マクロ経済学II
この講義は,マクロ経済学の中でも経済動学とよばれるものを対象とする。具体的には経済活動のマクロ指標としてのGDP がどのような要因によって,拡大・成長をしたり変動したりするかを扱う。講義では,実際の経済変動データの特性を概観した後,標準的な国民所得決定の理論を動態的に拡張しながら講義を進める。さらに,その後最近のマクロ経済学の展開をカバーする予定である。
講義の内容は以下の通りである。
1.経済の変動の実際
(a)戦後日本経済の動き
(b)成長と変動の要因
2.国民所得論から成長理論へ
(a)ハロッド・ドーマー理論
(b)新古典派成長理論
3.成長理論の新展開
(a)技術進歩と成長
(b)内生的成長理論の意義と限界
4.経済変動の様々な理論をめぐって
(a)ヒックス・サミュエルソン理論
(b)非線形投資関数モデルいろいろ
(c)カオス理論の応用とその周辺
(d)均衡景気循環の展開と破綻
(e)実景気循環
なお,講義ノートや資料,データをインターネット上の次のURL で公開する予定である。http://www.econ.keio.ac.jp/staff/ito/lecture
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