自由研究セミナー
「写真への接近」
1839年に写真が発明されてから今年で160年になる。写真は飛躍的な進歩をとげ、今や私たちはあたりまえのように多くの写真にとりまかれている。氾濫する写真は、我々の世界のとらえ方にまで少なからぬ影響を与えている。そして誰もが、写真を撮り、撮られた経験をもっている。しかしその「写真」とは一体何なのだろうか。そのことを具体的に考えるために、自分で撮影しそれを他人に見せる、あるいは他人が撮影したものを見るという行為と、写真の様々なありようの考察とを、意識的に並行して行ってみよう。写真史を概観することもその助けとなるだろうし、写真家たちの作品にふれることも必要になるだろう。ただし、写真についての知識や体験は問わない。授業中に写真集やスライドは活用するが、自分で写真展に出かけたりカメラを手にして歩いたりする実践作業の好きな人、議論しながら考えることの好きな人を歓迎する。秋学期には、メンバー各自の選んだ課題について、研究発表をしてもらうことも予定している。
教科書
『現代写真・入門』飯沢耕太郎他著(JICC 出版)
その他
参加者によってつくられていくセミナーなので、当然ながら毎回出席可能であることが前提である。
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