自由研究セミナー
「バリアフリー社会を目指して」
心身が健康な人にとって特別な理由がない限り「障害」ということを意識することは少ないと思う。しかし、心身が健康であるのは誰にとっても一時的なこと(Tempolary Able Body;TAB )なのである。私達は病気や事故等の偶発的な要因だけでなく、老化というすべての人に確実に襲いかかってくる事実によって「障害」をもつことがありうるのである。この意味で「障害」は身近な問題であり、「障害」をもっている人にも住みよい社会を創っていくことは、すべての人にとって大切な課題なのであると言える。ところが、現状の社会では、「障害」があると多くのバリア(障壁)に遭遇する。例えば、段差や階段があるために足の不自由な人が移動できなかったり、ATM や券売機がタッチパネルでしか操作できないために目の不自由な人には利用できなかったりする(物理的バリア)。また、必要な情報にアクセスできなかったり(文化・情報面のバリア)、参加を制限されたり(制度上のバリア)、対等に扱ってもらえなかったり(心のバリア)することがある。
このセミナーでは、健康な人も障害のある人も、すべての人が快適に生活できる「バリアフリー(バリアのない)社会」を実現するために必要な事項について学んでいく。毎回、障害者やボランティア等をゲストに迎え、具体的で実践的なディスカッションを行う。また、障害のある状態を疑似体験することで障害者や高齢者の立場を共感的に理解するような実習も行う。より理想的な社会を創っていきたいという意欲のある学生の参加を期待する。
教科書:なし
参考書:適宜紹介する
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