パレスチナ情勢年表 2025年
1月
イスラエル軍の攻撃や警官の発砲などによる1月のパレスチナ人の死者2,091人(ガザ地区で2,039人，ヨルダン川西岸地区で52人)，パレスチナ人側(レバノンのヒズボラ含む)の攻撃などによるイスラエル人の死者17人(31日まで)。
・ガザ保健省(GMH)が過去48時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は12人，負傷者は41人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は45,553人，負傷者は108,379人と発表(1日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも36人死亡，医療関係者発表，北部ジャバリア難民キャンプで空爆により少なくとも15人死亡，北部ガザ市郊外のシェジャイアで空爆により少なくとも8人死亡，中部ブレイジ難民キャンプで空爆により10人死亡，南部ハンユニスで空爆により3人死亡(1日)。
・ハマス軍事部門のアル・カッサム旅団がイスラエル南部に向けて多数のロケット弾を発射したと発表(1日)。
・イスラエル軍がレバノン南部のヒズボラの武器庫標的に空爆を実施したと発表(1日)。
・イスラエルのガラント前国防相が国会議員を辞職すると発表，ガラント氏は2023年3月に最高裁の権限を縮小する政府案の撤回を主張しネタニヤフ首相によって解任，解任に抗議する大規模なデモによって首相は解任を撤回，その後ハマスに対する軍事作戦で民間人に多数の死傷者が発生していることを批判し，超正統派ユダヤ教徒の兵役免除の廃止を主張したことなどで首相と対立し2024年11月に解任(1日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去48時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は28人，負傷者は59人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は45,581人，負傷者は108,438人と発表(2日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも74人死亡，医療当局発表，中部マガジ難民キャンプとヌッセイラート難民キャンプで空爆により少なくとも子ども5人と女性4人含む14人死亡，南部ハンユニスの内務省施設への空爆により6人死亡，他の死亡者は北部ジャバリア難民キャンプとガザ市へので空爆による(2日)。
・イスラエル軍がレバノン南部のヒズボラの中距離ロケット発射装置を攻撃し破壊したと発表(2日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は77人，負傷者は145人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は45,658人，負傷者は108,583人と発表(3日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも42人死亡，医療当局発表(3日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンで武装集団の銃撃によりパレスチナ人男性1人と息子1人死亡(3日)。
・ハマス軍事部門のアル・カッサム旅団がガザ地区北部ジャバリア難民キャンプでイスラエル軍戦車5両を構成の爆薬で攻撃し破壊したと発表(3日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は59人，負傷者は273人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は45,717人，負傷者は108,856人と発表(4日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも73人死亡，医療当局発表とパレスチナ・メディア報道，北部ガザ市の民家2軒への空爆により少なくとも17人死亡，大多数は女性と子ども，同市の別の民家への空爆により5人死亡，10人は瓦礫の下に埋没，北部ジャバリア難民キャンプで空爆により少なくとも6人死亡(4日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルスでイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも1人死亡，9人負傷，パレスチナ保健省発表(4日)。
・国連レバノン暫定軍(UNIFIL)が4日朝にイスラエル軍のブルドーザーがレバノン南部のラブ―二村の両国間の撤退ラインの目印とUNIFILの陣地の隣のレバノン軍の監視塔を破壊したのは，昨年11月27日に発効したイスラエルとレバノンのヒズボラの停戦協定の基礎となる2006年の「国連安保理決議1701と国際法に明白に違反」していると非難(4日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は88人，負傷者は208人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は45,805人，負傷者は109,064人と発表(5日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも人死亡，保健当局発表，中部ヌッセイラート難民キャンプで空爆により5人死亡，北部ジャバリア難民キャンプで空爆により4人死亡，南部ハンユニスの警察署への空爆により5人死亡，中部ブレイジ難民キャンプで空爆により3人死亡，北部ガザ市シェイク・ラドワン地区の民家への空爆により7人死亡(5日)。
・ハマス軍事部門のアル・カッサム旅団がガザ地区北部ベイト・ラヒヤでのイスラム聖戦のアル・クッズ旅団とともにイスラエル軍部隊を攻撃しイスラエル兵1人を殺害したと発表(5日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニン南部の民家へのイスラエル軍の銃撃によりパレスチナ人1人死亡，同地区北部ナブルスのアスカリ難民キャンプでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人少年1人死亡，保健省発表(5日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は49人，負傷者は75人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は45,854人，負傷者は109,139人と発表(6日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも48人死亡，75人負傷，保健当局発表(6日)。
・ヨルダン川西岸地区北西部のユダヤ人入植地ケドゥミム近くでバスと車への銃撃により入植者3人死亡，7人負傷(6日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は31人，負傷者は57人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は45,885人，負傷者は109,196人と発表(7日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも38人死亡，医療当局発表，北部ジャバリア難民キャンプで空爆により5人死亡，20人以上負傷，南部ハンユニスの避難テントへの空爆により子ども8人と女性5人死亡，同市で民間車両への空爆により5人死亡，北部ガザ市の民家への空爆により4人死亡(7日)。
・イスラエル軍がガザ地区北部ベイト・ハヌーンで戦闘により軍部隊司令官1人と副官1人死亡と発表(7日)。
・ヨルダン川西岸地区各地でイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人3人死亡，北部ナブルス北東タムンで空爆により少年1人死亡，同地域タルーザでイスラエル兵の発砲により1人死亡，同市で銃撃戦により1人死亡，イスラエル兵1人負傷(7日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は51人，負傷者は78人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は45,936人，負傷者は109,274人と発表(8日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも22人死亡，医療関係者発表，北部ガザ市シェイク・ラドワン地区の集合住宅への空爆により少なくとも10人死亡，同市南郊ゼイトゥン地域で5人死亡，中部ディル・アルバラで空爆により3人死亡，北部ジャバリア難民キャンプで空爆により4人死亡，南部ハンユニスで無人機攻撃により子ども5人死亡(8日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルス北東タムンで無人機の空爆により子ども2人含むパレスチナ人3人死亡(8日)。
・米中央軍(USCENTCOM)がイエメン西部サヌアや北部アムラン州などのフーシ派の拠点や地下の武器製造施設を空爆したと発表(8日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は70人，負傷者は104人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は46,006人，負傷者は109,378人と発表(9日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも76人死亡，保健当局発表，北部ジャバリア難民キャンプで空爆により8人死亡，中部ディル・アルバラで空爆により子ども3人含む9人死亡(9日)。
・ガザ保健省(GMH)による過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死傷者数の発表なし(10日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも15人死亡，医療関係者発表，中部ブレイジ難民キャンプで空爆により7人死亡，北部地域で空爆により3人死亡(10日)。
・レバノン南部タイル・デッバでイスラエル軍の無人機の空爆により5人死亡，4人負傷，レバノン保健省発表，イスラエル軍はヒズボラの武器輸送車両標的の攻撃と主張(10日)。
・イエメン西部サヌアやホデイダ港などをイスラエル軍が空爆，サヌアの発電所で作業員と民間人計3人負傷，イスラエル軍は発電所や港湾施設はフーシ派が軍事活動に利用と主張，フーシ派はイスラエル西部テルアビブに無人機3基を発射，紅海上の米海軍空母「ハリーSトルーマン」標的に無人機とミサイルを発射したと発表(10日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去48時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は32人，負傷者は193人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は行方不明者の死者への追加を含めて46,537人，負傷者は109,571人と発表(11日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも16人死亡，民間緊急部隊発表，北部ジャバリア難民キャンプで空爆により女性2人と子ども2人含む8人死亡，北部ガザ市ダラジ地区で計8人死亡(11日)。
・イスラエル軍がガザ地区北部の戦闘で兵士4人死亡と発表(11日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去28時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は28人，負傷者は89人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は46,565人，負傷者は109,660人と発表(12日)。
