自由研究セミナー
「中国中世の宴席と歌辞」


村越 貴代美

 唐代から宋代にかけて発達し、中国では現在でもなおポピュラーだが日本ではさほど知られていないジャンルに、「詞」がある。宴席で歌われた流行歌の歌詞で、日本の演歌よろしく、酒と涙と男と女・・・・、の世界なのだが、繊細な情緒にあふれた作品群である。当時、一人で作詞作曲ともした人はまれで、通常はすでにメロディがあり、宴席での興にまかせて歌詞をつけ、かたわらの妓女に歌わせたり、自分でも吟じたりしていた。
 私たちは、まずは先人の作品を味わい、できれば1つ2つ、自分でも作ってみましょう。酒杯を傾けながら、というわけにはいかないので、できればジャスミン茶でも飲みながら。


講義一覧へ