アメリカ経済史

講師 加藤洋子

 アメリカには,日本とは対照的な多くの側面がある。例えば,「丘の上の町」に代表されるキリスト教の影響や理想主義的傾向,あるいは移民などもその例としてあげられよう。また,西漸運動や奴隷制のように,日本にはないもので,アメリカでも過去のものになっているが,しかし今日のアメリカを語る上で不可欠なものもある。本講義では,こうした日本とは異質の要素が,アメリカの経済発展にどのような影響を与えてきたのかを,植民地時代からのアメリカの経済史をたどるなかで検討してみたい。
 後半では,とくにグローバリゼーションや情報通信革命に焦点をあてる。アメリカ経済史におけるテクノロジーの役割を検討するとともに,上記のアメリカ的要素がグローバリゼーションや情報通信革命にプラスに働くのか,マイナスに働くのか考察したい。

[参考文献]

岡田泰男他編『概説アメリカ経済史』有斐閣
・鈴木圭介編『アメリカ経済史』1,2 東大出版会
・秋元英一『アメリカ経済の歴史1492−1993』東大出版会
・西川純子他編『アメリカ金融史』有斐閣

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