーストラリア国防相が米国のミサイル防衛(MD)計画に参加する声明を発表。(1)(6) イスラエル政府がヨルダン川西岸地区のユダヤ人入植地アリエルで98年間の長期借地権の一般向け入札を公告。(2)
12.5 バグダッド東部で米軍車両標的に道路脇の爆弾攻撃,米兵1人死亡,バスが爆発に巻き込まれイラク人4人死亡,少なくとも15人負傷。(2)(6)(D)
12.6 バグダッドでブレマーCPA代表の車を標的に道路脇の爆弾攻撃と銃撃,ラムズフェルド国防長官を空港に見送り直後,死傷者なし。(2)(3)
サーマッラで,11月30日に米軍に射殺された市民の葬式警備のイラク人保安隊員が参列者に銃撃され死亡。(2)(3)
モスルで武装集団の銃撃によりイラク人警官1人死亡。(2)(3)
韓国でイラク追加派兵に反対する市民集会やデモ,全国約70カ所で8万人以上が参加。(2) (現地5日夜)パレスチナ自治区ガザ地区北東部の検問所付近とラファで,イスラエル兵の銃撃によりパレスチナ人3人死亡。(2)
12.7 モスルで米軍車列に爆弾攻撃,米兵1人死亡,2人負傷。(2)(3)(D)
12.8 モスルで走行中の車からの銃撃で米兵1人死亡。(D) 国連安保理がイラクで続発しているテロや襲撃を非難し,イラク復興計画を定めた安保理決議1511にもとづく国際社会の協力を呼びかける議長声明を発表。(2)(3)
12.9 バグダッドのスンニ派モスクにロケット弾攻撃,イラク人3人死亡,2人負傷。(2)(6)
バグダッド国際空港で米軍のC17輸送機が離陸直後に地上からミサイル攻撃を受け,同空港に緊急着陸。(2)(3)
タルアファルの米軍基地で車爆弾による自爆攻撃,米兵58人とイラク人3人負傷。(2)(3)
ファルージャ付近で米軍偵察ヘリOH58が地上からミサイル攻撃を受け不時着。(2)(3)
政府がイラク復興支援特別措置法に基づく自衛隊派遣の概要を定めた基本計画を臨時閣議で決定,派遣可能期間は12月15日から1年間。(2)(3)
小泉首相が記者会見で憲法前文の一部を引用し,「自衛隊は武力行使に行くのではない,自衛隊派遣は憲法の理念にかなう」と強調,憲法学者は理念の曲解と批判。(2)(3)
12.10 モスルで米部隊に走行中の車からの銃撃,米兵1人死亡,1人負傷,別の部隊の車列に道路脇の爆弾攻撃,米兵1人死亡,3人負傷。(2)(D) 統治評議会のアブドルアジズ・ハキム議長が,フセイン元大統領ら旧政権関係者らを人道に対する罪などで裁く特別法廷を設置したと正式発表。(3) 国防総省が,米国が負担する186億ドルのイラク復興事業に参加できる国をイラク戦争を支持し米国主導のイラク復興に協力的な61カ国に限定,戦争に反対した独・仏・露の3カ国排除の決定を下していたことが判明。(2)(3)
アナン国連事務総長が,イラク情勢に関する安保理への報告書を発表,人道援助などで国連の関与強化の必要性を訴える。(2)(3)
米政府がイラク復興事業の受注先を有志連合国の企業に限定する方針を決定したことに対し,独・仏・露の3カ国が反発,EUはWTO協定違反の疑いもあると調査に乗り出す。(2)(3) イランのハタミ大統領とエジプトのムバラク大統領が79年の断交以来初めてジュネーブで会談,米国のイラク占領政策への批判で一致。(2)
12.11 ラマディの米軍基地付近で車による自爆攻撃,米兵1人死亡,14人負傷。(2)(3)(D)
バグダッドで米軍車両に手榴弾攻撃,米軍に同行していた米誌タイムの記者2人と米兵2人が負傷。(2)
ブッシュ大統領が,イラク復興事業の契約問題について,米国に協力的な国の企業だけが元請けとして受注できるという方針は妥当だと表明。(2)(3) イラク復興事業の受注を有志連合に限定する米国の方針に対し,アナン国連事務総長,EUのパッテン委員が相次いで米国を批判し再考を求める。(2)(3)
12.12 バグダッドのCPAへ迫撃砲攻撃,米兵2人負傷。(2)(3)
ラマディで道路脇の爆弾が爆発,車両で移動中の米兵1人死亡,2人負傷。(2)(6)(D)
ヒッラで道路脇の爆弾が爆発,ポーランド兵2人負傷。(2)(6)
スペイン政府がイラク・ディワニヤ駐留の同国軍1300人の駐留期限を04年6月末まで半年間延長することを閣議決定。(2)
