自由研究セミナー
「ミクロ経済学」
経済現象は、自然現象や社会現象と同様に複雑であって、どのような要因がどのように作用し合って生じているか、理解するのが必ずしも容易ではない。これを理解するためには、当面の問題に直接関係がないと思われる要因を思い切って捨象して考えることが有益である。不必要と思われる要因を捨象して残ったものが、経済分析に使われるモデルあるいは理論である。モデル(模型)が実物と異なることは当然であるが、経済学を学び始める者の中のある者は、理論が現実と乖離していることに驚き、経済学への興味を失う。これは学問を始めようとする者にとって極めて不幸なことであると思われるが、かなり多くの者に観察されるようである。これは一種のアレルギー反応といえるものであり、理論の理解と共に消失する。
経済理論は、他の学科目と同様、ただ講義を聴くという受動的姿勢では理解できないし、したがって興味を持つことができない。
この自由研究セミナーでは、ミクロ経済学の主要項目について演習型式で理解を深めることを目指す。将来、経済理論を研究することを志す者、経済理論を応用して経済分析を行うことを志す者、努力を惜しまない者の参加を期待する。
教科書:H. R. Varian, Intermediate Microeconomics, Norton (5th Edition ), 1999.
参考書:必要に応じて指示する。
講義一覧へ