パレスチナ情勢年表 2017年
1月
イスラエル軍や警察の発砲などによる1月のパレスチナ人の死者5人,パレスチナ人の襲撃などによるイスラエル人の死者5人。
・エルサレムでパレスチナ人の運転するトラックがイスラエル軍部隊に突進しイスラエル兵4人(うち3人が女性兵士)死亡,17人負傷(8日)。
・ヨルダン川西岸地区ナブルス近郊のパレスチナ人難民キャンプ・ファラアでイスラエル兵の発砲によりイスラエル軍部隊をナイフで襲撃しようとしたパレスチナ人1人死亡(10日)。
・オバマ大統領がイスラエルのTVインタビューでネタニヤフ政権のユダヤ人入植活動支援政策がパレスチナ問題の2国家共存による解決を困難にしていると述べる(10日)。
・フランス・パリでのイスラエルとパレスチナの和平交渉再開のための国際会議で1967年の第3次中東戦争以前のイスラエルの支配地域の変更を認めないこと,2国家共存が永続平和達成のための唯一の解決策であることを確認(15日)。
・ヨルダン川西岸地区ベスレヘム近郊で治安部隊に投石で抗議するパレスチナ人の群衆へのイスラエル境界警備隊員の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡(16日)。
・ヨルダン川西岸地区でイスラエル兵の発砲により兵士をナイフで襲撃しようとしたパレスチナ人1人死亡(17日)。
・イスラエル南部ネゲブ地域ウム・アルヒランでアラブ系イスラエル人居住地区の違法建築の撤去作業を警備中の警官隊に自動車が突っ込み警官1人死亡,発砲により運転者のアラブ系イスラエル人1人死亡(18日)。
・オバマ大統領がイスラエルのアメリカ大使館を現在のテルアビブからエルサレムに移転するトランプ新政権の計画について,「破滅的」な結果をもたらして2国家共存によるイスラエルとパレスチナの紛争の解決を困難にすると述べる(18日)。
・イスラエル政府がヨルダン川西岸地区のユダヤ人入植地での住宅2,500戸の建設を承認したと発表(24日)。
・ヨルダン川西岸地区のユダヤ人入植地外のバス停に突進する来る前のイスラエル兵の発砲により運転者のパレスチナ人1人死亡(25日)。
・イスラエルのネタニヤフ首相がアメリカ大使館はテルアビブからエルサレムに移転されるべきだと述べる(29日)。
・イスラエル政府がヨルダン川西岸地区で2500戸,東エルサレムで550戸のユダヤ人入植者住宅の建設を承認(31日)。
2月
イスラエル軍や警察の発砲などによる2月のパレスチナ人の死者0人,パレスチナ人の襲撃などによるイスラエル人の死者0人。
・イスラエルのネタニヤフ政権がトランプ米政権のイスラエルのユダヤ人入植政策への警告がオバマ政権より軟化したとしてヨルダン川西岸地区での入植を拡大する意思を表明(3日)。
・イスラエル国会がヨルダン川西岸地区のパレスチナ人私有地に無許可で建設されたユダヤ人入植地(Outpost)数十カ所と入植者住宅数千戸を合法化する法案を可決,トランプ大統領就任後のイスラエル政府のユダヤ人入植者住宅の建設承認は6000戸以上(6日)。
・グテレス国連事務総長がイスラエル国会が可決したパレスチナ人私有地をユダヤ人入植地用に収用する法案に対して「国際法違反」と批判,英仏EUも批判声明,米政府はコメントを保留(7日)。
・パレスチナ解放機構(PLO)のナンバー2のアリカット氏がトランプ大統領がパレスチナ和平の「1国家」案を受け入れるとの発言に対して「2国家共存の和平案を葬りパレスチナ国家を抹殺する」試みだと非難(15日)。
・アッバスPLO議長がイスラエルのネタニヤフ首相に対してユダヤ人入植地の拡大を停止し信頼できる和平プロセスに復帰するよう呼びかけ(15日)。
