ラテンアメリカ研究
(コーディネーター)
大久保 教宏
出岡 直也
山本 潤一
横山 和加子
この総合教育科目は、さまざま意味で新しい試みです。本塾では、ラテンアメリカ地域研究の研究・教育体制が大幅に遅れていましたが、地域研究の基礎としてのスペイン語教育の体制が一応整ったことを受けて、学部・キャンパスをこえてラテンアメリカ研究者が一堂に会して開講するのがこの総合科目です。
今年度は初めての試みでもあるため、年間を通じて一貫した統一テーマは設定していません。それぞれ専門分野の異なるスタッフがラテンアメリカ研究のもっとも得意とする分野について講義し、ラテンアメリカを多面的に捉える事を主眼としています。
清水は、総論を担当するほか、インディオ村落調査から見える諸問題について紹介します。
石井は、メディア論の観点から、ラテンアメリカにおけるメディアの役割について、印刷機の導入からコンピュータまで、過去・現在の事例をいくつか通時的にとり上げます。
工藤は、キューバ社会の宗教・音楽・思想の分析を中心に、カリブ世界の文化について考えます。
出岡は、アルゼンチンを中心とするラテンアメリカの現代政治の諸問題について紹介します。
大久保は、ラテンアメリカ史における近代化・国民形成・革命を宗教との関連から概観します。
横山は、植民地時代の都市建設の過程と建築様式を視覚的に紹介しつつ、スペイン統治下のラテンアメリカ社会像を紹介します。
山本は、サパティスタ国民解放軍(EZLN)の闘争と言説を通してグローバリゼーションと地域の変容について考えます。
全員が、最近の現地調査を踏まえたホットな講義を、と考えています。
三田での開講科目ですが、日吉の1、2年生も大歓迎です。今からラテンアメリカの世界に是非接して欲しいものです。
評価は毎回受講生が提出するコメントを基礎にします。
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