・バイデン米大統領がイスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し，ガザ地区の即時停戦や人質解放の必要性を強調しカタール・ドーハでの停戦交渉について協議(12日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去28時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は19人，負傷者は71人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は46,584人，負傷者は109,731人と発表(13日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも33人死亡，民間防衛隊当局発表，北部ガザ市の避難所の学校への空爆により家族5人死亡，同市ダラジ地区で空爆により子ども2人子ども3人含む7人死亡，北部ジャバリア難民キャンプで空爆により2人死亡，5人負傷(13日)。
・イスラエル軍がガザ地区北部ベイト・ハヌーンでの戦闘で兵士5人死亡と発表(13日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去28時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は61人，負傷者は281人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は46,645人，負傷者は110,012人と発表(14日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも17人死亡，医療関係者発表，中部ディル・アルバラで空爆により少なくとも10人死亡，南部ラファで空爆により女性1人含む5人死亡，4人負傷(14日)。
・ハマス幹部がガザ地区の停戦交渉の仲介国から提示された停戦案について，イスラエルがガザ地区からの軍の撤退に関する工程表を提示していないため回答を保留していると発表(14日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも6人死亡，5人負傷(14日)。
・イスラエル政府のベングヴィル国家治安相がネタニヤフ首相がガザ地区での停戦と人質解放協定に同意した場合，ハマスへの危険な降伏として閣僚を辞任すると警告(14日)。
・イエメンのフーシ派の報道官がガザ地区のパレスチナ人支援のためにイスラエル西部テルアビブの「死活的な標的」を超音速弾道ミサイル1基と無人機4機で攻撃したと発表(14日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去28時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は62人，負傷者は253人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は46,707人，負傷者は110,265人と発表(15日)。
・カタール・ドーハでのガザ地区の停戦交渉でイスラエルとハマスが停戦と人質解放で合意，6週間の停戦とイスラエル軍の段階的撤退，ハマスが拘束中の人質33人の解放，イスラエルが拘束中のパレスチナ人の釈放など，19日に発効予定，発効後16日目までにその後の交渉を開始(15日)。
・停戦合意の発表後にガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも32人死亡，医療関係者発表(15日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人3人死亡，負傷者多数，パレスチナ赤新月社発表(15日)。
・イスラエル軍がヨルダン川西岸地区北部ジェニン南方カバティヤでIED攻撃により兵士3人負傷と発表(15日)。
・ガザ保健省(GMH)による過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死傷者数の発表なし(16日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも86人死亡，民間防衛隊発表，北部ガザ市北方シェイク・ラドワン地区で空爆により12人死亡，20人以上負傷，ガザ市中心部と西部で空爆により計7人死亡，10人以上負傷，北部ジャバリア難民キャンプで空爆により2人死亡，4人負傷(16日)。
・イスラエルのネタニヤフ首相がガザ地区での停戦合意について，「ハマスが調停国やイスラエルと達した合意の一部に違反し，土壇場で譲歩を迫ろうとしている」と批判し，「ハマスが合意の全ての項目を受け入れたことを調停国がイスラエルに通知するまでイスラエルの閣議は招集されない」との声明を発表，スモトリッチ財務相はハマスが敗北するまで攻撃を全面的に再開する場合のみ自らの党は政権に留まると主張，ベングヴィル国家保安相も停戦合意が承認されれば政権から離脱すると主張(16日)。
・ハマス上級幹部がハマスはガザ地区での停戦合意に関与し続けていくと言明(16日)。
・イエメンのフーシ派がガザ地区でのハマスとイスラエルの停戦合意の履行状況を注視しイスラエル側に違反があれば紅海での商船への攻撃を再開すると警告(16日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去28時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は88人，負傷者は189人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は46,876人，負傷者は110,642人と発表(17日)。
・ガザ地区へのイスラエル軍の激しい攻撃が継続，南部ハンユニスのナセル病院近くで空爆により2人死亡，7人負傷，北部ジャバリア難民キャンプで空爆により9人死亡，ハンユニス東部の民家への空爆により5人死亡，中部ヌッセイラート難民キャンプで空爆により1人死亡(17日)。
・イスラエル政府の安保閣僚の閣議でガザ地区での停戦合意を承認，ネタニヤフ首相はハマスが停戦合意に違反すれば戦闘を再開すると言明，ベングヴィル国家保安相とスモトリッチ財務相は停戦合意が承認されれば内閣から離脱すると再度警告(17日)。
・イスラエル政府の全閣僚による閣議でガザ地区の停戦合意を賛成4閣僚，反対8閣僚で承認(18日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去28時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は23人，負傷者は83人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は46,899人，負傷者は110,725人と発表(18日)。
・ガザ地区南部ハンユニス西部マワシ地区の避難テントへのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人5人死亡(18日)。
・ヨルダン川西岸地区北西部トゥルカルムをイスラエル軍が襲撃しパレスチナ人の抗議行動と衝突，パレスチナ人数人負傷(18日)。
・イエメンのフーシ派がイスラエル国防省標的に弾道ミサイルを発射したと発表，イスラエル軍は軽微な物的損害のみと発表(18日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去28時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は14人，負傷者は25人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は46,913人，負傷者は110,750人と発表(19日)。
・ガザ地区での停戦が予定の現地時間6時30分(日本時間15時30分)が過ぎても実行されず，イスラエルのネタニヤフ首相はハマスから解放される人質の名簿が提出されないため，攻撃を継続すると宣言，ガザ地区各地への空爆と砲撃によりパレスチナ人13人死亡，25人負傷，停戦仲介国は停戦発効前の48時間の「平穏」状態を要請していたが，直前までイスラエルの攻撃が継続したために名簿送付が困難だったとパレスチナ当局発表，約3時間後の9時15分に解放される人質3人の名簿が提出され停戦が発効(19日)。
・停戦の発効によりハマスが拘束していた人質のイスラエル人女性3人が解放され家族と再会，その後イスラエルが拘束中のパレスチナ人女性69人と少年21人が釈放(19日)。
・ヨルダン川西岸地区北部でIED攻撃によりイスラエル兵1人死亡，1人負傷(20日)。
・ヨルダン川西岸地区中部のパレスチナ人居住の村2カ所をユダヤ人入植者の集団が襲撃し，民家や商店などに放火し発砲，パレスチナ人少なくとも12人負傷，パレスチナ赤新月社発表(20日)。
・ネタニヤフ内閣に参加している政党「ユダヤの力」のベングヴィル国家保安相，エリヤフ・エルサレム問題相，ワッセルラウフ周辺開発相が辞表を提出(19日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去28時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は122人(うち62人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は341人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は47,035人，負傷者は111,091人と発表(20日)。
・ガザ地区暗部ラファでイスラエル兵の狙撃により子ども含む2人死亡(20日)。
・イスラエル軍がガザ地区の人口密集地から撤収を開始(20日)。
・ヨルダン川西岸地区北部でIED攻撃によりイスラエル兵1人死亡，1人負傷(20日)。
・ヨルダン川西岸地区中部のパレスチナ人居住の村2カ所をユダヤ人入植者の集団が襲撃し，民家や商店などに放火し発砲，パレスチナ人少なくとも12人負傷，パレスチナ赤新月社発表(20日)。
・イエメンのフーシ派がガザ地区での停戦発効を受けて紅海などでの船舶への攻撃をイスラエルと関連のある船舶に限定すると発表(20日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去28時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は72人(うち68人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は56人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は47,107人，負傷者は111,147人と発表(21日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも9人死亡，40人以上負傷，パレスチナ保健当局発表，イスラエル軍は対テロ戦争の一環の作戦行動と主張(21日)。
・イスラエル政府のスモトリッチ財務相がトランプ大統領のヨルダン川西岸地区のユダヤ人入植者への制裁を歓迎する声明を発表(21日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去28時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は54人(うち53人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は19人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は47,161人，負傷者は111,166人と発表(22日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去28時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は122人(うち120人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は306人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は47,283人，負傷者は111,472人と発表(23日)。
・ガザ地区南部ラファ西方地域の民家へのイスラエル軍戦車の砲撃によりパレスチナ人2人死亡，保健省と民間防衛隊発表(23日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニン地域への21日に開始されたイスラエル軍の攻撃の3日目，イスラエル軍とパレスチナ人の交戦によりパレスチナ人2人死亡，イスラエル軍は1月6日にバスへの発砲でイスラエル人3人が死亡した事件の実行者と主張，3日間の攻撃によるパレスチナ人の死者は子ども1人含む12人，負傷者は50人以上(23日)。
