「イラク戦争」関連年表 2004年3月

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主な出来事

  1. イラク各地で駐留軍,イラク警察・治安部隊と武装グループとの戦闘や爆弾攻撃などが継続。
  2. イラク基本法(pdf)制定,シーア派などから基本法への批判強まる。
  3. 米英がイラク攻撃の根拠としたフセイン政権の大量破壊兵器保有情報に対する疑問が深まる。
  4. スペインで列車同時爆破テロ,スペインがイラク駐留軍の撤退方針。
  5. CPAがサドル師系の週刊紙に60日間の発行禁止命令,その後のシーア派の反米抗議行動のきっかけとなる。
  6. ファルージャで米警備会社[3-1]の傭兵4人殺害,群衆が車両に放火,遺体を損壊。
  7. イスラエル軍がハマス創設者のヤシン師を殺害,周辺国や国際機関が非難の声明,パレスチナ人の抗議行動拡大。

【イラクおよび周辺地図】 【用語集(人名・地名・組織名等】 【イラク戦争関連兵器】

月日 イラク軍事情勢 イラク政治情勢 日本の対応 アメリカの対応 その他の国,
国際機関の対応
イラク周辺国情勢
3.1 統治評議会が,新憲法制定までの法的基盤となる「イラク基本法」について評議員25人全員が原案に同意,承認と発表。(2)(6) 日仏両政府がイラク復興支援をめぐる両国の協力の具体策として,イラク国立博物館と国立図書館の再建を進めることで合意。(2)(6)
3.2 カルバラとバグダッドのシーア派地区の聖廟付近で自爆攻撃などによる数回の爆発,計100人以上(正確な数不明)死亡,約500人以上負傷。(2)(6)
バグダッドで米軍車列に爆弾攻撃,米兵1人死亡,1人負傷。(3)(D)
統治評議会がバグダッドとカルバラで起きた爆弾攻撃事件を受けて,3日に予定していたイラク基本法の署名式を延期。(2)(6)
3.3 航空自衛隊のC130輸送機がクウェートからナーシリヤ近郊の軍用飛行場に医療機器など初めての物資空輸。(2)(6)
3.4 バグダッドの電話局付近にロケット弾着弾,イラク人3人死亡。(2)(7)
モスルでは武装勢力のロケット弾と自動小銃による攻撃、警察官3人と市民2人死亡。(2)(4)
キルクークで警察のパトロール隊に攻撃、警察官1人死亡、2人負傷。(2)
CPAのブレマー代表が国外からのテロリスト入国防止のため国境警備強化の方針を明らかに。(2)(6)
3.5 バグダッド国際空港近くに6発前後の迫撃砲攻撃。(2)(4)
アマラ近郊で英軍部隊とSCIRI系の民兵が銃撃戦,イラク人2人死亡,英兵4人負傷。(2)(4)
イラク基本法への署名がシーア派勢力とクルド人勢力の対立により延期。(2)(6)
3.6 ガザ地区北部のエレズ検問所付近で,パレスチナ武装組織によるイスラエル軍への攻撃,銃撃戦などでパレスチナ人4人死亡,約10人負傷。(1)
3.7 バグダッド国際空港近くに6発前後の迫撃砲弾が着弾。(2)(6)
モスルで武装勢力が警察署にロケット弾,市民2人死亡,警官2人負傷。(4)
イスラエル軍がガザ自治区中部の難民キャンプに戦車などで侵攻,パレスチナ側で8歳と15歳の少年ら民間人を含む14人死亡,約80人負傷。(1)
3.8 バグダッドでCPA本部がある旧大統領宮殿周辺に6発前後のロケット弾攻撃(2)(6):基本法署名式典への抗議? イラク基本法(pdf),統治評議会の全議員25人の署名により制定。(2)(6)
シスターニ師がイラク基本法は正当性がないと批判。(2)(3)
石川統合幕僚会議議長が米国防総省でマイヤーズ統合参謀本部議長と会談,イラクでの自衛隊と米軍の連携強化,新防衛計画の大綱,米軍再編問題で協議。(3) UNMOVICのブリクス前委員長が自著のなかで,イラク戦争前にブッシュ大統領とブレア英首相がイラクの大量破壊兵器の脅威の誇張をおそらく認識していたと述べる。(3)
3.9 ヒッラ近郊で警察官が乗用車を銃撃,CPA出向の米国防総省文民2人とイラク人の通訳1人死亡。(2)(6)(D)
タンパで米軍車両への爆弾攻撃により米兵1人死亡。(D)
