経済政策論
(1) 秋学期2単位・講義
(2) 世界的大競争という潮流のなか,日本では規制・税制・市場等制度面において市場競争重視の観点からのシステム移行が広範囲に進行しており,同時に実体面でも金融・情報通信等を中心に産業構造が急速に変化している。こうした改革や変化の底流では個人の能力やエネルギーを大規模組織や大集団の力として結集するシステム(集団主義)に代わり,個人や小集団の自立と価値動機に基づくシステム(個人主義)への指向が見られる。講義の目標は,内外の制度やシステム変動の事例とそれに関する評価・分析をとりあげ,経済学的な観点を中心にしつつも,法・政治システムとの関わりも含め学際的視点から検討を進めることにある。今年度の具体的内容としては,情報通信および関連産業における規制緩和とネットワークの発展が産業構造の変化を促している点に着目して,関連する経済規制改革,ネットワークの発展と電子取引の理論的・実際的検討等を扱う予定である。なお下記の文献は99年度で取り上げたものである。今年度の教材については授業開始の時点で指定する。
(5) ミルグロム=ロバーツ「組織の経済学」NTT出版,1997.
Bailey et.al, Internet Economics, 1997, MIT Press.
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