・ガザ保健省(GMH)による過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死傷者数の発表なし(24日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニン南方カバティヤでイスラエル軍の無人機攻撃によりパレスチナ人2人死亡，パレスチナ保健省発表(24日)。
・イスラエルのダノン国連大使がグテーレス事務総長に対して国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のエルサレムでの業務を停止し30日までに退去するよう要求する書簡を送付したと発表(24日)。
・イスラエル首相府がヒズボラが停戦合意を履行していないとしてイスラエル軍の撤収期限後もレバノン南部に駐留を継続する方針を発表，昨年11月27日に米仏の仲介で発効した停戦合意では60日以内(1月26日午前4時まで)にイスラエル軍とヒズボラのレバノン南部からの撤収を規定(24日)。
・ガザ保健省(GMH)による過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死傷者数の発表なし(25日)。
・ハマスが拘束中のイスラエル軍の女性兵士4人を解放，イスラエルはパレスチナ人200人を釈放(25日)。
・トランプ米大統領がイスラエルに対する大型爆弾の供与保留を解除するよう国防総省に指示，MK84無誘導爆弾1800発が数日以内にイスラエルに搬入予定，ニュースサイト「アクシオス」報道(25日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル兵の発砲により2歳の少女1人死亡，パレスチナ保健省発表(25日)。
・トランプ大統領がヨルダンのアブドゥラ国王との電話会談で，ガザ地区は「ほとんどすべてが破壊され，人々が亡くなっている」との認識を示し，150万人の避難民をヨルダンやエジプトに移住させる構想を提案(25日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去28時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は23人(うち14人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は11人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は47,306人，負傷者は111,483人と発表(26日)。
・ガザ地区中部ディル・アルバラでイスラエル軍の発砲により子ども1人含むパレスチナ人2人死亡，アル・アウダ病院発表(26日)。
・エジプト外務省がトランプ米大統領が25日にガザ地区の避難民150万人のヨルダンやエジプトへの移送を提案したことに対して，パレスチナ人の定住の権利を侵害し，地域の安定を危険にさらし，紛争の拡大のリスクを拡大するパレスチナ人の一時的または長期的な移送を拒否するとの声明を発表(26日)。
・レバノン南部でイスラエル軍の攻撃によりレバノン人22人死亡，子ども9人含む124人負傷，レバノン保健省発表，26日は停戦合意に基づくイスラエル軍の撤収期限，多くの住民が自分の村に帰還中，ヒズボラは「停戦合意違反と犯罪だ」と非難し，停戦を仲介した米仏と国際社会が責任を負い，イスラエル軍を撤収させるよう要求する声明を発表(26日)。
・ガザ保健省(GMH)による過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死傷者数の発表なし(27日)。
・ヨルダン川西岸と組北西部トゥルカルムでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人2人死亡，ハマスが2人は軍事部門メンバーと発表(27日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンへのイスラエル軍の攻撃が継続，ジェニン南方アッシュ・シュハダでイスラエル兵の発砲により2歳のパレスチナ人少女1人死亡，同地区西部ラマラ南方カランディア難民キャンプでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡，2人負傷(27日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去48時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は48人(うち37人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は80人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は47,354人，負傷者は111,563人と発表(28日)。
・国連機関がガザ地区北部にこれまでにパレスチナ人37万5000人以上が帰還したと発表(28日)。
・イスラエル軍がガザ地区で部隊に接近するパレスチナ人集団への警告射撃で誤射によりイスラエル人契約業者1人死亡と発表(28日)。
・レバノン南部ナバティエでイスラエル軍の空爆によりレバノン人24人負傷，レバノン保健省発表(28日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は63人(うち59人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は8人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は47,417人，負傷者は111,571人と発表(29日)。
・ヨルダン川西岸地区北部トゥバスでイスラエル軍戦闘機の空爆によりパレスチナ人少なくとも10人死亡，パレスチナ赤新月社と保健省発表，イスラエル軍は武装組織戦闘員標的の攻撃と主張，ハマスは軍事部門のメンバーではないと発表(29日)。
・ヨルダン川西岸地区北西部トゥルカルムでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡，ジェニンでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡，保健省発表(29日)。
・イスラエルのカッツ国防相がヨルダン川西岸地区北部ジェニンに軍を駐留させ続けると発表(29日)。
・東エルサレムでイスラエル治安部隊がパレスチナ人12人を逮捕，イスラエルが拘束していた服役者の釈放を祝ってハマスの旗を掲げたとの理由(29日)。
・レバノン南部でイスラエル軍の無人機攻撃によりレバノン人5人負傷(29日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は43人(うち42人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は9人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は47,460人，負傷者は111,580人と発表(30日)。
・ハマスが拘束していたイスラエル人3人とタイ人5人の人質を解放，イスラエルが拘束していたパレスチナ人110人を釈放(30日)。
・イスラエル軍がヨルダン川西岸地区北部ジェニンで銃撃戦により兵士1人死亡，5人負傷と発表(30日)。
・ヨルダン川西岸地区西部ラマラ西方の村でイスラエルに拘束されていたパレスチナ人110人の釈放を祝う群衆へのイスラエル軍の発砲によりパレスチナ人14人負傷(30日)。
・ガザ保健省(GMH)による過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死傷者数の発表なし(31日)。
・レバノン東部ベカア高原でイスラエル軍の空爆によりレバノン人2人死亡，10人負傷，保健省発表，ヒズボラ幹部は「停戦合意の重要な違反」と非難，イスラエル軍はヒズボラの地下武器製造施設標的の攻撃と主張(31日)。
2月
イスラエル軍の攻撃や警官の発砲などによる2月のパレスチナ人の死者917人(ガザ地区で108人，瓦礫の下などから発見された死者782人，ヨルダン川西岸地区で27人)，パレスチナ人側(レバノンのヒズボラ含む)の攻撃などによるイスラエル人の死者2人(28日まで)。
・ガザ保健省(GMH)が過去48時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は17人，負傷者は19人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,365人，負傷者は111,780人と発表(27日)。
・イスラエル北部のバス停にパレスチナ人の運転する車が突進しイスラエル人8人負傷，警察が運転者はヨルダン川西岸地区北部ジェニン出身でイスラエル人女性と結婚し市民権を獲得と発表(27日)。
・レバノン東部ヘルメル北方地域で走行中の車へのイスラエル軍の無人機攻撃によりレバノン人1人死亡，1人負傷(27日)。・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は27人(うち24人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は8人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は47,487人，負傷者は111,588人と発表(1日)。
・ハマスが拘束していたイスラエル民間人3人を解放，イスラエルはパレスチナ人183人を釈放する予定と発表，釈放されたパレスチナ人25人を乗せた赤十字国際委員会のバスがヨルダン川西岸地区西部ラマラに到着(1日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル軍の空爆により少年1人含むパレスチナ人少なくとも5人死亡，パレスチナ保健省発表(1日)。
・アラブ連盟，エジプト，ヨルダン，サウジアラビア，UAE，カタール，パレスチナ自治政府が，1月25日にトランプ米大統領がガザ地区の避難民150万人をエジプトやヨルダンに移住させる構想を提案したことに対して，パレスチナ人を彼らの領土のガザ地区やヨルダン川西岸地区から移住させるどのような案も拒否し，国際社会に対してガザ地区の復興についての計画とその実行を呼びかける共同声明を発表(1日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は11人(うち9人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は4人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は47,498人，負傷者は111,592人と発表(2日)。
・ガザ地区中部ヌッセイラート難民キャンプ西部で走行中の車へのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人4人負傷，医療関係者発表(2日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも8人死亡，建物23棟が崩壊，パレスチナ自治政府発表(2日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は20人(うち18人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は20人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は47,518人，負傷者は111,612人と発表(3日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は22人(うち20人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は6人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は47,540人，負傷者は111,618人と発表(4日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニン近郊タヤシールのイスラエル軍検問所へのパレスチナ人の銃撃によりイスラエル兵2人死亡，8人負傷，応戦により実行者のパレスチナ人1人死亡(4日)。
