パレスチナ情勢年表 2019年
1月
イスラエル軍や警察の発砲などによる1月のパレスチナ人の死者4人,パレスチナ人の襲撃などによるイスラエル人の死者0人。
・ガザ地区ガザのファタハ系のパレスチナTV放送局を5人の武装集団が襲撃し設備を破壊(4日)。
・ガザ地区のイスラエル境界地域で13,000人規模のパレスチナ人の抗議行動に対するイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人女性1人死亡(11日)。
・ガザ地区のイスラエル境界地域でパレスチナ人数千人規模の抗議行動に対するイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人14人負傷(18日)。
・ヨルダン川西岸地区ナブルスでイスラエル兵の発砲によりイスラエル兵をナイフで襲撃しようとしたパレスチナ人1人死亡,兵士に死傷者なし(21日)。
・ヨルダン川西岸地区ラマラ近郊でユダヤ人入植者の発砲によりパレスチナ人1人死亡(26日)。
・ヨルダン川西岸地区とエルサレム間の検問所でイスラエル兵の発砲により16歳のパレスチナ人少女1人死亡,イスラエル軍は少女がナイフで兵士を襲撃しようとしたための発砲と説明(30日)。
2月
イスラエル軍や警察の発砲などによる2月のパレスチナ人の死者4人,パレスチナ人の襲撃などによるイスラエル人の死者0人。
・ヨルダン川西岸地区ジェニンでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡,1人負傷,イスラエル軍は青年らが爆発物を投げようとしたための自衛措置と説明(4日)。
・ガザ地区のイスラエル境界地域でパレスチナ人の抗議行動に対するイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人2人死亡,17人負傷(8日)。
・ガザ地区のイスラエル境界地域でパレスチナ人の抗議行動に対するイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡,約40人負傷(22日)。
・国連人権理事会が,2018年3月開始のパレスチナ人の抗議行動に対するイスラエル軍の発砲で同年末までにパレスチナ人少なくとも189人が死亡し6,100人以上が負傷したことについて,戦争犯罪と人道に対する罪の疑いがあるとの報告書を発表(28日)。
3月
イスラエル軍や警察の発砲などによる3月のパレスチナ人の死者13人,パレスチナ人の襲撃などによるイスラエル人の死者2人。
・ヨルダン川西岸地区ラマラでパレスチナ人が運転する車がイスラエル軍部隊に突進しイスラエル軍将校1人と兵士1人負傷,イスラエル兵の発砲によりパレスチナ人2人死亡,1人負傷(4日)。
・ガザ地区のイスラエルとの境界地域でパレスチナ人8000人規模の抗議行動,イスラエル軍の発砲によりパレスチナ人1人死亡,ジャーナリスト2人と医療関係者2人含む44人負傷(8日)。
・ガザ地区北部と南部をイスラエル軍が空爆,死傷者の報告なし,イスラエル軍はハマスがイスラエル南部を飛行物体で攻撃しようとしたことへの報復でハマスの地上と地下の施設を標的とした空爆と説明,ヨルダン川西岸地区ベイト・シラでパレスチナ人のイスラエル軍部隊への投石による抗議行動に対するイスラエル軍の催涙弾とゴム弾による鎮圧行動によりパレスチナ人5人負傷(9日)。
・エルサレム旧市街のユダヤ教とイスラム教の聖地内のイスラエル警察駐屯地に火炎瓶を投げられ,警察がパレスチナ人2人を容疑者として逮捕,聖地の入り口を封鎖,ヨルダン川西岸地区南西部ヘブロンでイスラエル兵がナイフを所持していたパレスチナ人1人を射殺,同地区サルフィットで捜査のために侵入したイスラエル軍とパレスチナ人が衝突しイスラエル兵の鎮圧行動によりパレスチナ人1人死亡(12日)。
・ガザ地区からイスラエル西部テルアビブへ2発のロケット弾発射,人的・物的損害なし,ガザ地区のハマス施設2カ所をイスラエル軍が報復空爆,死傷者の情報なし(14日)。
