研究会
情報通信産業を素材として,計量経済分析の基礎と応用を学ぶ。まず,最初の3ヶ月は徹底したトレーニングで,基礎となる手法を身につける。理論で学んだことをすぐに実際に計算することを通じて,分析方法を「身体で」覚えてもらう。そもそも,学習というものは,あのとき徹夜して統計ソフトを書いたとか,係数の意味について友人とさんざん議論したということがないとなかなか身に付かないものである。本研究会でもそんな感じを目指したい。
あわせて,分析の対象である情報通信産業について,最近の知見を集めた論文や報告を読むとともに基礎となるミクロ経済学の学習を行なう。そこから仮説を導き出し,簡単な実証に結びつけるように工夫する。情報通信産業は,電話会社の分解,インターネットの急成長,シリコンバレーの隆盛など急激な変化が続いている分野で,重要であるのに分析例は少ない。既存の研究例が少ない分,自分の頭で考えて仮説を考えることができる。特に,インターネットに関する個別知識などでは学生の方が先生より優る面もあるわけで,意欲的な学生の参加を期待したい。
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