・ヨルダン川西岸地区の昨年のユダヤ人入植者の人口がイスラエル全体の人口増加率の1.1％の2倍以上の前年比2.3％増，12000人以上増加し529,450人に達したとイスラエルの任意団体が政府の公式統計を基に発表(4日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は12人(うち8人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は11人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は47,552人，負傷者は111,629人と発表(5日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は31人(うち28人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は4人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は47,583人，負傷者は111,633人と発表(6日)。
・イスラエルのカッツ国防相がガザ地区からパレスチナ人を退去させる計画の策定を軍に命令したと発表(6日)。
・ガザ保健省(GMH)による過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死傷者数の発表なし(7日)。
・ハマスがイスラエルは停戦合意に違反してガザ地区への人道支援物資の搬入を妨害していると非難(7日)。
・イスラエル軍がレバノン南部と東部ベカア高原のヒズボラの武器庫を空爆したと発表(7日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去48時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は26人(うち22人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は5人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は行方不明者の死者への追加572人含めて48,181人，負傷者は111,638人と発表(8日)。
・ハマスが停戦合意に基づくガザ地区への人道物資搬入に必要なトラック1万2000台のうち，イスラエルの妨害により地区内に入れたのは8500台にとどまると非難(8日)。
・ハマスがガザ地区で拘束していたイスラエル人男性3人を解放，イスラエル側は拘束中のパレスチナ人183人をヨルダン川西岸地区西部ラマラなどで釈放(8日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去48時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は8人(うち7人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は2人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,189人，負傷者は111,640人と発表(9日)。
・ガザ地区北部ガザ市でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人3人死亡，5人負傷，南部ハンユニスでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人高齢女性1人死亡，医療関係者発表(9日)。
・イスラエル軍がガザ地区を南部に分ける「ネツァリム回廊」から撤退(9日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ヌール・シャム難民キャンプでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人妊婦含む女性2人死亡，妊婦の夫1人負傷，別の発砲事件によりパレスチナ保健省発表(9日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は19人(うち14人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は15人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,208人，負傷者は111,655人と発表(10日)。
・エジプトのアブデルアティ外相がホワイトハウスでルビオ国務長官と会談しトランプ大統領が主張するガザ地区住民の域外移住について，住民がガザから去ることなしに早期のがれき除去や復興を進めることが重要だと主張(10日)。
・トランプ大統領がFOXニュースのインタビューでガザ地区を「中東のリビエラ」として再開発する構想について，パレスチナ人にガザ地区に帰還する権利は認められず，他の場所に恒久的な居住地が提供されると主張(10日)。
・トランプ大統領がハマスに対して15日12時までに拘束中の人質全員の解放を要求し，応じなければ停戦合意が破棄され「地獄が訪れることになる。全てが白紙に戻る」と警告(10日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は11人(うち8人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は10人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,219人，負傷者は111,665人と発表(11日)。
・イスラエルのネタニヤフ首相がハマスに対して15日正午までに人質を解放しなければイスラエル軍は攻撃を再開すると警告(11日)。
・イエメンのフーシ派がイスラエルがガザ地区への攻撃を再開した場合，「我々はイスラエルに対して直ちに攻撃をエスカレートする準備ができている」と警告(11日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は3人(うち2人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は9人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,222人，負傷者は111,674人と発表(12日)。
・ガザ地区南部ラファ西部の居住用建物へのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人1人死亡，1人負傷，保健当局発表(12日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ヌール・シャム難民キャンプでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年3人死亡，パレスチナ保健省発表(12日)。
・UAEの大統領がホワイトハウスでルビオ国務長官と会談しイスラエルとパレスチナの紛争について，和平のためには「2国家共存」による解決がカギとなると言明(12日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は17人(うち14人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は2人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,239人，負傷者は111,676人と発表(13日)。
・ハマスが拘束中のイスラエル人3人を予定通り15日に解放すると発表(13日)。
・ヨルダン川西岸地区北部でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡，パレスチナ保健省発表(13日)。
・トルコのエルドアン大統領がトランプ大統領のパレスチナ人を移住させパレスチナを「中東のリビエラ」として再開発する構想に対して，「ネタニヤフ首相のような殺人者と合意を結ぶというトランプ氏の決断は世界平和に対する大きな脅威だ」と非難(13日)。
・ガザ保健省(GMH)による過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死傷者数の発表なし(14日)。
・ハマスが拘束中のイスラエル人3人を15日に解放すると発表(14日)。
・ヨルダン川南西部ペスレヘム近郊のパレスチナ人の居住地をユダヤ人入植者の集団が襲撃しパレスチナ人少なくとも16人負傷(14日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去48時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は25人，負傷者は12人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,264人，負傷者は111,688人と発表(15日)。
・ハマスが拘束中のイスラエル人3人を解放，イスラエル側は収監中のパレスチナ人369人を釈放(15日)。
・ネタニヤフ首相が人質解放が続いているのはガザ地区内外のイスラエル軍の存在とトランプ大統領の「明確かつ明白な声明」のおかげだと賛美(15日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルス近郊アスカール難民キャンプでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡，パレスチナ保健省発表(15日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は7人(うち6人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は5人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,271人，負傷者は111,693人と発表(16日)。
・ガザ地区南部ラファ東部でイスラエル軍の空爆により支援物資搬入を警備中のパレスチナ人警官3人死亡(16日)。
・イスラエルのネタニヤフ首相がエルサレムでのユダヤ系米国人の会合でガザ地区のパレスチナ人に「選択肢を与えよう。強制立ち退きではない。民族浄化ではない」と述べ，パレスチナ人にガザ地区を去る選択肢を与えるべきだと主張，トランプ大統領のパレスチナ人を別の土地に再定住させる計画を称賛(16日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は13人(うち9人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は16人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,284人，負傷者は111,709人と発表(17日)。
・ルビオ米国務長官がサウジアラビアを訪問しムハンマド皇太子と会談しガザ地区情勢やシリア，レバノン情勢などについて協議(17日)。
・連邦議会の超党派の議員団がテルアビブでネタニヤフ首相と会談，会談後に共和党のグラム上院議員が米国がガザ地区を掌握しパレスチナ人を強制退去させるというトランプ大統領の構想に否定的な認識を表明，民主党のブルーメンソル上院議員はトランプ氏の構想の「実現の見込みはない」と批判しアラブ諸国が実行可能な代替案を提示することを期待すると述べる(17日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は7人(うち6人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は13人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,291人，負傷者は111,722人と発表(18日)。
・ハマスが21日に拘束中のイスラエル人6人を解放すると発表(18日)。
・中国の王維外相がトランプ大統領のパレスチナを「中東のリビエラ」として再開発する構想に対して，パレスチナはパレスチナ人の祖国であり「政治的駆け引きの交渉材料ではない」と批判し，パレスチナ紛争を「2国家共存」で解決すべきだと主張(18日)。
