３．２．１　在籍学校・学級

3.2.1.1　都道府県別回収率

　表3.2.1.1に都道府県別、教育委員会・盲学校別の回収率を示した。教育委員会を通じた調査では、拡大教科書利用者数1,173人に対して回答者は1,004人で、回収率は85.6％であった。盲学校調査では、拡大教科書利用者数318人に対して回答者は259人で、回収率は81.4％であった。

3.2.1.2　回答者数

　表3.2.1.2に都道府県別学校別回答者の内訳を示した。通常学級583人、弱視学級189人、弱視学級以外の特別支援学級229人、盲学校259人、盲学校以外の特別支援学校3人であった。

3.2.1.3　所属学部

　表3.2.1.3に所属学部を示した。小学校（小学部）は852人、中学校（中学部）は411人であった。

3.2.1.4　通級指導

　表3.2.1.4に通級指導について示した。全体としては「弱視学級や盲学校からの通級指導は受けていない」が559人（44.3％）と最も多い。特に弱視学級以外の特別支援学級で176人（76.9％）、「通常学級」で368人（63.1％）と多くなっている。一方、「弱視学級・盲学校に在籍しており、通級指導等は受けていない」は、盲学校で229人（88.4％）、弱視学級で127人（67.2％）と多くなっている。

［その他］

• 通常学級
  • かかりつけの病院の指導を受けている。（小学6年）
  • むすびめ（小学6年）
  • 夏休みに一度盲学校の研修に参加した。（小学4年）
  • 介助員の支援のもと、通常の学級で学習。（小学3年）
  • 言葉の教室に通級している。（小学4年）
  • 昨年は３回行きましたが、今年は保護者都合により０です。（小学2年）
  • 市からヘルパーが派遣されている。（中学1年）
  • 市の療育センターで言語指導・作業療法を受けている。（小学3年）
  • 肢体不自由学級に在籍している為（小学3年）
  • 自校の通級指導教室（知的）に通級している。（小学6年）
  • 週２時間支援の先生に来て頂いている。（小学3年）
  • 体験入学など活用（小学1年）
  • 通級（情緒障害）校内に通っている。（中学2年）
  • 通級指導を受けている（小学4年）
• 弱視学級以外の特別支援学級
  • 特別支援学校（知的）の教育相談、巡回指導を受けている。（小学5年）
  • 内斜視なので、入学前に盲学校から助言をいただく。（小学2年）
  • 年間２回の教育相談に行っている。（小学2年）
  • 必要に応じて支援学校と連携している。（小学4年）
  • 必要に応じて盲学校の先生に来校してもらい、相談をしている。（小学4年）
  • 舞鶴支援学校　視覚支援センター（小学6年）
  • 盲学校から年３回様子を見に来てもらっている。（中学1年）
  • 盲学校の行事にたまに参加している。（小学4年）
  • 盲学校の先生に授業を見ていただき、指導上の助言を学校教員がもらっている。（小学6年）