12.14 ファルージャ近くのカルディヤの警察署で車による自爆攻撃,イラク人17人死亡,約30人負傷。(2)(3)
バビル州イスカンダリヤで道路脇の爆弾処理中の爆発で米兵1人死亡。(D)
CPAが,13日午後8時半(現地)に米軍がサダム・フセイン元大統領をティクリート近郊ダウルの農家で拘束と発表。(2)(3)(6)
バグダッドで,フセイン元大統領拘束の第一報後,イラク人の治安関係者や警官らが空に向かって発砲し街中に”祝砲”,車は一斉にクラクションを鳴らし夜までお祭り騒ぎ。(2)(3)
小泉首相がフセイン元大統領拘束について「イラクの治安,復興の進展にとって大きな前進であり,歓迎する」と発表。(3)
東京で連合と民主,社民両党,市民グループなど21団体共催による自衛隊のイラク派遣に反対する集会,約5600人参加。(2)(3)
ブッシュ大統領が午前5時14分(米東部時間)にライス大統領補佐官から,拘束したのはフセイン元大統領本人に間違いないとの報告を受ける。(2)
ブッシュ大統領が14日正午(米東部時間)過ぎにテレビ演説,フセイン元大統領の拘束についてイラク国民に復興への団結を呼びかける一方で,米兵らに対するゲリラ攻撃は今後も続くとの見通しを示す。(2)
フセイン元大統領拘束について,英・仏・独各国首脳が,それぞれ拘束歓迎とイラク復興加速への期待を表明する談話。(2)(3)
アラブ連盟事務局長が,旧フセイン政権の完全な終焉でありイラク情勢が大きな転換点を迎えたとして,反米武装勢力の攻撃の鎮静化とイラク戦後復興の加速を予想。(2)(3)
12.15 #サーマッラで米軍部隊にロケット弾や小銃で攻撃,米軍の応戦でイラク人11人死亡。(2)
#ラマディで元大統領支持派約500人が集まり,一部がイラク人警察官や米兵に発砲,米兵の応戦でイラク人2人死亡,2人負傷,米兵1人負傷。(2)
#ファルージャで米軍部隊に手投げ弾などによる攻撃,米兵の反撃でイラク人2人死亡。(2)
#ファルージャで元大統領の拘束に抗議する数百人が市長事務所に集まり,武装した一部が米軍に発砲,米側の応戦でイラク人2人死亡,2人負傷。(2)
バグダッド市内と近郊で警察署への自動車自爆攻撃2件,計9人死亡,30人以上負傷。(2)(3)
フセイン元大統領が最初の尋問で,WMDの保有やアルカイダとの関係を否定。(2)(3)
12.16 ティクリートで米軍車列標的に道路脇の爆弾が爆発,米兵3人負傷。(2) モスルでフセイン元大統領支持の学生ら数千人が大学校内で集会。(2) ラムズフェルド国防長官がフセイン元大統領の取り調べをCIAが担当すると発表。(2) ブッシュ米大統領,シラク仏大統領,シュレーダー独首相が,イラクの公的債務総額約1200億ドルのうち約210億ドルについて,2004年内に一部免除と返済繰り延べによる削減の実現を図ることで合意。(2)(3)
12.17 バグダッドで燃料輸送車が爆発,車両数台が炎上,少なくとも市民10人死亡,10人以上負傷,イラク警察はテロ,米軍は事故とする。(2)(3) バグダッドでSCIRIのハキム議長の親類が殺害される。(3) 神崎公明党代表がクウェート国際空港に到着。(2)
12.18 (現地17日夜)バグダッドで米軍部隊に銃撃,米兵1人死亡,米兵ら2人負傷。(3)(D) 小泉首相がイラクへの自衛隊派遣に関する実施要項を承認。(2)(3) 連邦政府が,フセイン政権下でWMD開発に携わっていた数百人の科学者を対象に,専門技術をイラクの国家再建に生かすプロジェクトを始めると発表,敵対国やテロ集団への「頭脳流出」防止を目的。(2)(3) プーチン露大統領が国連安保理決議なしのイラク攻撃を正当化されないと批判,現在のイラクでのテロ続発を米軍主導の占領政策に対する反発と述べる。(2) イラン政府がIAEAに対し核関連施設への強制査察を認める追加議定書に正式署名。(3)(7)
12.19 バラドで道路脇の爆弾攻撃により米兵1人死亡。(D) バグダッドのSCIRI事務所兼住宅で爆発,少なくともイラク人1人死亡,数人負傷。(2) 石破防衛庁長官が陸海空3自衛隊にイラク派遣準備命令,航空自衛隊先遣隊の派遣命令。(2)(3)
