世界経済論
名誉教授 深海 博明
世界経済は,魅惑的かつ重要性を増しつつある研究分野であるが,広範なかつなお発展途上にある分野であり,しかも現実の世界経済は大きな構造的転換期にある。それだけに研究対象・方法等について焦点をしぼって考慮する必要がある。
本講義では,相互依存関係を顕著に増大しつつあるが,同時に現実には激しく変動し展開しつつある世界経済の持続可能な発展ないし真の福祉の増大を基本的目標とし,そのための前提として,国際経済関係ないし世界経済現象の,歴史的・実証的・理論的な分析をこころみる。時期的には第二次大戦後の現代世界経済を中心として,現実的展開と密着しながらも,それを一つの論理の筋を通して把握することに重点をおく。
- この観点から本講義は,大体次の構成をとる予定である。
- I 世界経済の概念と研究の体系・内容
- II 世界経済の形成と発展
- III 現代世界経済の総括的分析
- 1.第二次大戦後の世界経済の展開と特徴
- 2.現代世界経済の構造と主要問題点
- 3.把握のための基礎的理論・考え方
- IV 現代世界経済の個別的分析
- 貿易,為替・国際金融,直接投資・国際企業,資源・エネルギー・環境問題,南北問題,東側の変革と西側の対応等
- V 結論と展望
なお,講義の都度,講義の項目と関連資料を配布するし,必要に応じて文献を指示する。なお参考文献として,深海博明編著『国際経済論』(八千代出版)1999年を使用する予定である。
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