近代日本社会思想史(春学期)
本講義の目的は日本における「社会主義思想」の「導入と展開」に関する史的考察を通して近代日本における社会思想の理解を深めることにある。
講義を進めるに際して,「時代区分」,「講義細目」,及び「参考文献」を掲げておく。
- I. 1868年(明治元)〜1896年(明治29)―近代社会思想の導入期―
- 1.「社会」,「社会思想」及び「社会主義」概念の導入について
- 2.「東洋社会党」結成前後と「自由民権」運動の思想的系譜
- II. 1896年(明治29)〜1911年(明治44)―「社会問題」と「社会主義」の展開期
- 1.社会問題研究会と社会主義研究会
- 2.社会主義協会の設立とその活動
- 3.社会民主党の結成
- 4.『新社会』と龍渓矢野文雄―「転換期」日本における「社会主義」について―
- 5.明治社会主義の終焉―大逆事件―
〔参考文献〕
(1)石田雄,『明治政治思想史研究』未来社,1977年(12刷)
(2)杉原・長編,『日本経済思想史読本』東洋経済新報社,1979年
(3)絲屋寿雄,『日本社会主義運動思想史』(I) 法政大学出版局,1979年
(4)岡本宏,『日本社会主義研究』成文堂,1988年
(5)中村勝巳編,『受容と変容』みすず書房,1989年
(6)太田雅夫,『初期社会主義史の研究』新泉社,1991年
(7)荻野富士夫,『初期社会主義思想編』不二出版,1993年
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