SCIRI指導者のハキム師がイラク基本法について「選挙で選ばれた組織が策定したものではない」と批判。(3) CIAのテネット長官が上院軍事委員会の公聴会で、イラクの大量破壊兵器をめぐる情報操作疑惑に関して、ブッシュ政権が旧フセイン政権の脅威を誇張した事実はないことを改めて強調。(2)
3.10 バクバのSCIRI事務所前で爆弾が爆発,1人負傷。(4)
バクバで米軍車両への爆弾攻撃により米兵1人死亡,2人負傷。(3)(D)
ODAの「草の根・人間の安全保障無償資金協力」でイラク・ムサンナ州に給水車12台贈与。(2)(6) イスラエル軍がヨルダン川西岸自治区ジェニンでアルアクサ殉教者団のメンバー5人殺害。(1)
3.11 ファルージャで米軍車両への爆弾攻撃により米兵2人死亡。(D) サマワで日本人2人と米国人1人が地元警察に一時身柄を拘束。(2)(6) マドリード中心部の国鉄主要駅アトーチャ駅など3つの駅で列車を標的にした同時爆破テロ,約200人死亡,約600人負傷。(2)(6)
3.12 スペインの列車同時爆破テロでアルカイダ系組織を名乗る「アブハフズ・アルマスリ軍団」が実行声明を発表。(2)(6) シリアのクルド人地域で,治安部隊と市民が衝突,治安部隊による発砲などで市民約40人死亡。(2)(6)
3.13 ティクリートでパトロール中の米軍部隊への爆弾攻撃により米兵2人死亡,5人負傷。(2)(6)(D)
バグダッドで米軍車両への爆弾攻撃により米兵3人死亡。(D)
米軍の主要補給線で爆弾攻撃により米兵1人死亡,詳細場所不明。(D)
バグダッドのグリーン・ゾーンで米兵1人が何者かに刺され重傷,グリーン・ゾーンでの初の襲撃事件。(3)
バグダッド大学の学生ら4-5000人がイラク基本法に反対するストライキ,デモ。(3) イラク派遣の陸上自衛隊主力第2波の隊員約190人が出発。(2)(6) パレスチナ自治区ガザ北部でイスラエル側に侵入しようとしたパレスチナ人2人がイスラエル軍兵士によって射殺。(1)
3.14 日本のODAで調達された医療器具をサマワの病院に贈呈。(2)(6) イラク開戦1周年を前に,ラムズフェルド国防長官,ライス大統領補佐官が大量破壊兵器の脅威を理由に改めて戦争を正当化。(2)(3) イスラエル南部アシュドッドの港湾施設で連続自爆攻撃,イスラエル人労働者ら11人死亡,約20人負傷,ハマスとファタハの軍事部門が合同作戦とする実行声明。(1)
3.15 キルクークでシーア派の市評議員と警護担当者の車に武装集団が銃撃,2人とも死亡。(3) イラク国民に対する米・英・日など各国主要テレビの共同世論調査で,米軍攻撃について48%が「よかった」、39%が「悪かった」、米軍などの駐留に「反対」が51%,「支持」が39%。(3) スペイン総選挙で勝利した社会労働党のサパテロ書記長がイラク戦争と米英の占領政策を批判,6月30日を期限にイラク駐留スペイン軍1300人を撤退させるとの選挙公約の履行を確認。(2)(3)
3.16 ヒッラ近郊で自動車に銃撃、ドイツ人とオランダ人各1人、イラク人運転手ら2人の計4人死亡。(2)(3)
モスルで銃撃により駐留米軍に通訳として勤務するイラク人女性1人死亡。(3)
アサドで作戦行動中の米兵1人死亡,詳細不明。(D)
統治評議会のチャラビ法律顧問が旧政権の犯罪を裁く特別法廷にフセイン元大統領ら200人を提訴する見通しを発表。(2) ホンジュラス大統領がイラク派遣の同国兵士約370人(スペインの人道支援・平和維持部隊に所属)を6月末までに完全撤兵の方針を示す。(2)(6)
3.17 バスラで自動車爆弾が爆発,イラク人3人死亡。(3)
バグダッド国際空港そばの米軍補給基地に迫撃砲攻撃,米兵2人1人死亡,6人負傷。(2)(D)
バイジで米軍のブラッドリー戦闘車両が川に転落し米兵1人死亡,1人負傷(19日に死亡)原因調査中。(D)
シスターニ師がブラヒミ国連事務総長特別顧問宛てにイラク基本法を了承しないよう求める書簡を送る。(2)(6) 東京の市民グループが,自衛隊のイラク派遣は違憲、違法として国を相手に派遣禁止を求めて東京地裁に提訴。(3)
