国際金融論 95〜
この講義の目的は二つある。まず国際金融論の基礎的な概念および分析枠組みを説明すること,それからそれらを用いて国際マクロ経済学上の諸問題の理解を深めることである。
マクロ経済学とミクロ経済学の基礎をきちんと理解していることを前提とし,以下の内容を講義する。
1.閉鎖経済と開放経済のマクロモデル
IS−LMモデル
総供給関数と総需要関数
開放経済モデルに固有の概念
国際収支
為替レート
金利裁定条件
2.為替レートの決定理論
弾力性アプローチ
アブソープションアプローチ
アセットアプローチ
マーシャルラーナーの条件
3.開放マクロ経済の分析
マンデル フレミング モデル
政策の有効性とティンバーゲンの定理
波及効果と経済の相互依存
4.国際的相互依存と為替レート体制
カンゾネリ ヘンダーソン モデル
国際的相互依存の理論と実証
為替レート体制との関連
[参考文献]
・深尾光洋『実践ゼミナール 国際金融』
東洋経済新報社 1990
・須田美矢子『国際マクロ経済学』
日本経済新聞社 1988
・浜田宏一『国際金融の政治経済学』
創文社 1979
・高木信二『為替レート変動と国際通貨制度』
東洋経済新報社 1989
・河合正弘 他『国際政策協調の経済学』
経済セミナー 1988−89
・嘉治佐保子『欧州経済通貨同盟』
三菱経済研究所 1994
・Canzoneri, M.and D.Henderson
Monetary Policy in Interdependent Economies MIT Press, 1991
・Giavazzi, F.and A.Giovannini
Limiting Exchange Rate Flexibility, The European Monetary System MIT Press, 1989他。
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