・ヨルダン川西岸地区の検問所でイスラエル兵が停止命令を無視したとしてパレスチナ人女性に発砲し女性1人負傷,ガザ地区から発射されたロケット弾1発がイスラエル南部に着弾,死傷者なし,イスラエル軍のガザ地区の報復空爆によりパレスチナ人4人負傷(27日)。
3月
イスラエル軍や警察の発砲などによる3月のパレスチナ人の死者7人,パレスチナ人の襲撃などによるイスラエル人の死者0人。
・ヨルダン川西岸地区南西部ヘブロン近郊のユダヤ人入植者宅をパレスチナ人がナイフで襲撃し入植者人1人負傷,入植者の発砲により襲撃者1人死亡(1日)。
・ヨルダン川西岸地区ラマラでイスラエル軍がパレスチナ人戦闘員を逮捕の際の銃撃戦で戦闘員1人死亡(6日)。
・エルサレム旧市街でパレスチナ人1人がナイフでイスラエル警官を襲撃し警官2人負傷,警官の発砲により襲撃者1人死亡(13日)。
・ヨルダン川西岸地区南西部ヘブロン近郊で投石や火炎瓶で抗議行動中のパレスチナ人へのイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人少年1人死亡(17日)。
・ガザ地区南部ラファ近くのイスラエル境界付近でイスラエル軍の砲撃によりパレスチナ人青年1人死亡,2人負傷,イスラエル軍は境界壁に接近した戦闘員容疑者3人を標的の砲撃と説明(22日)。
・ヨルダン川西岸地区ラマラ近郊のユダヤ人入植地ベイト・エルで火炎瓶を投げたパレスチナ人へのイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡,3人負傷(23日)。
・東エルサレム旧市街で警官の発砲により警官隊を鋏で襲撃しようとしたパレスチナ人女性1人死亡,女性の息子は昨年警官の誤射により死亡(29日)。
・イスラエル政府がヨルダン川西岸地区の新しいユダヤ人入植地エミク・シロの建設を承認,PLOが平和と安定を害する不法な入植地建設と非難(30日)。
4月
イスラエル軍や警察の発砲などによる4月のパレスチナ人の死者2人,パレスチナ人の襲撃などによるイスラエル人の死者1人。
・エルサレム旧市街でパレスチナ人のナイフによる襲撃でユダヤ人2人と境界警備員1人負傷,追跡した境界警備員の発砲により襲撃者1人死亡(1日)。
・ヨルダン川西岸地区のユダヤ人入植地オフラ近くのバス停にパレスチナ人の運転する車が突入しイスラエル兵1人死亡,1人負傷(6日)。
・エルサレム旧市街近くでパレスチナ人が英国人女性1人をナイフで刺殺(14日)。
・エルサレム南部グッシュ・エチオン交差点のバス停にパレスチナ人の運転する車が突進しイスラエル人1人負傷,イスラエル兵の発砲により運転手1人死亡(19日)。
・ヨルダン川西岸地区でイスラエルの刑務所に収容されているパレスチナ人指導者主導のハンストに連帯するパレスチナ人の抗議行動に対するイスラエル軍部隊の鎮圧行動によりパレスチナ人20人以上負傷(28日)。
5月
イスラエル軍や警察の発砲などによる5月のパレスチナ人の死者6人,パレスチナ人の襲撃などによるイスラエル人の死者0人。
・ハマスのメシャール最高幹部がムスリム同胞団との関係を終了させること,イスラエルの破壊行為を非難する表現を放棄しつつパレスチナ国家樹立の権利とそのためのイスラエルに対する武装闘争の継続を宣言する政策綱領文書を発表(1日)。
・ハマスが新政治局長に元ガザ地区指導者のハニヤ氏を選出(6日)。
・エルサレム旧市街入り口で警官の発砲により警官をナイフで襲撃しようとしたパレスチナ人少女1人死亡(7日)。
・ヨルダン川西岸地区ラマラ近郊でイスラエルの刑務所内でのハンスト支援の抗議行動へのイスラエル軍の発砲によりパレスチナ人1人死亡(12日)。
