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公務員のポストや給料は、依然年功序列である。この人事・給与体系では、公務員は、職務上大きな失態がない限り着々と出世できるとともに、特別目立つような業績を上げたからといって出世するわけでないから目立った業績を上げようともしない、前例主義、事なかれ主義に堕してしまっていた。これでは、国民のためになる行政を一生懸命しようというやる気が起きないどころか、国民のためにならない行政でも世論や政治家から特に強く批判されないなら前例を変えないで、国民のためにならない行政がずっと続けられてしまう結果になる。 能力給は、民間企業でもずいぶん浸透している。国民のための行政を行うことが当然である公務員にも、能力給は導入されて当然である。公務員には、競って国民のためになる仕事をしてもらいたい。その動機づけとして、能力給は重要である。これが定着すれば、我々にとって行政は今よりもずっとよくなるに違いない。
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