財務省が04年度予算の財務省原案に自衛隊イラク派遣費用135億円計上,03年度予備費支出と合わせて377億円。イラクへの無償資金協力15億ドルについて支出済の109億円に03年度補正予算案で1188億円,04年度予算案で約350億円を計上。(2)
ブッシュ米大統領とブレア英首相がリビアのカダフィ大佐がWMDを開発していた事実を認め,即時かつ無条件の廃棄を受け入れたと発表。(1)(6)
カダフィ大佐が同国のWMD開発計画放棄は「賢明な決断」とし,リビアが「WMDとあらゆるテロの根絶に国際的役割を果たす」姿勢を強調。(3)(7)
12.20 #北部スレイマン・バグで米軍の誤射によりイラク人警官3人死亡。(2)
バグダッド南部の石油備蓄施設にロケット弾攻撃,石油貯蔵タンクが炎上,バグダッド北方約25kmでパイプラインが爆発,燃料が流出。(2)
サーマッラ近郊で石油パイプライン爆破,大量の石油が流出。(2)(中日)
神崎公明党代表がクウェートからサマワに入りオランダ軍司令官とともに市内を視察,滞在時間は3時間半,クウェートに戻り「サマワ市内は比較的安全だ」と述べる。(2)(3) スペインのアスナール首相がイラクを訪問しディワニヤに駐留する同国部隊(約1300人)を激励。(2)
リビアが米英にアルカイダなどイスラム過激派組織の活動家数百人に関する情報を提供,大量破壊兵器廃棄とともに,見返りとして経済制裁の解除を米国に同意させた,と英日曜紙オブザーバー報道。(2)
12.21 #米軍がシリア国境近くのラーワで抵抗勢力の一斉捜索,イラク人ら81人拘束,捜索のため住宅のドア爆破でイラク人女性1人死亡,女性2人負傷。(2)(3) マイヤーズ統合参謀本部議長がフセイン元大統領の拘束で得た情報などをもとに,旧政権幹部を含む武装勢力200人以上を拘束と発表。(2)(3)
12.22 バグダッドで米軍車列標的に道路脇の爆弾攻撃,米兵2人とイラク人通訳1人死亡,米兵2人負傷。(2)(3)(D)
米軍がラマディなどで実施した武装勢力掃討作戦で「テロリスト」計96人拘束と発表。(3)
政府がクウェートと自衛隊員の法的権利などに関する地位協定を締結。(2)(3)
神崎公明党代表がクウェートとイラク訪問を終え小泉首相と会談,サマワの治安情勢を比較的安定している印象と報告。(2)(3)
リビアのカダフィ大佐がCNNで,北朝鮮・イラン・シリアなどに対して,WMDの自主的な廃棄を決めた自国の決断に見習うように要請,WMD廃棄決定へのイラク戦争の影響を認めつつ自主的な廃棄の決定がイスラエルへの圧力になると語る。(2)(3)
パレスチナ自治区ガザ地区のユダヤ人入植地付近で武装パレスチナ人がイスラエル兵2人を射殺。(2)
12.23 モスルでイラク人警察官が襲撃され1人死亡。(3) 米軍がバクバやファルージャで旧政権や軍幹部など敵対勢力約30人を拘束と発表。(2)(3) 韓国政府がイラク追加派兵案(3000人規模)を閣議決定,派遣先はキルクーク,来年4月から12月まで。(2)(3) パレスチナ自治区ガザ地区ラファ難民キャンプにイスラエル軍が戦車数十両で侵攻,パレスチナ人8人死亡,約40人負傷。(2)
12.24 バグダッドで米軍が武装勢力掃討作戦(アイアン・ジャスティス)実施,航空機や地上部隊を投入し武装勢力に対して空爆も含めた攻撃実施。(2)(3)
バグダッドで道路脇の爆弾により米兵1人死亡。(D)
サーマッラ付近で米軍車列標的に道路脇の爆弾攻撃,米兵3人死亡。(2)(3)(D)
アルビルの内務省庁舎で自動車による自爆攻撃,イラク人警官含む4人死亡,100人以上負傷。(2)(3)
バグダッド西部の警官詰め所付近で小型バスが地雷を踏み爆発,2人死亡,数人負傷。(2)(3)
アーミテージ米国務副長官が,ブッシュ政権の外交方針の特徴について「腕力のある多国間主義」と説明。この方針の成功例としてリビアが大量破壊兵器の廃棄に応じたことを挙げ,各国が国際的な制裁で包囲したことが要因と述べる。(3)(5)
12.25 バグダッドのCPA本部,イラン大使館,トルコ大使館,ホテルなどにミサイル攻撃,大きな被害なし。(2)(3)
バクバで米軍駐屯地に砲撃,2人死亡,4人負傷。(2)(D)