・エルサレム旧市街で数日前に入国したヨルダン人男性が警官をナイフで襲撃し警官1人負傷,警官の発砲により襲撃者1人死亡(13日)。
・ガザ地区沿岸でイスラエル海軍が接近する漁船に発砲しパレスチナ人漁民1人死亡(15日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ハワラ検問所で抗議行動中のパレスチナ人がイスラエル人入植者の車に投石,入植者の発砲によりパレスチナ人1人死亡,取材中のAP通信のカメラマン1人負傷(18日)。
・ヨルダン川西岸地区各地でイスラエル刑務所内でのパレスチナ人のハンストを支援する数百人規模の抗議行動,参加者の火炎瓶と投石によりイスラエル兵2人負傷,イスラエル兵の発砲によりパレスチナ人25人負傷(19日)。
・エルサレム郊外アブ・ディスでイスラエル警官の発砲によりナイフで襲撃しようとしたパレスチナ人1人死亡(22日)。
6月
イスラエル軍や警察の発砲などによる6月のパレスチナ人の死者9人,パレスチナ人の襲撃などによるイスラエル人の死者1人。
・ヨルダン川西岸地区北部で15歳のパレスチナ人少女のナイフによる襲撃でイスラエル兵1人軽傷,イスラエル兵の発砲により襲撃者の少女1人負傷,翌日死亡(1日)。
・ガザ地区のイスラエル境界近くで投石するパレスチナ人へのイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,イスラエル中部クファル・カセムで警察に対する抗議行動への民間警備員の発砲によりアラブ人教師1人死亡(6日)。
・ガザ地区のイスラエル境界近くで数百人規模のパレスチナ人がイスラエルに対する抗議行動,イスラエル兵に向かって投石したパレスチナ人に対するイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,6人負傷(9日)。
・エルサレム旧市街のダマスカス門付近で複数のパレスチナ人の小火器とナイフによる襲撃でイスラエル女性警官1人死亡,警官の発砲により襲撃者のパレスチナ人3人死亡(16日)。
・ヨルダン川西岸地区のパレスチナ人私有地でネタニヤフ政権が新たなユダヤ人入植地の建設を開始,ヨルダン川西岸地区でイスラエル軍兵士の発砲により兵士をナイフで襲撃しようとしたパレスチナ人1人死亡(20日)。
・ヨルダン川西岸地区南西部ヘブロンでイスラエル兵の発砲により小火器と爆発物で武装したパレスチナ人1人死亡(28日)。
7月
イスラエル軍や警察の発砲などによる7月のパレスチナ人の死者13人,パレスチナ人の襲撃などによるイスラエル人の死者3人。
・ヨルダン川西岸地区のユダヤ人入植地近くででパレスチナ人がイスラエル兵をナイフで襲撃し兵士1人軽傷,兵士の発砲により襲撃者1人死亡(10日)。
・ヨルダン川西岸地区ジェニンの難民キャンプで戦闘員容疑者捜索中のイスラエル軍部隊に投石で抗議するパレスチナ人に対して兵士が発砲しパレスチナ人2人死亡,2人負傷(12日)。
・エルサレム旧市街の神殿の丘でアラブ系イスラエル人3人の発砲によりイスラエル警官2人死亡,治安部隊の発砲により攻撃者3人死亡,イスラエラエル政府が同地区を封鎖(14日)。
・ヨルダン川西岸地区ラマラ近郊でイスラエル軍が治安部隊への襲撃事件のパレスチナ人容疑者1人を射殺,ネタニヤフ首相がエルサレム旧市街のイスラム教徒ユダヤ教の聖地の入り口に金属探知機を設置後に同地区の閉鎖を解除すると発表(16日)。
・ヨルダン川西岸地区南西部ヘブロンでイスラエル兵の発砲により兵士たちに車で突進したパレスチナ人1人死亡,イスラエル兵2人軽傷(18日)。
