研 究 会


教授 山口 光恒

1)
 現在地球規模での最大の環境問題である温暖化問題について,1997年12月の京都会議(気候変動枠組み条約第3回締約国会議)で温室効果ガス削減の大枠が決定し,2001年11月の第7回締約国会議で合意が成立し,京都議定書批准が現実のものとなりつつある。温室効果ガス削減の効率的な解決には炭素税,排出権取引,共同実施(joint implementation)等いわゆる経済的手法に加えて,近年は企業の自主的努力,産業界と政府のパートナーシップといわれる政策手段が注目を浴びている。この他,さらに大きな問題として途上国での削減問題がある。当研究会ではこのような情勢を最新かつオリジナルな資料で追いつつ,我が国としての最善の対処策を考える。

2)
 温暖化と並ぶ緊急課題は廃棄物問題である。日本でも2000年に制定された環境関連法6つのうち,5つが廃棄物問題に関わるものである。国際的にもOECD で拡大生産者責任(EPR) の論議が進み,EU では自動車にこの原則が適用され,電気機器に対してこの原則が適用されようとしている。こうした廃棄物問題についても国際的動向を踏まえ,掘り下げた検討を行う。

3)
 現在日本の若者に求められているのは,自らの経験と知識で思考し,世界に対してグランドデザインを提示していく能力である。国際会議で日本のこうした役割が期待されながら,それに応じられないケースがあまりにも多い。研究会での討論を通じ少しでもこうした学生を増やしたいと考えている。また,極力現地を見,内・外の人との接触を図ることで,社会に受け入れられる提言を行う訓練をする積もりである。海外の大学との交流については状況が整えば実施する。

 問題意識とやる気があり,礼儀正しい学生を歓迎する。かなりの英語力を必要とする。学生との連絡は全てE- メールで行う。なお,遅刻は厳禁,無断欠席3回で自動的に除名とする。



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