・ガザ地区のハマス関連施設100カ所をイスラエル軍戦闘機が空爆しパレスチナ人4人負傷,前日のテルアビブへのロケット弾攻撃への報復空爆,ハマスはロケット弾攻撃を否定(15日)。
・ヨルダン川西岸地区ナブルス南西ユダヤ人入植地アリエル入り口でパレスチナ人がイスラエル兵1人を刺殺し奪った小銃を乱射して2人負傷(17日)。
・ヨルダン川西岸地区ナブルス南西のユダヤ人入植地で17日にパレスチナ人の襲撃により負傷したユダヤ教聖職者1人が搬送先の病院で死亡(18日)。
・ヨルダン川西岸地区ナブルス南西のユダヤ人入植地で17日にナイフと小銃でイスラエル兵1人とユダヤ教聖職者1人を殺害した容疑者を発見したイスラエル軍兵士の発砲により容疑者のパレスチナ人1人死亡(19日)。
・ヨルダン川西岸地区ベスレヘム近郊でイスラエル軍車両へ投石したパレスチナ人へのイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,1人負傷,パレスチナ赤十字社発表(20日)。
・ガザ地区のイスラエルとの境界地域で1万人規模のパレスチナ人の抗議行動に対するイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人2人死亡,55人負傷(22日)。
・ヨルダン川西岸地区ベスレヘム近くのパレスチナ難民キャンプでパレスチナ人の火炎瓶や投石を含む抗議行動に対するイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡(27日)。
・ガザ地区のイスラエル境界地域でパレスチナ人の抗議行動に対するイスラエル軍の発砲によりパレスチナ人10人負傷(29日)。
・1948年のパレスチナ戦争開始から70年を期にパレスチナ難民の帰還を要求する抗議行動開始から1年,ガザ地区のイスラエル境界地域の5カ所で計4万人規模のでパレスチナ人の抗議行動に対するイスラエル軍の発砲によりパレスチナ人4人死亡,316人負傷(30日)。
4月
イスラエル軍や警察の発砲などによる4月のパレスチナ人の死者4人,パレスチナ人の襲撃などによるイスラエル人の死者0人。
・ヨルダン川西岸地区ラマラ南東部でパレスチナ人の投石を含む抗議行動に対するイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡(2日)。
・ヨルダン川西岸地区ナブルス近郊でイスラエル人の発砲によりナイフで襲撃しようとしたパレスチナ人1人死亡,ガザ地区のイスラエル境界地域でイスラエル兵の発砲によりナイフを所持して境界を超えようとしたパレスチナ人1人死亡,2人負傷(3日)。
・イスラエルで9日に実施された総選挙でネタニヤフ首相のリクードとガンツ元イスラエル軍参謀総長の野党連合の議席がほぼ同数,リクードと右派連合の議席が過半数となりネタニヤフ首相の5期目の続投が確実に(10日)。
・ガザ地区のイスラエル境界地域で7400人規模のパレスチナ人の抗議行動に対するイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡(12日)。
5月
イスラエル軍や警察の発砲などによる5月のパレスチナ人の死者29人,パレスチナ人の襲撃などによるイスラエル人の死者4人。
・ガザ地区のイスラエル境界地域で5200人規模のパレスチナ人の抗議行動へのイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人2人死亡,
ガザ地区南部でハマスの発砲によりイスラエル兵2人が負傷したとしてガザ地区中部のハマス施設をイスラエル軍が空爆しハマス・メンバー2人死亡(3日)。
・ガザ地区からイスラエルへ約200発のロケット弾攻撃によりイスラエル人3人負傷,数十発はミサイル迎撃システム「アイアンドーム」で撃墜,ハマス軍事施設などへのイスラエル軍の空爆と戦車の報復攻撃により妊婦1人と幼児1人含むパレスチナ人4人死亡,少なくとも20人負傷(4日)。