・エルサレム旧市街の神殿の丘でイスラエル政府が金属探知機を設置したことに対してパレスチナ人が投石などで抗議行動,治安部隊の鎮圧行動によりパレスチナ人22人負傷(20日)。
・イスラエル警察がエルサレム旧市街と神殿の丘への立ち入りを女性と50歳以上の男性に限ると発表,エルサレム旧市街の神殿の丘地域でイスラエル政府の聖地への立ち入り制限と金属探知機の設置に対するパレスチナ人数千人規模の大規模な抗議行動,イスラエル軍のゴム弾や実弾の発砲によりパレスチナ人3人死亡,100人以上負傷,ヨルダン川西岸地区のユダヤ人入植地ハラミッシュでパレスチナ人が民家に侵入しイスラエル人3人を刺殺(21日)。
・ヨルダン・アンマンのイスラエル大使館施設内で武装集団の発砲によりヨルダン人2人死亡,イスラエル人1人負傷,ヨルダンは東エルサレムのイスラム教聖地の公式管理国(23日)。
・東エルサレム旧市街のアルアクサ・モスク入り口にイスラエル政府が14日に警官2人が殺害されたことを受けて設置した金属探知機の撤去を開始,代替手段として監視カメラを設置,パレスチナ人数千人規模の抗議行動は継続(25日)。
・イスラム最高委員会議長が東エルサレムのイスラム聖地入り口の金属探知機をイスラエル政府が撤去後も監視カメラを設置したことに対してすべての監視装置が除去されるまで抗議行動は継続されるとの声明を発表(26日)。
・東エルサレム旧市街のイスラム教とユダヤ教の聖地入口での監視カメラなどの警戒措置をイスラエル政府が解除,パレスチナ人数千人がアルアクサ・モスク礼拝のために訪問,聖地敷地内と周辺地域でイスラエル警察とパレスチナ人の衝突が発生し113人負傷(27日)。
・ガザ地区のイスラエル境界壁付近でエルサレム旧市街でのイスラエルの警備体制に抗議するパレスチナ人とイスラエル兵の衝突によりパレスチナ人青年1人死亡,ヨルダン川西岸地区グッシュ・エチオンでイスラエル兵の発砲によりイスラエル軍部隊をナイフで襲撃しようとしたパレスチナ人1人死亡(28日)。
8月
イスラエル軍や警察の発砲などによる8月のパレスチナ人の死者1人,パレスチナ人の襲撃などによるイスラエル人の死者0人。
・米上院外交委員会でパレスチナ自治政府に対する年間3億ドルの資金援助を凍結する法案を賛成17,反対4で可決,パレスチナ人による米国人とイスラエル人殺害への報復措置(3日)。
・ヨルダン川西岸地区で7月21日にユダヤ人入植地で3人のイスラエル人を刺殺したパレスチナ人の自宅をイスラエル軍が破壊(16日)。
・ヨルダン川西岸地区ナブルスのイスラエル治安部隊検問所でナイフによる襲撃で警官1人軽傷,警官の発砲により襲撃者のパレスチナ人青年1人死亡(19日)。
9月
イスラエル軍や警察の発砲などによる9月のパレスチナ人の死者0人,パレスチナ人の襲撃などによるイスラエル人の死者3人。
・ガザ地区を実効支配するハマスがヨルダン川西岸地区との分断解消のためガザ地区の行政機構を解体し,パレスチナ自治政府のファタハとの対話と統一政府樹立のための選挙を受け入れると発表,自治政府のアッバス議長がハマスの提案を歓迎すると発表(17日)。
・ヨルダン川西岸地区のユダヤ人入植地ハルアダールの検問所でパレスチナ人男性の発砲によりイスラエル治安部隊員3人死亡,1人負傷(26日)。
・アメリカのフリードマン駐イスラエル大使がイスラエル・メディアのインタビューでヨルダン川西岸地区のイスラエルの占領地域は2%に過ぎないと発言,事実は1967年の第3次中東戦争でヨルダン川西岸地区の60%をイスラエルが占領,パレスチナ自治政府のアッバス議長が大使の発言は法的事実とアメリカの立場を完全に無視していると批判(29日)。
10月
