演習 木曜日1時限
社会主義国が次々に崩壊したことによって,経済体制という言葉がつかわれなくなってきている。かつて資本主義と社会主義との比較,共産主義の可能性について盛んに議論されたのと好対象である。一方,法律や慣習などの経済の制度面についての研究が盛んにおこなわれるようになってきている。使う用語こそちがえ,かつての経済体制論と最近の制度の理論分析とは同じ問題意識に基づいていると考えられる。単純な価格のメカニズムではとらえきれない経済現象の理解,市場取引だけに基づかない制度の設計等が理論の対象になっている点では共通だからである。この授業では,経済体制の伝統理論と最近の理論とを総合的に理解することを目的にする。伝統理論として「村上他著,経済体制論,岩波書店,1973年」,最近の理論の代表として「青木他編著,市場の役割国家の役割,東洋経済新報社,1999年」などを取り上げる予定でいる。具体的な授業のすすめかたは参加者の人数次第で決めることにする。くわしい情報を
http://www.econ.keio.ac.jp/staff/tets/kougi/enshu2000/enshu2000.html
に掲載する。参考にしていただきたい。
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