ファイナンス数学II〔秋学期〕


戸瀬 信之

 前期の「ファイナンス数学I」で準備した内容をもとに、金融工学の初歩の核心部分を教える。それは、ヨーロピアン・オプションの価値付けに関するブラック・ショールズ・モデルの解説に相当する。
 最初に、前期で学んだ確率過程の内容を復習して、さらに確率積分や伊藤の公式について解説する。そして、オプションの制度的な解説のあとにブラック・ショールズ・モデルについて説明する。

内容
(1)確率過程とランダム・ウォーク、ブラウン運動

(2)確率積分と伊藤の公式

(3)オプションとブラック・ショールズ・モデル


予備知識
 1年生のとき学ぶ「微分積分」と「線形代数」。2年で学ぶ「統計学」の内容も授業に現れるが、これに関しては予備知識を必要としない。必要な積分に関しても、丁寧に教えるつもりである。

参考書:
蓑谷「よくわかるブラック・ショールズ・モデル」東洋経済新報社
P. Wilmott et al. : The Mathematics of Financial Derivatives, A Student Introduction, Cambridge University Press.(2002年初頭、翻訳が公刊予定。)


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