経済学のための数学公式集


 ある日、私は大学の研究室で理論モデルの計算をしていました。そのとき、計算に必要な初歩的な数学の公式をうっかり忘れてしまい、その公式が載っている本を研究室の本棚で探しましたが、自宅に置き忘れてきことに気づきました。あまりにも初歩的な公式なので、図書館に行ったりして時間をかけて探すのは馬鹿らしい。かといって、このままではこの続きの計算ができないので弱ってしまいました。

 そのとき、大学の研究室のパソコンはインターネットに常時接続しているので、どこかに公式が載っているウェブサイトがあるだろう、と期待を膨らませて検索しました。しかし、載っているウェブサイトがありませんでした。私は実に残念な思いをしました。私のウェブサイトに経済学で使う数学の公式を載せておけば、今後はそんな不便な思いをする必要がない。そんな経緯から、このページを作ろうと思い立ったのでした(「必要は発明の母」とは、言い得て妙ですね)。皆様にもお役に立てれば幸いです。


※ 使用上の注意 ※

 このページは、あくまでも私が研究に必要な数学の公式を、備忘のために列挙しているものです。ここに載っていない公式は経済学にとって重要でないとは、一切意味しません。公式を表示するときに、ノーテーションや書くべき仮定を省略していることがあります(あくまでも私の備忘のためなので、私が思い出すに足る情報しか書いていません)。また、ここに載っている公式の中には、こんな重要なものを忘れてしまうとはなんと記憶力が悪いことか、という極めて初歩的なものも含まれています(最近私は、どうでもいいことを鮮明に覚えていたり、重要なことをすっかり忘れていたり、記憶力に偏りがあるもので…)。さらに、教育上の配慮から言えば、このページに公式だけしか書かれていないからといって、公式を暗記しさえすれば万全だと言いたいわけではありません。公式はその導出過程を理解することが重要です。これらの点をお含み置き下さい。



※ ここに載っていない公式を一目で見たい方は ※

 私は、ピ−ター・バーグ=クヌート・シュドセーテル著(鈴村興太郎・丹野忠晋訳)『エコノミスト数学マニュアル』 日本評論社を使っています。でも、この本をいちいち持って出かけるのは面倒ですから、こうしてウェブサイトに載せようと思い立ったわけです。もちろん、公式はその導出が重要です。どのようにして導出されたかは、上記の本には書かれていませんから、各自で導出が書かれている本を参照して下さい。



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