3.18 (現地17日夜)バグダッド中心部のホテル前で自動車爆弾が爆発しホテル大破,7人死亡,35人負傷,アルカイダメンバー名乗る人物が実行声明。(2)(3)
バラドの米軍補給基地に迫撃砲攻撃,米兵1人死亡,6人負傷。(2)(3)(D)
バラドで作戦行動中の米軍車両の事故で米兵1人死亡,原因調査中。(D)
バスラのホテル近くで指導者爆弾が爆発,少なくとも4人死亡。(2)
バクバで地元テレビ局(CPAから資金提供)のスタッフが乗ったバスを武装勢力が銃撃,3人死亡,10人負傷。(2)(3)
カイムで敵対勢力の攻撃により米海兵隊員2人死亡。(D)
キルクークで11日に負傷した米兵1人死亡,原因調査中。(D)
イラク統治評議会とCPAがイラクの暫定政府作りで国連の支援を要請,アナン事務総長はこれを受諾しブラヒミ事務総長特別顧問が率いる支援チームをイラクに派遣すると表明。(2)(7) アルカイダ系を名乗る「アブハフズ・アルマスリ軍団」が,日本を含む複数の対米協力国に対しテロを予告する声明を発表。(2)(3)
アフガニスタンで敵対勢力の銃撃により米兵2人死亡。(D)
3.19 #(現地18日夜)バグダッド中心部で取材中のアルアラビーヤの車に米兵が銃撃,カメラマン1人死亡,記者1人重体(その後死亡)。(2)(3)
ヒートで敵対勢力の攻撃により米海兵隊員1人死亡。(D)
パウエル国務長官がバグダッドでCPAブレマー行政官と主権委譲プロセスなどを協議。長官記者会見でアラブ系記者30人が前日のアルアラビーヤ記者らの殺害事件に抗議。(2)(3) ブッシュ大統領がイラク戦争の開戦1周年で演説,対テロ戦争の継続を強調。(2)
3.20 ファルージャの米軍駐屯地にロケット弾攻撃,米兵2人死亡,7人負傷。(3)(D)
ディワニヤで作戦行動中に負傷した米兵1人死亡,詳細調査中。(D)
19日放送のCBSテレビで,クラーク前大統領特別顧問(テロ対策担当)が,9.11テロ直後からブッシュ大統領やラムズフェルド国防長官がイラク攻撃を指示していたと証言。(2)(3) 米英によるイラク攻撃から1年,世界各地で米国の占領政策などへの大規模な抗議行動のデモ,集会が行なわれる。(2)(3)
3.21 バグダッドのグリーン・ゾーンにロケット弾3発着弾,イラク人2人死亡,米兵含む10人以上負傷。(2)(3)
バグダッドで米軍車両への爆弾攻撃により米兵1人死亡。(D)
CPAが6月末の主権移譲後も新イラク軍を米軍を中心とする連合軍の指揮下に置くことを決定。(3)
統治評議会議長が主権委譲後も自衛隊の駐留希望と発言。(2)(3)
イラク復興支援にあたる陸上自衛隊の第1次派遣部隊の派遣が完了。(2)(7) イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ南部戦車などで侵攻、パレスチナ武装グループとの衝突で一般住民を含むパレスチナ人6人死亡。(5)
3.22 バグダッドでフィンランドの通商代表団を乗せた車に銃撃,フィンランド人2人死亡。(2)(3)
バラドの米軍駐屯地近くで自動車爆弾による攻撃,イラク人2人死亡,20人以上負傷。(3)
ラマディで敵対勢力の銃撃により米兵1人死亡。(D)
福田官房長官が記者会見でイラク人に技術指導する日本人技師1人を4月から5月にかけてヨルダンに派遣すると表明,イラク復興支援特別措置法に基づく初の文民派遣。(5) ヤシン師の殺害について米政府はイスラエル政府に対する批判を控え、ハマスがテロ組織であることを強調。(2) 国連は,「イラク基本法反対」書簡に返答せず,問題に関与しないことを明らかにする。(2) イスラエル軍が武装ヘリのミサイル攻撃によって,ハマスの創始者アハメド・ヤシン師を殺害。(1)(5)
イラン外務省報道官がヤシン師殺害についてイスラエルの国家テロだと非難,国連事務総長・人権委員会,EU外相理事会なども国際法違反と非難の声明。(2)(5)
アルカイダ系名乗る「アブハフズ・アルマスリ軍団」がヤシン師の殺害に報復するため米国などを攻撃するとする声明をイスラム系のウェブサイトに公表。(2)
