計量経済学I 95〜
計量経済学 91・92 93・94
「計量経済学の方法とその応用」
計量経済学(Econometrics)とは経済理論が拠って立つ様々な仮説を観察可能なデータを用いて検証し,その結果を政策等に援用する極めて実践的な研究分野である。本講義では,観察される標本データに対してどのように理論的解釈をおこない,如何なる方法を適用するべきなのか等の方法論を解説した後に,実際の分析事例を紹介しながら計量経済学がいかに応用できるのかについて講義する。授業では,TSP等のパッケージを利用した実習も行う予定である。
[春学期]計量経済学方法論
1.実証科学の方法とは
2.資料の発生メカニズム
3.構造方程式と識別問題
4.計量経済学の方法
(1)統計学の基礎(2)最小2乗法とその特性(3)回帰診断(系列相関,分散不均一性,同時性,構造変化など)(4)新しい手法(時系列分析,システム推計,離散選択モデルなど)
[秋学期]計量経済学の応用
1.国民経済計算
2.産業連関分析
3.生産者行動の実証分析
(1)生産者の最適化行動(2)生産技術の特定化(3)総要素生産性(4)その他(労働需要,投資関数,社会資本の最適性など)
4.消費者行動の実証分析
(1)消費者行動の理論(2)消費関数(3)財別需要関数(4)その他(資産需要,子供需要,医療需要など)
5.市場の実証分析
(1)市場均衡の諸概念(2)部分均衡モデル(3)不均衡モデル(4)マクロ計量モデル(5)一般均衡モデル
[教科書]授業中に指示する。
[参考書]
・伴金美・跡田直澄・中村二朗『エコノメトリックス』有斐閣
・蓑谷千凰彦『計量経済学』多賀出版
・中島隆信・吉岡完治『実証経済分析の基礎』慶應義塾大学出版会
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