パレスチナ自治区ガザ市でイスラエル軍の武装ヘリのミサイル攻撃によりイスラム聖戦幹部ら5人死亡,約60人負傷。(2)(5)
イスラエル・テルアビブ郊外のバス停で自爆テロによる爆発,イスラエル人4人死亡,約20人負傷,PFLPが実行声明。(2)(5)
12.26 バクバ付近で米軍車列への攻撃により米兵1人死亡,道路脇の爆弾で米兵1人死亡。(2)(D) 航空自衛隊イラク派遣先遣隊の第1陣が成田から民間機でクウェートに出発。(2)(3) ヨルダン川西岸パレスチナ自治区カルキリヤ近郊でイスラエル軍と分離壁に反対する団体が衝突,イスラエル人と外国人の計2人負傷。(2)
12.27 カルバラで連合軍駐屯地や地元行政庁舎など少なくとも3カ所に対し,4台の自動車爆弾による自爆攻撃や迫撃砲などによる組織的な攻撃,ブルガリア軍兵士4人とタイ軍兵士2人死亡,イラク人警察官6人と民間人1人死亡(後に死者は計19人に),兵士や民間人含む計172人が負傷。(2)(3)
モスルで武装集団が米軍車両にロケット弾攻撃,米軍が反撃しイラク人4人殺害。(2)
航空自衛隊イラク派遣先遣隊の第1陣約20人がクウェートとカタールに到着。(2)(3)
12.28 バグダッド中心部で道路脇の爆弾が爆発,米兵1人とイラク人の子ども2人死亡,米兵5人とイラク治安部隊員ら9人の計14人負傷。(2)(D)
ファルージャ近郊で米軍車列標的の爆弾が爆発,米兵1人死亡,3人負傷。(2)(中日)(D)
アルビルでKDP治安担当幹部が武装集団の銃撃を受けて負傷,警護員3人死亡。(2) 航空自衛隊イラク派遣先遣隊の第2陣約10人がクウェートに到着。(2)(3) IAEAが核兵器計画廃棄を表明したリビアで,トリポリ近郊にある未申告の核施設4カ所を訪問,核計画の全容解明と全面廃棄に向けた査察活動を開始。(2)
12.29 (現地28日夜)モスルで米軍がアンサール・イスラムのメンバーとみられる集団と銃撃戦,3人殺害,6人拘束。(2)
サマワとナーシリヤを結ぶ国道で輸送トラックをとり囲んでいた住民にオランダ軍が発砲,イラク人1人死亡。(2)
小泉首相がベーカー米大統領特使と会談,04年中に主要債権国会議(パリ・クラブ)において「相当のイラク債務削減」に応じる考えを表明。(2)(3) EU欧州委員会が,国連・世界銀行のイラク復興支援信託基金に計800万ユーロ(10億円強)を出資。(2)
中国の温家宝首相がベーカー米大統領特使と北京で会談し,対イラク債権の大幅減免を積極的に検討する考えを表明。(2)
12.30 バグダッドで米軍車両を標的に道路脇の爆弾が爆発,イラク人1人死亡,3人負傷。(2)
12.31 キルクークでアラブ人とトルクメン人のデモ隊がPUKの建物に発砲,警察隊が応酬し少なくとも5人死亡,20人以上負傷。(2)

#:連合軍兵士の「誤射」・「誤爆」または過剰防衛によると見られる事件。

[出典]
(1)朝日新聞データベース:http://dna.asahi.com:7070/hscdoc/asa-start.html
(2)asahi.com:http://www2.asahi.com/special/iraqrecovery/
(3)共同通信:http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2004/iraq4/
(4)Sankei Web:http://www.sankei.co.jp/databox/iraq/sp_iraq_list.html
(5)NIKKEI NET:http://www.nikkei.co.jp/sp1/nt57/
(6)MSN-Mainichi INTERACTIVE:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/
(7)YOMIURI ON-LINE:http://www.yomiuri.co.jp/features/gulf2/
(D)米国防総省:http://www.defenselink.mil/releases/archive.html

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