欧米経済史・日本経済史


教授 杉山 伸也

(1)春学期2単位・講義
(2)本講義では,徳川幕府成立期から19世紀末までの近代日本における経済発展の基礎的諸条件とそのメカニズムについて概説的に考察する。講義は,以下のトピックを中心に,最近の論争も紹介しながら行う予定である。

(a)日本経済史へのアプローチ:最近の研究動向
(b)徳川(江戸)時代の経済システムと「鎖国」体制
(c)徳川幕府の財政・経済政策:17〜18世紀前半期の政治と経済
(d)徳川時代の農業発展と商業的農業の展開
(e)徳川期における市場経済の進展
(f)幕末「開港」の国内的・国際的背景と経済的影響
(g)明治政府の財政・経済政策:「由利財政」から「大隈財政」へ
(h)「大隈財政」から「松方財政」へ:1870年代の政治と経済
(i)「松方財政」から「企業勃興」期へ
(j)「日清戦後経営」と条約改正

 成績は,試験により評価する。試験は出席・レポート提出等規定の条件をみたした受講生だけが対象となる。学部との併設科目であるので,春・秋学期通して受講することが望ましい。

〈参考文献〉
梅村又次他編『日本経済史』1〜4巻,岩波書店
中村隆英『日本経済』(第3版)東大出版会
安藤良雄編『近代日本経済史要覧』(第2版)東大出版会


講義一覧へ