・イスラエル軍の一部がレバノン南部から撤退を開始(18日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は6人(うち2人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は11人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,297人，負傷者は111,733人と発表(19日)。
・ヨルダン川西岸地区北部トゥバス近郊でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人3人死亡(19日)。
・レバノン南部アイタ・アルシャアブでイスラエル軍の無人機攻撃によりレバノン人1人死亡，レバノン保健省発表(19日)。
・ガザ保健省(GMH)による過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死傷者数の発表なし(20日)。
・ハマスが拘束中に死亡したイスラエル人4人の遺体をイスラエルに返還(20日)。
・イスラエル西部テルアビブ南方バットヤムで駐車中のバス3台が爆発，死傷者なし，警察が他の2台にも「トゥルカルムからの報復」とのメッセージ付きの爆発装置を発見，テロ行為として捜査開始，ネタニヤフ首相がヨルダン川西岸地区での軍事作戦を指示(20日)。
・ガザ保健省(GMH)による過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死傷者数の発表なし(21日)。
・ヨルダン川西岸地区南西部ヘブロンでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人少年1人死亡，ヨルダン川西岸地区北部ジェニンの難民キャンプでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人少女1人死亡，パレスチナ保健省発表(21日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去48時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は10人(うち7人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は4人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,329人，負傷者は111,753人と発表(22日)。
・ハマスが拘束中の人質計6人を解放，イスラエル側は予定された収監中のパレスチナ人620人の釈放をネタニヤフ首相の指示により凍結，ハマス側が停戦合意に違反したためと主張(22日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去48時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は10人，負傷者は0人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,339人，負傷者は111,753人と発表(23日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンにイスラエルのネタニヤフ首相が戦車部隊を派遣し住宅や水道，発電設備など重要インフラなどを破壊，イスラエル軍はパレスチナ武装組織戦闘員26人を逮捕したと発表(23日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は7人(うち5人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は6人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,346人，負傷者は111,759人と発表(24日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンの難民キャンプで少なくとも12台のイスラエル軍のブルドーザーが民家やインフラ施設を破壊(24日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は2人(うち1人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は2人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,348人，負傷者は111,761人と発表(25日)。
・ガザ保健省(GMH)による過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死傷者数の発表なし(26日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は2人(うち1人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は2人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,348人，負傷者は111,761人と発表(25日)。
・ガザ地区北部ガザ市や南部ハンユニスなどで新生児計6人が凍死，イスラエルによる暖房用発電燃料などのガザ地区への搬入阻止が原因，新生児や子供の凍死はこの冬で計15人，医療従事者発表(25日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルスでパレスチナ人の集団とイスラエル軍の衝突によりパレスチナ人1人死亡，31人負傷，パレスチナ赤新月社発表(25日)。
・レバノン東部ベカア高原ジャンタ地域でイスラエル軍の攻撃により2人死亡，3人負傷，レバノン保健省発表(25日)。
・ガザ保健省(GMH)による過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死傷者数の発表なし(26日)。
3月
イスラエル軍の攻撃や警官の発砲などによる3月のパレスチナ人の死者1,344人(ガザ地区で1,181人，瓦礫の下などから発見された死者154人，ヨルダン川西岸地区で9人)，パレスチナ側の攻撃などによるイスラエル人の死者1人(31日まで)。
・ガザ保健省(GMH)が過去48時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は23人(うち21人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は23人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,388人，負傷者は111,803人と発表(1日)。
・ガザ保健省(GMH)がガザ地区の病院へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人4人死亡，6人負傷と発表(2日)。
・イスラエル軍がガザ地区への援助物資の搬入を停止，ネタニヤフ首相は「人質の解放なくしては停戦を認めない」と主張(2日)。
・イスラエル首相府がガザ地区でのハマスとの停戦合意の第1段階の期限の3月1日以降，イスラム教のラマダン(断食月)とユダヤ教の「過ぎ越し祭」期間の4月20日頃まで停戦を継続するとの米国のウィットコフ中東担当特使の提案を受け入れると発表，ハマスは当初の停戦合意通りに第2段階への移行を主張し，停戦の一時的延長を拒否(2日)。
・ルビオ国務長官が40億ドル規模のイスラエルへの軍事援助の指示に署名(2日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は9人(うち4人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は21人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,397人，負傷者は111,824人と発表(3日)。
・ガザ地区南部ラファでイスラエル軍の無人機攻撃によりパレスチナ人少なくとも2人死亡，ハンユニスでイスラエル軍ヘリの攻撃により3人負傷，医療従事者発表(3日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は8人(うち7人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は11人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,405人，負傷者は111,835人と発表(4日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人2人死亡，イスラエル軍は死亡したのはハマスのジェニン地区幹部とメンバーで，他に3人を逮捕と発表(4日)。
・エジプト・カイロで開催のアラブ連盟の緊急首脳会議でガザ地区の復興計画を採択，トランプ米大統領の「中東のリビエラ」構想への対案として，総額530億ドルを投じて商業港や空港の整備，住宅開発などを行なう計画を承認(4日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は35(うち30人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は10人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,440人，負傷者は111,845人と発表(5日)。
・トランプ米政権がガザ地区で拘束されている米国人の人質の解放に向けてハマスと秘密裏に協議を行なったと関係者の情報とロイター報道，ホワイトハウスがハマスとの交渉の情報を確認(5日)。
・トランプ米大統領がハマスに対して「これは最後の警告だ！指導者たちよ，まだチャンスがある今こそガザを去る時だ。そしてガザの人々へ：美しい未来が待っているが，人質を取ればあなたたちは死ぬのだ！」と人質全員の即時解放と指導部の退去をSNS上で要求(5日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は6人，負傷者は7人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,446人，負傷者は111,852人と発表(6日)。
・ハマスがトランプ米大統領によるパレスチナへの繰り返しの脅しがネタニヤフ首相の停戦合意の撤回とガザ地区に対する封鎖強化を助長していると非難(6日)。
・ガザ保健省(GMH)による過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死傷者数の発表なし(7日)。
・ガザ地区北部ガザ市シェジャイア地域でイスラエル軍の無人機攻撃によりパレスチナ人2人死亡，医療当局発表，イスラエル軍は武装勢力戦闘員容疑者がイスラエル軍部隊近くに爆発物を設置しようとしていたための攻撃と主張(7日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去48時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は7人(うち1人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は8人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,453人，負傷者は111,860人と発表(8日)。
・ガザ地区南部ラファでイスラエル軍の無人機攻撃によりパレスチナ人2人死亡，医療当局発表(8日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は5人，負傷者は37人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,458人，負傷者は111,897人と発表(9日)。
・イスラエルのエネルギー相がガザ地区への送電の即時停止を指示，海水淡水化施設の稼働が困難に(9日)。
・サウジアラビア・ジッダで開催のイスラム協力機構(OIC)が4日にアラブ連盟が採択したガザ地区の再建計画を正式に承認，英・仏・独・伊の外相も共同声明で同計画の支持を表明(9日)。
