近世日本と東アジア


教授 柳沢 遊


 20世紀前半期における日本企業の中国諸都市への進出動態,在華居留民経済の構造と展開,在華日本人社会の歴史的特質,戦時体制下の在華日本人財界などを資料にもとづいて実証的に考察し,日本帝国主義の中国軍事侵略の論理を,社会経済史側面から解明していくことをめざしている。講義項目は次の通りである。
 1.はじめに
―20世紀史のなかの日中経済関係史―

 2.帝国主義体制の構築と東アジア諸地域
 3.日露戦争後の日本人の「満州」進出
 4.第1次大戦期の経済発展
―大連バブル経済の膨張―

 5.「慢性不況」下の大連・青島経済
 6.「満州国」体制下の大連日本人社会
 7.日本帝国主義の崩壊と東アジアの再生・激動
 8.日本人の引揚過程
  ―戦後日本人にとっての「東アジア」―
 本講義のテキストは,柳沢遊『日本人の植民地経験―大連日本人商工業者の歴史―』(青木書店,1999年)である。参考文献については,講義の中で指示する予定。


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