自由研究セミナー(水曜午前)
「自然・環境保護の思想を読む」
地球サミットから10年。地球環境危機に対する関心はますます広範になり、行政施策や、企業活動、そして市民文化の領域に大きな影響を与えつつある。しかし、環境危機への対応に大きな見通しを与えるべき思想の動向については、なお適切な理解が難しく、私達の周囲では、もっぱら技術的・実利的な視野からの保全論議が卓越している。この自由研究では、技術論・実利論とは次元をやや異にする環境倫理学の基本や、共存すべき自然に関する新しい思考様式などにも注目しながら、読書(輪読形式)と討論を通して、環境思想の大きな流れを学ぶことにしたい。輪読用のテキスト候補は、以下の4冊を予定している。
1)「環境倫理学のすすめ」加藤尚武 丸善ライブラリー
2)「センス・オブ・ワンダー」レイチェル・カーソン 新潮社
3)「自然へのまなざし」岸 由二 紀伊国屋書店
4)「地球と存在の哲学」オギュスタン・ベルク、ちくま新書、1996。
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