経済数学入門演習問題 Lec WL02, 2021/10/11

I
$p,q,I>0$とします.効用関数 $$ u(x,y)=x^{\frac 13}y^{\frac 23} $$ を制約条件 $$ I-px-qy=0 $$ の下で考えます.停留点を求めて極大点であることを示しましょう.
II
$p,q,I>0$とします.効用関数 $$ u(x,y)=\frac 13\log x+\frac 23\log y $$ を制約条件 $$ I-px-qy=0 $$ の下で考えます.停留点を求めて極大点であることを示しましょう.
III
制約条件 $$ x^2+2y^2-24=0 $$ の下で $$z=x+y$$ を考えます.停留点を求めて極大・極小を判定しましょう.
IV
制約条件 $$ x^2+y^2-1=0 $$ の下で $$z=xy$$ を考えます.停留点を求めて極大・極小を判定しましょう.
V
$u(x,y)=x^{\frac 13}y^{\frac 13}$とします.制約条件 \begin{equation*} u(x,y)=\bar{u} \end{equation*} の下で$f(x,y)=px+qy$を考えます.停留点を求めましょう.
VI
Vによって得られたHiggs型(補償)需要 関数を \begin{equation*} x^*(p,q,\bar{u}),\ y^*(p,q,\bar{u}) \end{equation*} とします.最小支出関数 \begin{equation*} E(p,q,\bar{u})=px^*(p,q,\bar{u})+qy^*(p,q,\bar{u}) \end{equation*} と定めるとき,マッケンジーの補題 \begin{equation*} \frac{\partial E}{\partial p}(p,q,\bar{u})=x^*(p,q,\bar{u}) \end{equation*} \begin{equation*} \frac{\partial E}{\partial q}(p,q,\bar{u})=y^*(p,q,\bar{u}) \end{equation*} が成立することを示しましょう.
VII
VI に引続き,$I-px-qy=0$の下で$u(x,y)=x^{\frac 13}y^{\frac 13}$を最大化 して需要関数 \begin{equation} x(p,q,I)=\frac I{2p},\ y(p,q,I)=\frac I{2q},\ \end{equation} を得たとします.間接効用関数を \begin{equation} v(p,q,I)=u(x(p,q,I),x(p,q,I)) \end{equation} と定めるとき,以下が成立することを具体的に計算して示しましょう.
(1) \begin{equation} x^*(p,q,\bar{u})=x(p,q,E(p,q,\bar{u})) \end{equation}
(2) \begin{equation} x(p,q,I)=x^*(p,q,v(p,q,I)) \end{equation}
(3) \begin{equation} v(p,q,E(p,q,\bar{u}))=\bar{u} \end{equation}
(4) \begin{equation} E(p,q,v(p,q,I))=I \end{equation}