・ガザ地区からイスラエルへのロケット弾攻撃とイスラエル軍の報復空爆と砲撃が継続,4,5日両日のロケット弾攻撃は約600発で150発は迎撃システム「アイアンドーム」により撃墜,イスラエル南部地域の着弾でイスラエル人4人死亡,8人負傷,ガザ地区の約260カ所へのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人19人死亡,105人負傷(5日)。
・ガザ地区のハマスとイスラエルとの停戦合意がエジプトの仲介で成立,4日から停戦までの死者はパレスチナ人25人(半数以上が民間人),イスラエル人4人(6日)。
・カタール外務省がヨルダン川西岸地区とガザ地区のパレスチナ人に対して4億8000万ドルの援助を行なうと発表(6日)。
・ガザ地区のイスラエル境界地域でパレスチナ人の抗議行動に対するイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,30人負傷(10日)。
・1948年5月15日のナクバ(大災厄:イスラエルの建国・パレスチナ戦争により大量のパレスチナ難民が発生)から71年,ガザ地区のイスラエル境界地域で数千人規模のパレスチナ人の抗議行動に対するイスラエル軍の催涙弾・ゴム弾・実弾による鎮圧行動によりパレスチナ人47人負傷(15日)。
・イスラエル西部テルアビブで開催されたユーロビジョン・ソング・コンテストに18日深夜に出演したマドンナが「Future]を歌っている際にバックダンサー2人が背中にイスラエルとパレスチナの国旗を付けて登場したことについて,イスラエルのレゲブ文化・スポーツ相が「政治と文化的行事は混ぜるべきではない」と批判(19日)。
・ヨルダンのアブドラ国王がクシュナー米大統領上級顧問との会談で,イスラエルが1967年の第3次中東戦争で占領したヨルダン川西岸地区から撤退し,同地区にその地域に東エルサレムを首都とするパレスチナの独立国家の樹立を保証する2国家併存の解決策に基づいて包括的かつ永続的な和平の達成を目指す取り組みを強化する必要があると主張(29日)。
・ヨルダン川西岸地区ベスレヘム近郊でエルサレムでのラマダン最終金曜礼拝のために分離壁を乗り越えようとしたパレスチナ人青年にイスラエル兵が発砲し青年1人死亡,エルサレム旧市街でパレスチナ人がイスラエル人をナイフで襲撃し2人負傷,イスラエル警官の発砲により襲撃者1人死亡(31日)。
6月
イスラエル軍や警察の発砲などによる6月のパレスチナ人の死者1人,パレスチナ人の襲撃などによるイスラエル人の死者0人。
・南西部ゴラン高原のシリア軍施設をイスラエル軍が砲撃しシリア軍兵士と外国人戦闘員計10人死亡,中部ホムスのシリア軍基地へのイスラエル軍の攻撃によりシリア軍兵士含む5人死亡,イスラエルはシリア軍がゴラン高原のイスラエルの支配地域にロケット弾2発を発射したことへの報復と説明(2日)。
・ガザ地区から発射されたロケット弾1発がイスラエル南部スデロットの民家に着弾,死傷者なし,イスラエル軍戦闘機がハマス関連施設を報復空爆,死傷者なし(13日)。
・トランプ政権が25日と26日にバーレーンで開催予定のパレスチナ和平会議で経済面の和平案の概要を発表,今後10年間で500億ドル規模を投資し,パレスチナのGDPを倍増し100万人以上の雇用創出によって失業率を1ケタ台に下げることを目標(23日)。
・ヨルダン川西岸地区とガザ地区でバーレーンの中東和平会談に提案されるアメリカのパレスチナ和平案に対する大規模な抗議行動(24日)。
・東エルサレムでパレスチナ人の抗議行動に対するイスラエル警官の発砲によりパレスチナ人1人死亡,警察当局はパレスチナ人が警官に投石や花火で攻撃したための自衛と説明(27日)。
・オマーン外務省が「大使館級の外交公館をパレスチナ国に開くことを決定した」と発表(27日)。
7月
