研究会
[3年生(土曜日1時限目)]
4月から6月には,「国際金融論」「中央政府と地方政府の関係」「計量経済学」「財政政策」の基礎的な勉強を行う。為替の決定理論,わが国の中央・地方政府の関係,TSPを使った計量分析とデータ処理方法について勉強する。7月から1月にかけて,いくつかのテーマに分かれて研究を進める。
(i) わが国の財政支出の変遷
(ii) 金融政策反応関数の計測とわが国の金融政策の目標
(iii)地方交付税制度の見直し
(iv) アメリカ・ヨーロッパ・アジアの資金循環
(v) 金融セクターを含むマクロ計量モデル
(vi) 大量国債の原因とそのマクロ経済効果
などのテーマについて,個別研究を行い,計量経済分析の方法を学ぶ予定。
参考文献としては,以下のようなものがあるが,詳細は,講義で説明する。
・吉野・中島編『公共投資の経済効果』(日本評論社,1999年)
・総務省『地方財政白書』,財務省『日本の財政』
・吉野・高橋編『パソコン計量経済学入門』(多賀出版)
・河合正弘『国際金融論』(東京大学出版会)
[4年生(土曜日2時限目)]
個別のテーマに沿って,卒業論文のための準備を春学期は行う。テーマとしては,
(i) 金融機関の行動分析
(ii) マクロ計量モデルの構築
(iii)金融・財政政策の有効性
(iv) わが国の年金市場
(v) 技術革新の生産効果
(vi) 景気循環の要因分解
などである。秋からは,各自のテーマに基づいて卒業論文の報告を行いながら,論文を完成させる。
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