・レバノン南部クファー・キラでイスラエル軍の攻撃によりレバノン軍兵士1人死亡，2人負傷，レバノン保健省発表(9日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は9人(うち5人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は16人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,467人，負傷者は111,913人と発表(10日)。
・米国のウィットコフ中東担当特使がFOXニュースのインタビューでハマスに武装解除とガザ地区からの退去を要求したと述べる(10日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルス北東アル・バドハンにイスラエル軍が侵入し検問所を設置して車両の通過を制限(10日)。
・イエメンのフーシ派がイスラエルがガザ地区への物資搬入を再開しなければ「軍事行動をとる」との声明を発表(10日)。
・ガザ保健省(GMH)による過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死傷者数の発表なし(11日)。
・ガザ地区中部でイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人4人死亡，民間緊急サービス発表，イスラエル軍は「テロリスト」が不審な行動をしていたための攻撃と主張(11日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル兵の発砲などにより女性1人含むパレスチナ人計6人死亡，2人は警察特殊部隊との銃撃戦により死亡，1人はイスラエル軍部隊への銃撃に対する兵士の応戦により死亡，女性1人は軍検問所で兵士の発砲により死亡，軍当局の理由の説明なし(11日)。
・レバノン南部デール・アルザハリ地域でイスラエル軍の無人機攻撃によりレバノン人1人死亡(11日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は12人(うち5人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は14人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,515人，負傷者は111,941人と発表(12日)。
・ヨルダン川西岸地区各地をイスラエル軍が襲撃しパレスチナ人30人を逮捕(12日)。
トランプ大統領がホワイトハウスでのアイルランドのマーティン首相との会談で「パレスチナ人をガザから追放するつもりはない」と言明，ハマスのカッセム報道官が「トランプ氏の発言がガザ地区住民を追放するという考えの撤回を意味するのであれば歓迎する」との声明を発表(12日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は9人(うち7人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は14人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,524人，負傷者は111,955人と発表(13日)。
・国連の東エルサレムを含むパレスチナ被占領地とイスラエルに関する独立国際調査委員会(COI)がイスラエルはガザ地区で女性の医療施設を破壊し，戦争戦略として性暴力を行ない，パレスチナ人に対し「大量虐殺行為」を行なったとする報告書を公表(13日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルス近郊のパレスチナ人居住地域をユダヤ人入植者の集団が実弾や催涙弾などで襲撃し住宅3軒や多数の車両に放火(13日)。
・ガザ保健省(GMH)による過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死傷者数の発表なし(14日)。
・ガザ地区北部ガザ市ザイトゥン地区でイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人4人死亡，イスラエル軍は道路に爆発物を設置していたための空爆と主張，パレスチナ・メディアはイスラエルの封鎖のためにガスが止まったためにパレスチナ人が薪を集めていたと報道(14日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルス東方サレムでイスラエル人の発砲によりパレスチナ人1人死亡，パレスチナ保健省発表(14日)。
・ハマスが拘束中の米国とイスラエルの二重国籍者の米国人の人質1人の解放に同意したと発表，イスラエル首相府は「ハマスの心理戦だ」としてハマス側との合意と拒否(14日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は19人(うち12人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は26人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,543人，負傷者は111,981人と発表(15日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも12人死亡，医療従事者発表とパレスチナ・メディア報道，北部ベイト・ラヒヤで慈善団体の活動をしていた民間人の乗った車両への攻撃によりジャーナリスト3人含む9人死亡，同地域で子ども1人死亡，イスラエル軍は2人の「テロリスト」が無人機により現地部隊に脅威を与えたための攻撃と主張，中部ジュール・エルディークで空爆により2人死亡，南部ラファで無人機攻撃により8人負傷(15日)。
・ヨルダン川西岸地区のカルキリヤ，ベスレヘム，ヘブロン，ラマラをイスラエル軍が襲撃し複数のパレスチナ人を逮捕(15日)。
・トランプ大統領がイエメンのフーシ派による紅海やアデン湾での商戦に対する攻撃への報復として「断固とした強力な軍事行動」を米軍に指令，イエメン西部サヌアへの米軍とイスラエル軍の空爆により民間人9人含む13人死亡，9人負傷，フーシ派は空爆を「戦争犯罪」と非難し，「エスカレーションにはエスカレーションで対抗する準備はできている」と警告(15日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は29人(うち15人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は51人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,572人，負傷者は112,032人と発表(16日)。
・レバノン南部マイス・アルジャバル地域でイスラエル軍の攻撃により民間人1人死亡，1人負傷，ラムイェでイスラエル兵の発砲により民間人1人負傷(16日)。
・イエメン保健省が15日の米軍のサヌアへの空爆による死者は31人，負傷者は101人に増加したと発表(16日)。
・イエメン政府軍が15日の米軍のサヌアへの空爆への報復として紅海北部を航行中の米海軍空母ハリー・S・トルーマンと護衛の戦艦を弾道ミサイル18基と巡航ミサイルで攻撃したと発表(16日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は5人(うち3人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は9人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,577人，負傷者は112,041人と発表(17日)。
・ガザ地区中部ディル・アルバラでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人3人死亡，イスラエル軍は道路に爆発物を設置しようとしていたための攻撃と主張，ガザ地区医療従事者は薪を集めていた際に攻撃を受けて死亡と発表，中部ブレイジ難民キャンプで避難所の学校へのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人父子2人死亡，アルアクサ病院発表(17日)。
・レバノンのメナッサ国防相とシリア暫定政府のムルハフ・アブカスラ国防相が停戦に合意したと発表，過去2日間での両国軍の交戦によりシリア軍兵士3人死亡，レバノン側は7人死亡，計52人負傷(17日)。
・イエメンのフーシ派が紅海北部を航行中の米海軍空母「ハリー・S・トルーマン」と随伴する軍艦に対して過去24時間で2回目のミサイルと無人機で攻撃したと発表，米軍は紅海沿岸のホデイダや北部アルジャウフを空爆したと発表(17日)。
・ガザ保健省(GMH)が18日未明からのイスラエル軍のガザ地区各地への空爆によるパレスチナ人の死者は404人，負傷者は562人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は48,981人，負傷者は112,603人と発表(18日)。
・パレスチナ人400人以上が死亡したガザ地区各地へのイスラエル軍の空爆について，イスラエル軍はハマスの攻撃を阻止するための「先制攻撃」と主張，ネタニヤフ首相はハマスに対する軍事的圧力は人質解放のための「不可欠の条件」と主張しハマス標的の大規模攻撃はまだ始まりにすぎないと警告，サール外相は攻撃は数日間続くと警告，首相府は「ハマスが人質解放を繰り返し拒否し，ウィットコフ米大統領特使や仲介者から受け取った提案をすべて拒否した」ことを受けた措置と説明，ホワイトハウスのヒューズ報道官は事前にイスラエルから話があったと述べ，「ハマスは人質を解放して停戦を延長することもできたが，拒否と戦争を選択した」と主張(18日)。
・イスラエルのベングビール前国家治安相がガザ地区への大規模空爆を歓迎し，自身が率いる極右政党「ユダヤの力」はネタニヤフ連立政権に復帰すると発表(18日)。
＜ガザ地区への大規模攻撃再開と「ユダヤの力」の政権復帰の背景＞
イスラエル国会が予算案の審議中で，今月末までに承認されなければ，解散・総選挙になる可能性大，人質解放を強く求める家族やその支持者の政権批判が強く，総選挙はネタニヤフ政権にとって不利な状況，極右で強硬派のスモトリッチ財務相はガザ地区での軍事行動再開を要求，予算案成立のために「ユダヤの力」の協力が必要，そのための空爆再開か。
・ガザ保健省(GMH)が18日未明以降のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は436人，負傷者は678人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は49,547人，負傷者は112,719人と発表(19日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の空爆により子ども含むパレスチナ人少なくとも48人死亡，地元保健当局発表，南部ハンユニスと北部ガザ市で計13人死亡，南部ラファで5人死亡，北部ベイト・ラヒヤ24人死亡，北部ベイト・ハヌーンで4人死亡，1人負傷，中部の国連施設で職員1人死亡，5人負傷(19日)。
・イスラエル軍がガザ地区での地上作戦を再開し北部と南部を二分する中部ネツァリム回廊を支配(19日)。
・ヨルダン川西岸地区西部ラマラ北方シルワドをイスラエル軍が襲撃しパレスチナ人多数を逮捕(19日)。
・イスラエル・エルサレムの国会前でガザ地区での戦闘再開に抗議する数千人規模の集会(19日)。
・イスラエル政府が極右政党「ユダヤの力」のベングビール氏の国家治安相就任を承認，首相府発表(19日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は85人，負傷者は133人と発表(20日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも91人死亡，ガザ保健省発表(20日)。
・ハマスがイスラエル西部テルアビブへ向けてロケット弾を発射したと発表，イスラエル軍は3発のうち1発を迎撃，2発は空き地に落下，死傷者なしと発表(20日)。
・イスラエル軍が北部ベイト・ラヒヤと南部ラファのシャブーラ地区で地上作戦を開始したと発表(20日)。
・イスラエル国会が2025年度の予算案の骨子と経済計画案を承認，憲法で定められた3月末までに予算案が承認されない場合に議会の解散・総選挙を回避できる見通し(20日)。
・イスラエル軍がイエメンから発射されたミサイル2基を迎撃したと発表(20日)。
・ガザ保健省(GMH)による過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死傷者数の発表なし(21日)。