イスラエル軍や警察の発砲などによる7月のパレスチナ人の死者1人,パレスチナ人の襲撃などによるイスラエル人の死者0人。
・東エルサレム郊外のパレスチナ人住宅十数軒をイスラエル軍が違法建築として破壊(22日)。
・ガザ地区のイスラエル境界地域でパレスチナ人の抗議行動に対するイスラエル軍の発砲によりパレスチナ人1人死亡(26日)。
8月
イスラエル軍や警察の発砲などによる8月のパレスチナ人の死者12人,パレスチナ人の襲撃などによるイスラエル人の死者1人。
・ガザ地区とイスラエルの境界地域でイスラエル兵の発砲によりイスラエルに侵入しようとした武装パレスチナ人1人死亡,3人負傷,イスラエル軍発表(1日)。
・ヨルダン川西岸地区南西部ヘブロン近郊のユダヤ人入植地でイスラエル兵1人の刺殺体発見,イスラエル軍当局はパレスチナ人の襲撃によると発表(8日)。
・イスラエル北部ハイファ沖でイスラエル・フランス・ギリシャ・アメリカ海軍の合同軍事演習(マイティ・ウェーブズ)を実施(9日)。
・ガザ地区のイスラエルとの境界地域でイスラエル軍の発砲により境界を超えようとした重武装のパレスチナ人4人死亡(10日)。
・ガザ地区のイスラエル境界地域でイスラエル兵の発砲により武装したパレスチナ人1人死亡(11日)。
・エルサレム旧市街アルアクサ・モスク外でイスラム教の祭礼エイド・アルアダハで集まった数万人規模の礼拝者にイスラエル警察が解散させるために音響弾を発射しパレスチナ人14人負傷(11日)。
・イスラエル政府が米民主党の女性議員2人(イルハン・オマル氏とラシダ・タリーブ氏)の入国を禁止すると発表,2議員はパレスチナ側に立ってイスラエルのボイコット運動を支持し,トランプ氏を批判してきた人物(15日)。
・エルサレム旧市街でパレスチナ人青年2人がイスラエル警官をナイフで襲撃し警官1人負傷,別の警官の発砲により襲撃者の青年1人死亡(15日)。
・ヨルダン川西岸地区のユダヤ人入植地エラザール近くでイスラエル警官の発砲によりパレスチナ人1人死亡,2人負傷,警察当局はパレスチナ人が車による攻撃を意図していたと説明(16日)。
・ガザ地区北部でイスラエル軍の発砲によりイスラエルとの境界を越えようとしたパレスチナ人武装集団3人死亡(18日)。
・エルサレム北西のユダヤ人入植地ドレブでパレスチナ人の仕掛けたIED攻撃によりイスラエル人少女1人死亡,兄1人と父の計2人負傷(23日)。
・イスラエルのネタニヤフ首相がガザ地区への燃料供給を半減するよう指令,ガザ地区からイスラエル南部にロケット弾3発が発射されたことへの制裁措置と説明(26日)。
・レバノン東部シリア国境近くのパレスチナ勢力の基地をイスラエル軍無人機が空爆,レバノンのアウン大統領がイスラエルによるレバノン領域への攻撃は宣戦布告を意味すると警告(26日)。
・ガザ地区の警察検問所で二輪車爆弾による自爆攻撃により警官2人死亡,1人負傷,別の検問所でも爆弾攻撃により警官1人死亡,数人負傷,イスラエルは関与を否定(27日)。
9月
イスラエル軍や警察の発砲などによる9月のパレスチナ人の死者3人,パレスチナ人の襲撃などによるイスラエル人の死者0人。
・イスラエル軍がレバノンから対戦車ミサイルがイスラエルに向けて発射されたため発射地点を砲撃したと発表(1日)。
・ガザ地区のイスラエル境界地域でパレスチナ人6000人規模の抗議行動に対するイスラエル軍の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡,約70人負傷(6日)。
・ガザ地区のイスラエル境界地域でドローンが投下した爆発物によりイスラエル軍車両1台損壊(7日)。
・イスラエルのネタニヤフ首相が17日の総選挙に向けてヨルダン川西岸地区のヨルダン渓谷と死海北部を併合する意向を表明(10日)。
・ヨルダン川西岸地区カランディア検問所でイスラエル治安部隊員の発砲によりパレスチナ人女性1人死亡,警察当局は女性が治安部隊員をナイフで襲撃しようとしたための発砲と説明(18日)。
