経済学史I
資本制生産様式の経済法則の解明としての政治経済学および経済思想の歴史を,主にその成立,展開とその批判に焦点をあてて講ずるが,経済学と民族,諸階級,社会・経済体制とその変動などの現代の諸問題との関わりにも関心の目を向け,私達をとりまく世界の諸問題に過去の経済学説がどのような光をあててくれるのかを,諸君とともに考えながら講義をすすめたい。
- 1.経済学史の課題と方法。経済学史をどこから始めるか。
- 2.重商主義の経済思想
- 3.重農学派
- 4.アダム・スミス,デーヴィッド・リカードゥを中心とする古典派経済学
- 5.古典学派の継承とその批判
- 6.初期の社会主義と経済学の国民的傾向
- 7.マルクスの経済学とマルクス主義の普及
- 8.経済思想と今日の諸問題
ほぼ,以上の内容の講義を通年で行う予定であるが,学習の理解を深める上で,私の担当の特殊科目『東欧・ロシア社会経済思想史』を履修可能な人には履修を勧めたい。
[参考文献]
(1)内田義彦著『経済学史講義』未来社,1968年,または『内田義彦著作集』(第2巻)岩波書店,1989年,2001年より増刷
(2)早坂忠編著『経済学史―経済学の生誕から現代まで―』ミネルヴァ書房,1989年
(3)馬渡尚憲著『経済学史』有斐閣,1997年
(4)高橋誠一郎著『経済学史略』慶應出版社,昭和27年
これらは,あくまで参考文献であり,諸君自らが,古典文献を読まれることが何より大切である。
なお,他に必要な文献等は,授業中に適宜指示する予定である。
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