・ガザ地区中部トルコ・パレスチナ友好病院をイスラエル軍が破壊，ガザ保健省発表(21日)。
・国連安保理で米国のシェイ国連臨時代理大使がガザ地区でイスラエル軍の攻撃により多数のパレスチナ人が死傷していることについて，「ガザ地区で敵対行為が再燃したことの全責任はハマスにある」と主張，イスラエルのダノン国連大使は「ハマスには交渉の席に戻るか，指導部が次々と殺害されるのを待つか，選択肢がある。イスラエルは人質が全員帰還するまで攻撃を止めない」と警告(21日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去48時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は130人(うち2人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は263人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は49,747人，負傷者は113,213人と発表(22日)。
・ガザ地区北部と南部ラファへのイスラエル軍の空爆により少なくとも7人死亡，パレスチナ・メディア報道(22日)。
・エルサレムやテルアビブでガザ地区での戦闘の停止や人質の解放を求める計数万人規模のデモ。(3)
レバノン南部のヒズボラの拠点へのイスラエル軍の空爆により6人死亡(22日)。
・イエメン南部アビヤン地区で米軍の無人機攻撃によりアルカイダ指導者と部下計2人死亡(22日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は41人(うち2人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は61人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は50,021人，負傷者は113,274人と発表(23日)。
・ガザ地区南部ラファとハンユニスでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人46人死亡，中東メディア報道(23日)。
・ガザ地区南部ハンユニスのナセル病院へのイスラエル軍の砲撃によりハマス政治部門指導者のバルフーム氏，バルダウィル氏とその妻含む5人死亡とハマスが発表(23日)。
・レバノン南部でイスラエル軍の空爆により子ども1人含む2人死亡，8人負傷，レバノン保健省発表，イスラエル軍はヒズボラがイスラエルに向けてミサイルを発射したことへの報復と主張，ヒズボラはミサイル発射を否定(23日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は61人(うち4人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は134人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は50,082人，負傷者は113,408人と発表(24日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の空爆と砲撃によりパレスチナ人少なくとも65人死亡，保健当局発表，南部ハンユニスの民家や避難テントへの空爆により少なくとも16人死亡，北部ガザ市東部シェジャイアで砲撃により4人死亡，パレスチナ・メディア報道(24日)。
・ヨルダン川西岸地区ヘブロン近郊マサフェルヤッタでユダヤ人入植者の集団がパレスチナ人を襲撃しアカデミー賞を受賞したドキュメンタリー映画「ノー・アザー・ランド(故郷は他にない)」の共同監督のハムダン・バラール氏らに暴行，同氏はイスラエル兵が拉致(24日)。
・イスラエル北部のバス停でイスラエル市民のアラブ人の銃撃とナイフによる襲撃によりイスラエル人1人死亡，イスラエル兵1人負傷，警官の発砲により襲撃者死亡(24日)。
・イエメンのフーシ派がイスラエル西部テルアビブのベングリオン空港を超音速ミサイルで攻撃し標的に命中したと発表，イエメン西部サヌアで米軍の空爆により1人死亡，13人負傷，フーシ派保健当局発表(24日)。
・イスラエル軍がエルサレムやテルアビブ地域標的にイエメンのフーシ派が発射したミサイルを迎撃したと発表(24日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は62人，負傷者は296人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は50,144人，負傷者は113,704人と発表(25日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の空爆により少なくとも子ども3人含むパレスチナ人23人死亡，医療従事者発表(25日)。
・ガザ地区北部ベイト・ラヒヤでハマスに対して戦闘終結を求める住民数百人規模の抗議デモ，アルジャジーラ報道(25日)。
・ヨルダン川西岸地区ヘブロン近郊でユダヤ人入植者の暴行で負傷しイスラエル兵に拉致されたドキュメンタリー映画「ノー・アザー・ランド(故郷は他にない)」の共同監督ハムダン・バラール氏をイスラエル当局が釈放(25日)。
・イスラエル国会が2025年の予算案を可決，ガザ地区への大規模攻撃の再開で極右勢力の支持を獲得(25日)。
・イエメンのフーシ派がイスラエル西部テルアビブのベングリオン空港と紅海を航行中の米海軍空母「はりー・S・トルーマン」を再び超音速ミサイルで攻撃したと発表(25日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は39人(うち1人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は124人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は50,183人，負傷者は113,828人と発表(26日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも20人死亡，中部ヌッセイラート難民キャンプで食料を受け取りにきた住民5人死亡，中部ディル・アルバラの避難テントで女性と子ども含む3人死亡(26日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルス東方バラタ難民キャンプをイスラエル軍が襲撃しパレスチナ人多数を逮捕(26日)。
・イスラエル・エルサレムの国会前でネタニヤフ政権の司法改革法案(最高裁の決定を国会が覆すことを可能にする改革，ネタニヤフ氏の犯罪について有罪判決が出た場合に判決を無効とするねらい)に反対する数万人規模の抗議行動(26日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は25人，負傷者は82人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は50,208人，負傷者は113,910人と発表(27日)。
・ガザ保健当局が2023年10月のイスラエル軍のガザ地区攻撃開始以降の子どもの死者は1万5613人と発表，今年3月18日のイスラエル軍のガザ地区への大規模攻撃再開以降の死者は少なくとも855人死亡，その半数以上が女性と子どもと発表(27日)。
・ガザ地区北部ジャバリア難民キャンプでイスラエル軍の空爆によりハマスのカノア報道官が死亡，ハマス・メディア発表(27日)。
・イエメンのフーシ派がガザ地区の人々への支援作戦開始以降の米・英・イスラエルのイエメンへの攻撃による民間人の死者は少なくとも子ども53人と女性17人含む189人と発表(27日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は43人(うち2人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は115人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は50,251人，負傷者は114,025人と発表(28日)。
・ガザ地区でイスラエル軍の空爆により住民に食料を配っていたNPOの「ワールド・セントラル・キッチン」のボランティア1人死亡，パレスチナ人6人負傷(28日)。
・ヨルダン川西岸地区南西部ヘブロン近郊の村をユダヤ人入植者の集団が襲撃しパレスチナ人羊飼い5人負傷，医療関係者発表(28日)。
・レバノン西部ベイルート南郊へのイスラエル軍の空爆によりレバノン人3人死亡，イスラエル軍はレバノンからロケット弾が発射されたことへの報復としてヒズボラの無人機施設を攻撃したと主張，ヒズボラはロケット弾発射への関与を否定し停戦を遵守していると主張(28日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は26人(うち1人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は70人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は50,277人，負傷者は114,095人と発表(29日)。
・ハマスが人質5人の解放とガザ地区での一定期間での停戦，ガザ地区への支援物資の搬入などの停戦案に合意したと発表(29日)。
・ガザ地区各地をイスラエル軍が空爆と戦車から砲撃，民家やインフラ施設などに火災発生(29日)。
・ガザ地区南部ラファで救急車と消防車へのイスラエル兵の発砲により救急隊員のパレスチナ人6人死亡，民間防衛隊発表，イスラエル軍はハマスの車両を攻撃しハマスとイスラム聖戦の複数のテロリストを排除したと発表，その後に「初動調査の結果，不審車両の一部は救急車と消防車だったことが判明した」と補足し「テロ組織がテロ目的で」救急車を繰り返し利用していると非難(29日)。
・イエメン西部サヌア標的の米軍の空爆により少なくとも1人死亡，フーシ派当局発表(29日)。
・ガザ保健省(GMH)による過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死傷者数の発表なし(30日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃により子ども含むパレスチナ人少なくとも64人死亡，パレスチナ・メディア報道，国際赤十字・赤新月社連盟が南部ラファでイスラエル軍の攻撃を受けた医療活動中の職員ら8人の遺体を発見し1人が行方不明と発表，南部ハンユニスの集合住宅と避難テントへの砲撃により子ども2人含む計11人死亡，保健当局発表(30日)。
・ヨルダン川西岸地区ナブルス南方のパレスチナ人居住地域をイスラエル軍が襲撃しパレスチナ人と衝突(30日)。
・イエメンのフーシ派がイスラエル西部テルアビブのベングリオン空港を弾道ミサイルで攻撃したと発表(30日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は53人，負傷者は189人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は50,357人，負傷者は114,400人と発表(31日)。
・イスラエルのスモトリッチ財務相がネタニヤフ首相に辞職を申し出，スモトリッチ氏の報道官はベングビール氏の「ユダヤの力」が連立政権復帰に際してより多数の閣僚ポストを要求していることへの対抗措置と説明，連立政権離脱は否定(31日)。
4月
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は42人(うち1人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は183人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は50,399人，負傷者は114,583人と発表(1日)。
・ガザ地区南部ハンユニスでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人ジャーナリストと家族計4人死亡(1日)。
・ガザ地区のすべての製パン店が燃料と小麦粉不測のために営業停止，パレスチナ・メディア報道，国連の世界食糧計画(WFP)も支援先の製パン店25軒すべてが閉店に追い込まれたと発表(1日)。
