経済数学II「経済学のための基礎数学」


中山 幹夫


 この講義の目的は、確率、凸解析およびゲーム理論などの初歩を学ぶことによって、経済学で必要な数理的思考法や分析力を身につけることである。以下のような内容を予定している。
 1.確率
・確率測度、事象、条件付き確率、ベイズの定理
・くじ、確率変数、期待値

 2.NM効用関数
・合理的選好関係
・St.ペテルスブルグの逆説、期待効用
・リスクプレミアム、危険回避

 3.行列ゲーム
・利得関数、利得行列、ゼロ和ゲーム
・純粋戦略、マックスミニ戦略、ミニマックス戦略、鞍点、ミニマックス定理

 4.凸性
・凸結合、凸集合、支持超平面、分離定理
・凹関数、凸関数、アファイン関数

 5.双行列ゲーム
・非ゼロ和ゲーム、ナッシュ均衡、支配戦略
・混合戦略、鞍点とナッシュ均衡

 6.ナッシュ均衡の存在定理
・コンパクト性、連続関数、ブラウワーの不動点定理


 成績は、期末(冬)テストのほかに、出席や演習問題、小テストなどの結果を参考にして評価する。教科書は使用せず、適宜、コピーを配布する。


講義一覧へ