3.23 ヒッラ周辺でイラク警察勤務のため研修中のイラク人が乗った小型バスに銃撃,9人死亡。(2)
キルクークで検問所を通過した車両から銃撃,警察官2人死亡。(2)
モスルでイラク軍基地周辺に4発の迫撃砲攻撃,市民2人死亡,6人負傷。(2)
外務省中東アフリカ局長が駐日イスラエル大使に,ヤシン師殺害についてイスラエルの行動を非難、事態の沈静化に向けた努力を要請。(2) ハマスがヤシン師の殺害を受け,新たな最高指導者として強硬派のランティシ氏を選出したことを発表。(1)(5)
イスラエルのシャロン首相が14日のブッシュ米大統領との首脳会談でアラファトPLO議長の拘束・殺害の意思を米側に伝達していたことを明らかにする。(3)
3.24 バグダッド北郊タージで米軍の車列に爆弾攻撃と銃撃,米兵1人死亡,1人負傷。(3)(D) 統治評議会が,1.CPAによる占領統治の6月末終了,2.主権移譲後の多国籍軍展開,3.国民議会選出直接選挙の実施日,を明記した新たな国連安保理決議の5月中の採択を求める方針をCPAブレマー行政官に報告。(3) スペインのサパテロ次期首相が6月末までに国連のイラクへの本格関与がなければ,同国派遣部隊約1400人撤退の基本方針を再確認。(2)(3)
国連安保理がイラクの暫定政権づくり支援の国連チームの派遣を「強く支援」するとした安保理議長声明を発表。(3)
(現地23日)パレスチナの武装勢力がガザ中心部にあるユダヤ人入植地近くでイスラエル軍をロケット砲撃。(1)(5)
イスラエル軍の戦車約20両がガザ南部のハンユニス難民キャンプに侵攻。(1)
(現地23日)イスラエル軍がレバノン南部を空爆、パレスチナ人2人死亡。(2)
国連人権委員会がイスラエル非難決議を賛成31、反対2(米・豪)、棄権18(欧・日)で採択。(2)(5)
3.25 ファルージャで米軍車列に爆弾攻撃,海兵隊員1人死亡,数人負傷。(2)(3)(D)
バクバでパトロール中の米軍に爆弾攻撃,米兵1人死亡,2人負傷。(3)(D)
イラク・ボディーカウント集計で開戦から3月22日時点までの民間人死者は最大1万625人,最小8776人。昨夏からは職を求めて警察官になったイラク人やCPA協力者の死者増大,この3,4カ月は自爆攻撃の巻き添えが急増。(2)
EU,加盟国が攻撃を受けた場合にEUを挙げて支援・対抗する「対テロ宣言」を採択。(1) 国連安保理,パレスチナのヤシン師殺害でアルジェリア提出のイスラエル非難決議案を採決,仏,露,中など11理事国が賛成,米国の拒否権行使により否決。(1)(5)
3.26 ファルージャで米海兵隊と反米勢力の激しい銃撃戦,住民9人,カメラマン1人,海兵隊員1人死亡,少なくとも30人負傷。(2)(3)(D)
ティクリートで米軍とイラク治安部隊による反米武装勢力掃討作戦中,治安部隊員4人と武装集団の3人死亡。(3)
国連政治局選挙支援部長率いる8人の選挙支援チームがバグダッド入り。(3) 外務省,イラク復興の直接支援で218億円・国連開発計画(UNDP)に約17億円の資金供与を決定。(2)
3.27 バグダッド中心部で欧米系企業の車列が走行中にIEDが爆発,外国人3人,イラク人2人負傷。(2)(3)
モスルの市役所にロケット弾攻撃,市民4人死亡,19人負傷。(3)
ティクリートの米軍駐屯地に発砲,米兵が応戦し走行中の車の子供1人が流れ弾により死亡。(3)
三菱重工業がUNDPからバスラ近郊のハルサ発電所修復プロジェクトを受注,資金は日本政府がUNDPに拠出した援助(贈与)。(2)
陸上自衛隊のイラク派遣部隊第3波約120人がサマワの仮宿営地に到着,陸自派遣要員約550人展開完了。(3)
ブッシュ大統領のテロ対策と米本土防衛対策への支持率が,2カ月前の70%から独立調査委の公聴会後に57%へ低下,イラク戦争への対応について支持が44%,不支持が昨年末の39%から50%へ上昇し支持と不支持が逆転,ニューズ・ウィーク世論調査。(2)
3.28 モスル付近で暫定内閣の公共事業相の車列に銃撃,警備員3人死亡,1人負傷。(2)(3)
