農業経済論
現代の農業問題は大きく分けて二つの問題からなっている。「食糧問題」と「農業調整問題」である。
単純化していえば,前者は食糧生産の不足の問題であり,後者は食糧生産の過剰の問題である。日本をはじめとする先進国が後者に悩まされ,開発途上国が前者に直面していることは周知であろう。また,近年には,環境問題との関わりから,農業問題への関心がましている。そこで,この講義では以下のような内容を論じていきたい。
1.農学・生態学の基礎
2.食糧問題と農業調整問題
3.資本主義の発展と農業
4.日本の農業
a.日本農業の特質
b.食糧問題から農業調整問題へ
5.環境と農業
[参考書]
詳細は授業中に指示するが,最も基本的な文献をあげておく。
・速水佑次郎『農業経済論』(岩波・1986)
・瀬戸昌之『生態系』(有斐閣ブックス・1992)
・寺出道雄『資本蓄積論』(慶應義塾大学出版会・1996)
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