産業組織論(秋学期集中)


教授 中澤 敏明


 産業組織論Industrial Organization は,価格理論と同様に市場競争にかかわる分野であるが,より産業の特性に顧慮を払う学問体系として成立しており,このために独自の名を冠している。内容的には,独禁法の規制(私的独占・カルテル・不公正な取引・合併等)の裏にあるべき理論や実証研究を中核とするものととらえるとイメージしやすい。現在,日本経済をいかに再構築すべきか多いに議論が行われている。傾向としては,市場原理主義的な主張が強いが,それが経済学の所産の全てではない。I.O.の分野にも,いくつかの学派と称されるものがあり,その主張はしばしば鋭角的に対立して来た。本講では,その基本的なテーマについて解説し,学生各自の市場観・競争観の形成に資するものとしたいと考える。秋学期集中の講義となる。(1)産業組織論の体系(集中・合併・製品差別・参入・R&D)(2)独禁法の規定とI.O.(3)産業のライフ・サイクル参考書については後日説明。


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