自由研究セミナー
「現代社会における医学・医療の問題」


鈴木 晃仁


 20世紀に入って医学は目覚ましい進歩をとげました。高度な診断・治療技術、整備された公衆衛生、外科手術の劇的な改善……と枚挙にいとまがないほどの達成を上げることができます。しかしその一方で医学と医療のあり方が、現代ほど広範な批判の対象になってる時代もありません。大病院でのルーティン化された診療、人体実験、「優生学」の復活……などがすぐ頭に浮かびます。この授業では、こういった問題がどのように発生し、どのような議論がされているのか、というベーシックな知識を身につけることを目標にして、基本文献を数多く読みこなしていきます。また大学生活に必要な、本を読み、資料を探し、議論を組み立て、ディスカッションをする基本的なスキルもこの授業を通じて身につくようにコースを設計しますので、大学での勉強の仕方を知りたい、という新入生の皆さんも参加して下さい。

教科書
米本昌平『先端医療革命』(中央公論新社)
村上陽一郎『医療』(ちくま書房)


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