自由研究セミナー
「二十世紀前衛芸術とシュルレアリスム」


田中 淳一

 二十世紀の文学・芸術は、既成の価値を否定しながら前進しつづける「前衛」精神に駆り立てられてきた観があります。なかでも単に文学・芸術だけでなく人間精神のあらゆる領域を変革することを目指したシュルレアリスムは現代の思想や政治にまでかかわりをもちつづけ、その波紋は今も思わぬところにまで残っています。
 このセミナーは、文学、美術、写真、映画などの好きな人を対象にして、シュルレアリスムをはじめとする前衛芸術をもっとよく知り、そこから今日の自分の関心事にも通じる問題点を再発見することを目的とします。
 まずはアンドレ・ブルトン『ナジャ』(白水ブックス)という小説を全員が読み、自由に討論することからはじめます。その後は各人(私も含め)の関心に応じてテーマを分担し、交代で発表をしてもらいますが、時にはシュルレアリスム的なゲームを試したり、古い映画を見たり、といった脱線もありうるでしょう。また、セミナーの運営そのものについても参加者のアイディアを歓迎します。

 教科書:なし
 参考書:授業中に紹介します。




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