社会政策論
〔主題〕
近代の経済社会と人々の生活とのズレが,社会問題として浮かび上がり,それらが近代国家の政策として整序される過程を,日本の社会政策を中心に振り返るとともに,今日の政策環境の変容についても考えてみたい。
- 〔講義予定〕
- I.社会政策の性格
- 1.年間計画と講義の進め方
2.社会政策とは何か
3.社会政策の領域
4.現行制度の枠組み
- II.歴史的展開と社会問題
- 5.社会政策の歴史「理論」
6.生活促進としての社会政策
7.生活保障としての社会政策
8.生活関係をめぐる社会政策
9.社会問題の近代的構図
10.近代構図の変容と現在
11.社会問題に関する文献
─春学期リポートの説明
- III.社会政策の画期
- 12.Bismarckの社会保険
13.最初のSocial Security Act
14.社会調査の原型と姿勢
15.Beveridge Plan の特徴
- IV.今日にいたる日本の社会政策
- 16.近代救貧制度の変遷
17.生活保護の動向と現在
18.工場法の成立と「労働組合法」の流産
19.医療保険と公的年金の原型
20.戦後確立期の社会政策
21.高度成長と社会政策の拡充
22.「制度改革」期の社会政策
- V.変容する社会政策
- 23.政策環境の変容
24.近代家族と社会政策
25.少子・高齢社会と社会政策
- 〔テキスト等〕
- 開講時に指示する。
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