自由研究セミナー
「日本の公立芸術ホール研究」
本授業は、現在日吉キャンパスで進行している「地域振興および生涯学習と芸術ホール――日本の公立ホールと米国大学ホールの比較研究」とリンクするもので、商学部の総合教育セミナー(佐藤望君担当)と共催する。
1980年代を中心にわが国では各地で、パーフォーミング・アーツ専用のホールが建設されてきた。これらは、いわゆるバブル景気を背景として発展してきた。しかし、地域の文化の特色をどのように生かし、どのような文化育成を目指すのか、という視点からの検討が欠如していたケースが極めて多く、地域社会との齟齬を招き、各地でいわゆる「箱もの行政」との批判も起きている。そこで、日本の芸術文化行政の現状と今後のあり方に関して学び、考える。
生涯教育、文化ホール運営の研究、市民参加の取り組み、アートマネージメント、ホール運営各分野、事業企画に関する諸資料を使いながら、それぞれ与えられたテーマに従って、発表を行う。研究発表の一環として、特定の施設を選んで、その活動の実地調査を行うこともある。
研究全体の概要については、日吉音楽学研究室ホームページを参照のこと(http://musicology.fbc.hc.cc.keio.ac.jp)。
基本的に毎回参加できるもののみ履修可。評価は、出席回数、発表内容、およびディスカッションなどへのクラス参加意欲等を総合して行う。
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