モスルの発電所で外国人技師の警備担当の英国人とカナダ人2人が銃撃され死亡。(2)(3)
バラドで米軍車両への爆弾攻撃により米兵1人死亡。(D)
CPAがサドル師系の週刊紙アルハウザに60日間の発行禁止命令(その後のシーア派の反米抗議行動のきっかけ)。(2)(6)
CPAがイラク保健省に行政権限を移譲,CPAからの上級顧問は残留し米国の影響力は維持。(2)(6)
ロサンゼルスタイムズが,米国がイラク攻撃の根拠の1つとした生物兵器製造装置の存在情報は,INC代表チャラビ氏側近の兄弟の関係者提供の未確認のものだったと報道。(3)(6) イスラエル国会外交防衛委員会が,イラクの大量破壊兵器の存否やリビアの核開発について,軍情報部と対外情報機関モサドの情報収集能力を批判。(2)
3.29 米軍高官が,バグダッドで18日に起きた米兵によるアルアラビーヤの記者とカメラマンの銃撃死亡事件についての内部調査結果を公表,銃撃責任を認める。(2)
バグダッドで作戦行動中の米軍車両が横転し米兵1人死亡,原因調査中。(D)
イラク民主会議(IDC)がイラク基本法の破棄などを求める声明を発表。(1)
CPAが米政府からイラク復興支援に拠出される184億ドルを電力,水利など6部門に配分し,一部は既に企業に発注済と発表。(3)(6)
陸上自衛隊にテロ・ゲリラ攻撃に対応する特殊作戦軍発足。(1) 中・東欧7カ国のNATOへの加盟式典が米国ホワイトハウスで開催,ブッシュ米大統領が対テロ同盟としてのNATOの重要性を強調。(2) ウズベキスタンの首都タシケントでイスラム教過激派によるとみられる2件の自爆テロが発生,犯人を含む19人が死亡。(1)
3.30 サーマッラで米軍車両が横転し米兵1人死亡,原因調査中。(D)
アンバル州で敵対勢力の攻撃により米海兵隊員1人死亡。(D)
イラクのWMD調査団のドルファー団長が,米上院軍事委員会で兵器がいまだに見つかっていないことを報告。(2) ウズベキスタンの首都タシケント郊外でイスラム教過激派によるとみられる自爆攻撃や銃撃戦が続き,武装集団側の21人が死亡,郊外の住宅地でも女性による自爆テロが発生,郊外のダムでは小型バスが爆発。(1)
3.31 ファルージャ近郊で車両2台が襲撃を受け米警備会社[3-1]の傭兵4人が殺害され,群衆が車両に放火し遺体を損壊。(2)(3)
ファルージャ西方ハバニヤで米軍車両への爆弾攻撃により米兵5人,民間人4人死亡。(2)(3)(D)
バスラで英軍車両が襲撃され英軍兵士3人負傷。(2)

#:連合軍兵士の「誤射」・「誤爆」または過剰防衛によると見られる事件。

[出典]
(1)朝日新聞データベース:http://dna.asahi.com:7070/hscdoc/asa-start.html
(2)asahi.com:http://www2.asahi.com/special/iraqrecovery/
(3)共同通信:http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2004/iraq4/
(4)Sankei Web:http://www.sankei.co.jp/databox/iraq/sp_iraq_list.html
(5)NIKKEI NET:http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/
(6)MSN-Mainichi INTERACTIVE:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/
(7)YOMIURI ON-LINE:http://www.yomiuri.co.jp/features/gulf2/
(D)米国防総省:http://www.defenselink.mil/releases/archive.html
(BBC)BBC放送:http://news.bbc.co.uk

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