現代日本社会思想史(秋学期)
本講義の目的は日本における「社会主義思想」の「導入と展開」に関する史的考察を通して現代日本における社会思想の理解を深めることにある。講義を進めるに際して,「時代区分」,「講義細目」,及び「参考文献」を掲げておく。
- I. 1912年(大正元)〜1919年(大正8)
- ―「冬の時代」と第一次大戦―
- 1.友愛会とその時代
- 2.ロシア革命と米騒動―第一次世界大戦下の動向
- 3.大正デモクラシーの潮流
- 4.「社会思想」の全面的展開
- II. 1919年(大正8)〜1926年(昭和元)
- 1.社会主義同盟の結成
- 2.「アナ・ボル」論争
- 3.日本共産党の創立
- 4.総同盟の分裂
- III. 1926年(昭和元)〜1931年(昭和6)
- ―普通選挙と社会主義―
- 1.「無産政党」と社会主義運動
- 2.「左派」と「右派」の対立―日本社会主義の原型をめぐる問題―
- 3.「労農派」の結集
- 4.「3・15」事件
- IV. 1932年(昭和7)〜1945年(昭和20)
- ―「ファシズム」と「社会主義」―
- 1.コミンテルンと「32年テーゼ」
- 2.日本資本主義論争と「講座派」
- 3.戦時下における日本の抵抗運動
- 4.戦前期日本における社会主義運動と日本の「社会思想」―その「連続性と非連続性」及び「再生と復活」に寄せて―
〔参考文献〕
(1)日本思想百年史編纂委員会編『日本思想百年史』,躍進日本社,1972年
(2)杉原・長編,『日本経済思想史読本』東洋経済新報社,1979年
(3)絲屋寿雄,『日本社会主義運動思想史』(II.III)法政大学出版局,1980年,1982年
(4)小松隆二,『大正自由人物語』岩波書店,1988年
(5)テッサ・モーリス鈴木,『日本の経済思想』岩波書店,1991年
(6)同志社大学人文科学研究所編『戦時下抵抗の研究』I ・II みすず書房1968/’69年
(7)飯田鼎著作集第4巻─日本経済学史研究─お茶の水書房,2000年
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