自由研究セミナー〔通年〕
「経済学の課題と展望」
2002年度の「自由研究セミナー」では、J. A. ホブスン(1858〜1940)著『帝国主義論』を取り上げて輪読したいと考えています。
ホブスンの『帝国主義』−Imperialism, a Study.−が出版されて今年は100年にあたります。20世紀初頭から今日に至る100年間がどのような時代であったかを考察しながら、「帝国主義」という思想について検討を加えてみること、これが授業の目的と内容です。
「帝国主義」についての経済学的分析を初めて行ったのがホブスンです。この仕事はやがてレーニンの『帝国主義論』へと発展させられていきますが、ホブスンの著作は100年経った現在でも「古典価値」を持つだけでなく、複雑に展開する世界経済や国際政治を理解する上で「導きの糸」になると考えています。
ホブスンの『帝国主義論』を通して21世紀における「経済学の課題と展望」を受講生諸君と一緒に考えてみたいと思います。
授業に参加される諸君にお願いしたいことは、自ら進んで「自由研究セミナー」に出席するという自覚を持って戴くことです。
そして、活発な討論を行う訓練と努力をして戴くことです。
教科書:J. A. ホブスン著 矢内原忠雄訳『帝国主義論』(上・下)岩波文庫 訂収
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