2016年春学期 マクロ経済学初級I
火曜日第1時限 教室DB202
担当者:白井義昌
教科書:クルーグマン マクロ経済学 東洋経済新報社 2009年
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講義計画
第1週(4月12日) (講義スライドはこちら) [教科書 序章]
本講義の方針
経済学とはなにか?
経済とは何か?
市場経済とみえざる手
市場の失敗
ミクロ経済学
好況と不況 大恐慌
経済成長と技術進歩
マクロ経済学
経済学者の考察方法
モデルを使って考える(理論分析)
データ分析 (実証分析)
事実の把握
モデルのテスト
実験
第2週(4月19日) (講義スライドはこちら) [教科書 第1章、第2章]
ミクロ経済学の課題
経済学とはなにか?
資源配分問題
機会費用
意思決定とトレードオフ
2種類の意思決定「あれかこれか」「どれだけか」
限界原理 (最適な意思決定はどのようにすればよいか?)
第3週(4月26日) (講義スライドはこちら) [教科書第3章、第4章]
ミクロ経済学入門
市場取引 価格と取引量はどのように決まるか?
競争市場
需要曲線
供給曲線
市場均衡
第4週(5月10日水曜日)
[教科書第5章]
ミクロ経済学入門
市場取引の結果にはどのような特徴があるか?
市場均衡の性質
消費者余剰
生産者余剰
総余剰
市場均衡の効率性
第5週(5月17日) [教科書第6章、その他資料]
マクロ経済学の課題
市場経済とマクロ経済問題のつながりはどのようなものか?
市場経済の本質
交換の利益
財・サービス市場
分業の利益
市場経済での貨幣の役割
労働市場の出現
失業という問題
大量生産と資本
金融市場の役割
資産とは何か?
(詳しくは第10週の講義)
金融取引
金融資産
資産価格と利子
資産保有の収益率
リスクと収益率のトレードオフ
さまざまな交換の利益
交換の利益
異時点間の交換利益
リスク分散
フローの経済変数、ストックの経済変数
第6週(5月24日) および 第7週(5月31日) [教科書第7章、第9章の最初、その他資料]
マクロ経済を把握する(1)
1国全体の生産活動をどうとらえるか?
付加価値
最終消費財 中間投入物
マクロの生産関数 生産要素(労働と資本)
国内総生産(GDP)
国民経済計算
1国全体で生み出された付加価値がどこからどこへ引き渡されているか?
�@ 産業連関表
1国全体の経済活動をどのようにとらえるか?
�o済循環図
財市場
生産要素市場(労働市場、資本市場)
金融資産市場
貯蓄と投資の恒等式 (教科書第9章)
第8週(6月7日) [教科書第7章 その他資料]
マクロ経済を把握する(2)
物価とは何か?それは経済変動とどのように関係するか?
物価指数と物価水準
物価上昇率
名目変数と実質変数
名目GDPと実質GDP
経済成長(率)
景気循環
第9週(6月14日) [教科書第7章、第15章、その他資料]
マクロ経済を把握する(3)
なぜ失業は発生するのか?失業率は経済変動とどのように関係するか?
労働市場と失業(失業率)
働き手と雇い手
物価上昇率と失業率の関係
第10週(6月21日) [教科書第9章 その他資料]
マクロ経済を把握する(4)
金融取引とマクロ経済はどのように関係するのか?
金融資産市場
金融取引と資金調達
銀行貸出
株式発行
社債発行
国の資金調達
国債発行
さまざまな利子率
リスクと利子率
名目利子率と実質利子率
インフレ予想と名目利子率
第11週(6月28日) [教科書第13章]
マクロ経済を把握する(5)
貨幣とは何か?中央銀行と銀行がマクロ経済に対して果たす役割はどんなものか?
貨幣の定義
貨幣の計測
貨幣供給と貨幣乗数
貨幣供給量
実質貨幣供給量
中央銀行の公開市場操作
第12週(7月5日) [教科書第18章、第19章]
マクロ経済を把握する(6)
自国経済は世界経済とどのようにつながっているか?
国際貿易
国際収支
為替レート
第13週(7月12日) [教科書第8章]
長期のマクロ経済の課題
長期の経済成長を決定する要因は何か?
マクロの生産関数
成長会計
総生産性(全要素生産性)
技術進歩
第14週(7月19日)
まとめとこれから学ぶこと
これからどんなことを学ぶのか?
短期のマクロ経済
景気変動
マクロ経済政策