日本経済システム論(春学期集中)
以下のような項目で,日本の経済システムの制度的特質とその抱える政策的課題を,現代経済学の立場から考察する。講義計画のうち,ミクロ的な議論が3分の2,マクロ的な議論が3分の1を構成することになる。
1.分析視角
I.経済学的準備(I)
2.リスク・シェアリング
3.契約と誘因両立性
4.企業の理論
II.日本の企業システム
5.日本の企業組織
6.日本的雇用慣行
7.リーン生産方式
8.系列と長期取引
9.株式持ち合い
10.メイン・バンク制
III.市場経済の制度的基盤
11.市場と政府活動
12.日本の政策決定過程
13.税制と制度間競争
14.社会保障制度
15.資本市場
16.決済システム
IV.経済学的準備(II)
17.2つのマクロ経済学
18.新しい経済成長論
V.日本経済のマクロ的諸側面
19.貯蓄行動
20.投資行動
21.財政活動
22.経常収支
23.マネー・サプライ
24.日本経済の課題
講義内容をすべてカバーするテキストは存在しないが,前半部分の基礎となる考え方については,青木昌彦・奥野正寛編著『経済システムの比較制度分析』東京大学出版会,1996年を参考にされたい。
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