経済と環境〔春学期〕(99学則・95学則)


山口 光恒
福山 欣司

 環境問題はグローバルな問題であると共に、自然科学・社会科学が協力して取り組まねば改善は困難な問題である。
 こうした認識の下で本講座では生物学と経済学の視点から、現在発生している地球規模の環境問題に関する学生諸君の理解を高めることを目的としている。また、三田には環境経済に関する専門科目がいくつかあるが、そうした講義への導入部分を担うとの目的もある。
 内容はおよそ下記の通りである。尚、講義の順序には若干の入れ替えがあり得る。また、後半については温暖化に関する国際交渉の成り行きによっては内容の入れ替えを行う。

1 生物多様性

2 自然システムその1(生物をとりまく物理的環境と生態系)

3 自然システムその2(自然システムの人為的撹乱)

4 地球環境問題に対する経済的見方

5 環境政策の目標

6 環境政策の手法

7 廃棄物問題その1(拡大生産者責任)

8 廃棄物問題その2ケーススタディ(家電・自動車)

9 環境ラベル

10 自由貿易と環境保護の両立

11 地球サミット

12 京都議定書と日本


学生への要望
 遅刻・私語は厳禁である。講義の緊張感に影響を与え、結果として講義の質が落ち、聴講している学生に迷惑が及ぶ。

教科書:なし

参考文献:
地球環境問題全般
・「地球データブック1999- 2000」ワールドウォッチ研究所 ダイヤモンド社1999年
・「地球白書1999- 2000」ワールドウォッチ研究所 ダイヤモンド社1999年
・「地球環境報告」石弘之著 岩波書店1998年
・「地球環境問題とは何か」米本昌平著 岩波書店1994年
・「限界を超えて」ドネラ・メドウズ他著 ダイヤモンド社1992年
生物多様性
・「生命の多様性」E.O.ウィルソン 岩波書店1995年
・「生物多様性」堂本暁子著 岩波書店1995年
・「生物の保護はなぜ必要か」ウォルター・リード、ケント・ミラー著 ダイヤモンド社1992年
・「絶滅の予言」五十嵐享平他著 情報センター出版局1992年
・「多様な生物との共生をめざして―生物多様性国家戦略」環境庁編 大蔵省印刷局1996年
生態系の人的撹乱
・「生態と環境」松本忠夫著 岩波書店1993年
・「保全生物学」樋口広芳著 東京大学出版会1996年
・「保全生態学入門」鴬谷いづみ、矢原徹一著 文一総合出版1996年
・「メス化する自然」デボラ・キャドバリー著 集英社1998年
・「奪われし未来」シーア・コルボーン他著 翔泳社1997年
・「環境ホルモンを考える」井口泰泉著 岩波書店1999年
経済及び企業の観点から
・「地球環境問題と企業」山口光恒 岩波書店2000年
・「グッズとバッズの経済学」細田衛士 東洋経済新報社1999年
・「地球環境と成長」F .ケアンクロス 東洋経済新報社1992年


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