慶應義塾大学学事振興資金「聴覚障害学生及び視覚障害学生の情報補償に関する実践的研究」公開プログラム
聴覚障害の理解と大学における支援(仮題)
- 日時:平成19(2007)年7月2日(月) 16時30分〜18時
- 場所:慶應義塾大学三田キャンパス 第1校舎108号室
- 入場無料、PC要約筆記あり
- お問い合わせ先:慶應義塾大学 心理学教室(中野)
Tel 045-566-1366 Fax 045-566-1374
e-mail: nakanoy@hc.cc.keio.ac.jp
【講演概要】
現在、高等教育機関に在籍する障害学生の数は、独立行政法人日本学生支援機構の調査によれば全学生数が、3,374,080人に対して障害学生は5,444人で在籍率が0.16%となっております。また、障害種別でみてみると、肢体不自由が最も多く、次に病弱・虚弱、3番目に聴覚・言語障害という状況です。聴覚障害学生を受け入れる大学は徐々に増えてきてはいるものの、まだ、全く初めてもしくは受け入れ体制が整っていないなどの事由で1158人の聴覚障害学生のうち授業に必要な支援をうけている学生は少なく、十分な支援体制が構築されていないのが現状です。聴覚障害学生について考えてみると、多くは講義時の情報保障が支援の中心となってきます。ここでは、聴覚障害(きこえない・きこえにくいことの意味)についての理解、支援、支援のネットワーク、盲ろう学生支援について解説します。
【講師のプロフィール】
- 平成 3年3月 筑波大学大学院博士課程心身障害学研究科心身障害学専攻修了
- 平成 2年4月 日本学術振興会特別研究員
- 平成 3年4月 筑波技術短期大学電子情報学科情報工学専攻 助手
- 平成5年10月 文部省在外研究員(連合王国マンチェスター大学教育学部 〜平成 6年7月)
- 平成 7年4月 国立特殊教育総合研究所 聴覚・言語障害教育研究部 難聴教育研 究室 研究員
- 平成 9年7月 国立特殊教育総合研究所 聴覚・言語障害教育研究部 難聴教育研 究室 主任研究官
- 平成12年4月 国立特殊教育総合研究所 聴覚・言語障害教育研究部 難聴教育研 究室 室長
- 平成13年4月 独立行政法人国立特殊教育総合研究所 聴覚・言語障害教育研究部 難聴教育研究室 室長
- 平成16年4月 独立行政法人国立特殊教育総合研究所 教育支援研究部 総括主任 研究官
- 平成17年10月 国立大学法人筑波技術大学障害者高等教育研究支援センター 教授