・ガザ地区のイスラエル境界地域で7000人規模のパレスチナ人の抗議行動に対するイスラエル軍の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡,52人負傷(27日)。
10月
イスラエル軍や警察の発砲などによる10月のパレスチナ人の死者2人,パレスチナ人の襲撃などによるイスラエル人の死者0人。
・ガザ地区のイスラエル境界地域で6000人規模のパレスチナ人の抗議行動に対するイスラエル軍の発砲によりパレスチナ人1人死亡,40人負傷(4日)。
・ヨルダン川西岸地区トルカレムのイスラエル軍検問所近くでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,イスラエル国防省はパレスチナ人がナイフで検問所を襲撃しようとしたための自衛の発砲と説明(18日)。
11月
イスラエル軍や警察の発砲などによる11月のパレスチナ人の死者37人,パレスチナ人の襲撃などによるイスラエル人の死者0人。
・ガザ地区からイスラエル南部に向けて10発のロケット弾攻撃,死傷者なし,イスラエル軍の報復空爆によりパレスチナ民間人1人死亡,2人負傷(2日)。
・ヨルダン川西岸地区南西部ヘブロン近くのパレスチナ難民キャンプで,投石を含むパレスチナ人の抗議行動に対するイスラエル軍の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡(11日)。
・ガザ地区ガザのイスラム聖戦のアタ司令官の自宅をイスラエル軍が攻撃し司令官と妻計2人死亡,同組織のイスラエルへの報復ロケット弾攻撃によりイスラエル人20人負傷(12日)。
・シリア南部ダマスカスのイスラム聖戦幹部宅をイスラエル軍がミサイル攻撃し幹部1人と息子1人死亡(12日)。
・ガザ地区へのイスラエル軍の攻撃とパレスチナ武装組織によるイスラエルに対するロケット弾攻撃が継続,2日間のパレスチナ人の死者は子ども3人含む26人(13日)。
・エジプトの仲介によりイスラム聖戦とイスラエル軍との間で停戦が成立,停戦発効前のガザ地区へのイスラエル軍のミサイル攻撃によりパレスチナ民間人家族8人死亡,12日のイスラエル軍の攻撃開始以降のパレスチナ人の死者は34人(14日)。
・ガザ地区からイスラエル南部に向けてロケット弾2発が発射,イスラエル軍がガザ地区内の複数のハマスの拠点を報復空爆(16日)。
・ポンぺオ米国務長官が1967年の第3次中東戦争でイスラエルが占領したヨルダン川西岸地区のユダヤ人入植地は国際法に違反していないとの見解を表明(18日)。
・イスラエルの司法長官がネタニヤフ首相を収賄,詐欺,背任容疑で起訴すると発表(22日)。
・ガザ地区のイスラエル境界地域でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人少年1人死亡,4人負傷,イスラエル軍はパレスチナ人が境界のフェンスを破壊しようとしたための発砲と説明(29日)。
12月
イスラエル軍や警察の発砲などによる12月のパレスチナ人の死者0人,パレスチナ人の襲撃などによるイスラエル人の死者0人。
・米連邦議会下院本会議でパレスチナ問題について2国家共存がユダヤ人国家としてのイスラエルの存続とパレスチナ人の合法的な願望を満たすための唯一の解決策であるとの決議を賛成226,反対188で採択(6日)。
・国連中東担当公使がヨルダン川西岸地区のユダヤ人入植地と東エルサレム地区でイスラエルが過去3年間に22,000軒の住宅建設を承認したと発表,グテーレス事務総長は安保理で入植は法的な効力がなく,ただちに完全に停止されねばならないと宣言(18日)。
・国際刑事裁判所(ICC)がパレスチナ自治区でのイスラエルの戦争犯罪について正式な捜査を開始する方針を発表,イスラエルのネタニヤフ首相が「政治的駆け引きの道具だ」と批判,ポンペオ米国務長官が断固として反対すると発表(20日)。