・ガザ地区で先週に行なわれたハマスに対する抗議デモに参加した男性が3月28日にハマスのメンバーに拉致され，拷問後に死亡したと家族がCNNに通報(1日)。
・レバノン西部ベイルート南郊でイスラエル軍の空爆によりヒズボラ戦闘員1人含む少なくとも4人死亡，7人負傷，レバノン治安当局発表，ヒズボラの国会議員は「大規模かつ深刻な侵略行為であり、事態を全く異なるレベルにまでエスカレートさせた」と批判(1日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は24人，負傷者は55人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は50,423人，負傷者は114,583人と発表(2日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも60人死亡，保健当局発表，北部ジャバリア難民キャンプの避難所として使用の国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)運営の診療所への空爆により子ども9人と女性2人含む少なくとも19人死亡，南部ハンユニスで空爆により子ども2人と女性5人含む少なくとも17人死亡(2日)。
・イスラエルのカッツ国防相がガザ地区の広範囲を占領してイスラエルの安全保障地帯に編入する」と発表，イスラエルの人権団体ギシャの調査で同地区総面積の17％の62平方㎞を制圧済み(2日)。
・イエメン西部ホデイダで米軍の空爆により3人死亡，2人負傷，フーシ派発表(2日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は100人(うち3人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は138人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は50,523人，負傷者は114,776人と発表(3日)。
・ガザ地区北部ガザ市トゥファの避難所の学校へのイスラエル軍の空爆により子ども14人と女性5人含むパレスチナ人27人死亡，70人以上負傷，保健当局発表，同市シジャイヤで30人以上死亡，同地区の病院発表，南部ハンユニスで子ども5人と妊婦1人含む14人死亡，イスラエル軍はハマスの指令センター標的の攻撃と主張(3日)。
・イスラム聖戦がガザ地区からイスラエルに向けてロケット弾を発射，イスラエル軍は迎撃したと発表(3日)。
・イスラエルのネタニヤフ首相がハンガリー・ブダペストを訪問しオルバン首相と会談，国際刑事裁判所(ICC)は昨年11月に逮捕状を発行したネタニヤフ首相の逮捕をICC加盟国のハンガリー政府に3月31日に文書で要請済み，オルバン首相はネタニヤフ氏を拘束しないと明言，ハンガリー政府がICCからの脱退を表明(3日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は86人，負傷者は287人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は50,609人，負傷者は115,063人と発表(4日)。
・ガザ地区南部ハンユニスでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも35人死亡，北部ガザ市タッファ地区の避難所の学校への空爆により子ども含むパレスチナ人少なくとも27人死亡，保健当局発表(4日)。
・イスラエル軍がガザ地区北部ガザ市東郊シェジャイアで「安全地帯を拡大するため」に地上侵攻を開始したと発表(4日)。
・ヨルダン川西岸地区でイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人2人死亡(4日)。
・レバノン南部シドンでイスラエル軍の攻撃によりハマス司令官と家族2人死亡，軍当局発表(4日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は60人，負傷者は162人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は50,669人，負傷者は115,225人と発表(5日)。
・ガザ地区南部ハンユニスでイスラエル軍の無人機攻撃により6人死亡，パレスチナ・メディア報道(5日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡，パレスチナ保健省発表(5日)。
・イエメンのフーシ派がガザ地区のパレスチナ人支援のイスラエル西部テルアビブへの攻撃の一環としてジャッファ地域を無人機で攻撃したと発表，米軍がイエメンへの空爆によりフーシ派指導者多数死亡，軍事施設を破壊したと発表(5日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は26人，負傷者は113人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は50,695人，負傷者は115,338人と発表(6日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも39人死亡，保健当局発表，南部ハンユニスで空爆により子ども5人と女性5人含む15人死亡，北部ジャバリヤ難民キャンプで砲撃により少なくとも4人死亡，北部ガザ市のパン屋の前で空爆により子ども3人含む6人死亡，中部ディル・アルバラで空爆により子ども1人と女性3人含む7人死亡(6日)。
・ハマスがイスラエル南部に向けてロケット弾を発射したと発表，イスラエル軍は10発のロケット弾を迎撃，1発がアシュケロンに落下し破片により1人負傷と発表(6日)。
・ヨルダン川西岸地区エルサレム近郊でイスラエル兵のの発砲により米国籍のパレスチナ人青年1人死亡，2人負傷，イスラエル軍は「テロリスト」の投石により民間人に危険が生じたための発砲と主張(6日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は57人(うち1人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は137人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は50,752人，負傷者は115,475人と発表(7日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも30人死亡，病院当局発表，南部ハンユニスの避難テントへの空爆により女性と子ども含む少なくとも6人死亡，10人負傷，同地域の地元メディアのテントへの空爆によりパレスチナ人ジャーナリスト1人含む2人死亡，9人負傷，記者組合発表(7日)。
・レバノン南部ナクウラのレバノン軍検問所近くの地域をイスラエル軍ヘリが空爆(7日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は58人，負傷者は213人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は50,810人，負傷者は115,688人と発表(8日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃により子ども8人と女性5人含むパレスチナ人少なくとも25人死亡，医療関係者発表，中部ディル・アルバラで子ども5人含む計15人死亡，北部ベイト・ラヒヤで7人死亡，北部ガザ市北西部で4人死亡(8日)。
・国連のグテーレス事務総長がガザ地区の状況について，イスラエルが人道支援物資の搬入を阻止し続けており，「援助が届かなくなってからすでに1カ月以上が経過した。食料も，燃料も，薬も，商品もない。援助は途絶えて，キリングフィールド(殺戮の場)と化している」と警告，イスラエル外務省報道官は「ガザにおいて人道支援物資の不足はない」と反論し，ハマスが最近のガザへの支援を「戦争機械の再建」に利用していると主張(8日)。
・ヨルダン川西岸地区の結婚式場にイスラエル人が放火，死傷者なし(8日)。
・イエメン西部ホデイダで米軍の空爆により少なくとも2人死亡，13人負傷，フーシ派発表(8日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は36人(うち3人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は41人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は50,846人，負傷者は115,729人と発表(9日)。
・ガザ地区北部ガザ市東郊シェジャイアの集合住宅へのイスラエル軍の空爆により子ども8人と女性8人含むパレスチナ人少なくとも29人死亡，保健省発表，イスラエル軍はハマスの拠点への攻撃と主張(9日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルス東部バラタ難民キャンプをイスラエル軍が襲撃し多数の民家を破壊(9日)。
・イエメン西部ホデイダで米軍の空爆により少なくとも10人死亡，フーシ派発表(9日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は40人，負傷者は146人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は50,886人，負傷者は115,875人と発表(10日)。
・イスラエル軍が過去24時間にガザ地区各地の35カ所の軍事目標を空爆し，多数のインフラを破壊，ハマスのシェジャイア旅団司令官を殺害したと発表(10日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は26人(うち6人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は106人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は50,912人，負傷者は115,981人と発表(11日)。
・赤十字国際委員会(ICRC)がガザ地区に人道支援物資が搬入されておらず，数週間後には病院を運営するために必要な物資が枯渇するだろう，ガザ地区の人道状況は「地上の地獄」だと訴え，世界保健機関(WHO)も医薬品の在庫が極端に少なくなっており，病院を部分的に稼働させ続けることすら困難になっていると警鐘(11日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は21人，負傷者は64人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は50,933人，負傷者は116,045人と発表(12日)。
・イスラエル軍がガザ地区南部ラファを取り囲む回廊を建設し，他の地区から分離したと発表，ラファ市当局は「明白な国際法違反」と非難声明(12日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は11人，負傷者は111人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は50,944人，負傷者は116,156人と発表(13日)。
・ガザ地区南部ハンユニスや中部ディル・アルバラでイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも計30人死亡(13日)。
・ガザ地区北部のアル・アハリ・アラブ病院をイスラエル軍が2基のミサイルで攻撃，施設に被害，救急部門が機能停止，攻撃の直前にイスラエルの治安関係者を名乗る人物からの電話で病院側が患者を避難させ，死傷者なし，病院当局発表(13日)。
・ハマス軍事部門報道官がイスラエル西部テルアビブのベングリオン空港を2基の弾道ミサイルで攻撃したと発表(13日)。
・イエメン西部サヌア近郊の陶磁器製造工場への米軍の空爆により7人死亡，29人負傷，フーシ派発表，西部ハッジア地域で防空システムにより米軍の無人偵察攻撃機MQ-9リーパー1機を撃墜したとフーシ派発表(13日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻の結果としてのパレスチナ人の死者は39人(うち1人は瓦礫の下などから発見)，負傷者は118人，2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は50,983人，負傷者は116,274人と発表(14日)。