自由研究セミナー〔秋学期〕
「応用ミクロ経済学」


玉田 康成

 この自由研究セミナーでは、ミクロ経済学、とくにゲーム理論をもちいて、実際の経済現象や経営問題を理解・分析することを目的とします。ゲーム理論は経済主体の行動・意思決定原理やその帰結を説明するものであり、その応用範囲は広く、また強力な分析ツールとなります。例えば、実務の世界においても、価格付け、交渉、インセンティヴの問題、競争入札への参加と戦略など、その分析においてゲーム理論が有益なアイデアを与えてくれる局面を数多く想起できます。そのような経済・経営問題の理論的な理解は、高度に戦略的な現実経済において指針を与えてくれるでしょう。
 授業の進行はテキストの輪読を基本とします。受講者は割り当てられた部分を報告し、講師が必要に応じて補足説明をおこないます。そして、受講者の積極的な議論によって深い理解の浸透を目指します。講師が補足説明を加えるので予備的な知識は不要ですが、経済問題や経済現象の理論的分析に関心がある受講者を希望します。より詳しい説明は、初回の授業にておこないます。

 教科書:ジョン・マクミラン『経営戦略のゲーム理論』、有斐閣、1995。
 参考書:適宜指示します。




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