イスラエル軍や警察の発砲などによる10月のパレスチナ人の死者0人,パレスチナ人の襲撃などによるイスラエル人の死者0人。
・ガザ地区でパレスチナ自治政府が閣議を開催,自治政府とハマスの対立解消の一環(3日)。
・ヨルダン川沿いの砂漠地帯をイスラエルとパレスチナの女性グループ数千人が平和を要求するデモ行進(8日)。
・パレスチナ自治政府のアッバス議長とハマス副代表がエジプト・カイロで和解合意書に署名,ハマスがガザ地区の統治権を自治政府に移譲などの内容(12日)。
・イスラエル政府がヨルダン川西岸地区南西部ヘブロンにユダヤ人入植者用住宅31戸の建設を承認(16日)。
・イスラエル政府がエルサレム市当局が許可していた東エルサレムにユダヤ人入植者住宅176戸を建設する計画を承認(25日)。
11月
イスラエル軍や警察の発砲などによる11月のパレスチナ人の死者1人,パレスチナ人の襲撃などによるイスラエル人の死者1人。
・バルフォア宣言から100年を迎えてエルサレムとパレスチナ自治区各地でイギリスに対するパレスチナ人の抗議行動実施(2日)。
・ヨルダン川西岸地区ニムル・ジャマルでイスラエル軍が9月にイスラエル人3人を殺害したパレスチナ人の家族の自宅を破壊(15日)。
・イスラエル南部アラドでパレスチナ人のナイフによる襲撃によりイスラエル人1人死亡,ヨルダン川西岸地区クスラでユダヤ人入植者の発砲によりパレスチナ人1人死亡,ガザ地区からの迫撃砲攻撃へのイスラエル軍戦闘機と戦車による報復攻撃によりパレスチナ人3人負傷(30日)。
12月
イスラエル軍や警察の発砲などによる12月のパレスチナ人の死者11人,パレスチナ人の襲撃などによるイスラエル人の死者0人。
・トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定すると宣言し,国務省にアメリカ米大使館をテルアビブからエルサレムに移転するよう指示(6日)。
・パレスチナ自治区各地と東エルサレムでトランプ大統領の「宣言」に対する抗議行動とイスラエル治安部隊との衝突が発生,ガザ地区でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人2人死亡,ヨルダン川西岸地区でパレスチナ人65人負傷,ガザ地区からイスラエルへのロケット弾発射に対するイスラエル軍の報復空爆により子ども6人含む25人負傷(8日)。
・ガザ地区からイスラエルへの1発のロケット弾攻撃へのイスラエル軍の報復の空爆によりハマス・メンバー2人死亡,パレスチナ自治区各地でのパレスチナ人とイスラエル軍との衝突による負傷者は9日までに1,000人以上とパレスチナ赤新月社が発表(9日)。
・国連安保理の緊急会合でトランプ大統領のエルサレムの首都宣言に対してアメリカを除く14理事国が批判(9日)。
・パレスチナ自治区各地でトランプ大統領のエルサレム首都宣言に対する数万人規模の抗議行動とイスラエル治安部隊が衝突しパレスチナ人4人死亡,160人負傷(15日)。
・国連安保理がトランプ大統領のエルサレムをイスラエルの首都と認定する決定を無効とする決議案を採決,アメリカを除く14理事国が賛成,アメリカの拒否権行使により同決議案は廃案(18日)。
・国連総会でアメリカ政府のエルサレムをイスラエルの首都と認定した決定を無効とする決議案が賛成128,反対9,棄権35で採択(21日)。
・ガザ地区とイスラエルの境界地域でパレスチナ人の抗議行動に対するイスラエル軍の鎮圧行動によりパレスチナ人2人死亡,10人負傷(22日)。
・ガザ地区でイスラエルへの抗議行動中の住民約2,000人へのイスラエル軍の発砲によりパレスチナ人1人死亡(30日)。